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日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

「蚊帳の外、日本」

2018-05-02 10:00:00 | (全)のブログ
4月27日に歴史的な北南首脳会談が開かれ、同胞たちの感動の声、歓喜の姿を直接取材に赴き、肌で感じてきた私はその余韻にひたりつつ、自分の趣味が情報収集というのもあって、今回の北南首脳会談及び、板門店宣言に対する各国の反応や評価をいろいろなサイトで漁っていた。
するとこんな記事を見つけた。4月28日の東洋経済オンラインでは各国外相の声明や評価を紹介しながら、日本の評価を次のように掲載している。

「外務省は懐疑的だ。声名では『今首脳会談の実現に至るまでの韓国政府の努力を賞賛する』としながらも、『<北>朝鮮が、関連安保理決議の規定に則り、生物及び化学兵器を含む全ての大量破壊兵器並びにあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法による廃棄に向け、具体的な行動をとることをわが国としては強く期待します』と強い表現を用いている。」

私が注目したのは次の点だ。
「<北>朝鮮が、関連安保理決議の規定に則り、生物及び化学兵器を含む全ての大量破壊兵器並びにあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な法による廃棄に向け、具体的な行動をとることをわが国としては強く期待します」

先日、大学時代ゼミでお世話になった先生に紹介してもらった記事が、私の注目した部分を考えるうえで参考になる部分が多かった。

紹介してもらったのは、雑誌『世界』2018年4月号に掲載している、梅林宏道氏の「朝鮮半島において国連憲章を実現せよ」という記事であった。
同氏はこの記事で、朝鮮に対する安保理制裁決議について国連憲章の精神と関連付けて批評している。
そして、記事の最後の部分で、最新の朝鮮制裁決議(2017年12月22日)には次のような条項を含んでいると指摘している。

「安全保障理事会は朝鮮半島及び広く北東アジアの平和と安定を維持することの重要さを
改めて表明する。そして、状況を平和的、外交的、及び、政治的に解決するという誓約を表明するとともに理事国メンバーはもちろんその他の国々によって行われている対話を通しての平和的かつ包括的解決の努力を歓迎する。また、朝鮮半島及び、それを超える地域における緊張緩和のために努力することの重要さを強調する」。

梅林氏は他国に制裁履行を迫り、朝鮮との交渉は無意味である、軍事力を含む全てのオプションがあるとしかいわない安倍首相は、自ら安保理決議に違反していると指摘しつつ、こういった制裁決議の条項を報道しないメディアについても批判している。

このように、私が注目した部分と梅林氏の主張を照らし合わせてみると、日本政府がいかに矛盾に満ちているかがわかる。
得意分野は「外交」と標榜する安倍首相だが、激動する朝鮮半島情勢にひとつもついていけず、「蚊帳の外、日本」のみが浮き彫りになる毎日だ。(全)

ついに、今週の金曜日

2018-04-23 10:03:59 | (全)のブログ

最近、朝鮮半島を取り巻く国際情勢が劇的に変化している。
大学時代、国際政治を専攻していた自分は今の国際情勢の変化が面白くてたまらない。

平昌五輪を契機とした北南関係の改善と、その結実としての今週の金曜日にひらかれる北南首脳会談。
2000年の6.15共同宣言と、2007年の10.4宣言は私が5歳と12歳のときだった。
そのころはなんかすごいことが起きてるんだな~て思っていただけで、後からその二つの宣言を勉強して、その意義がわかった。
しかし、今回の首脳会談はある程度の知識も備えたうえで迎える。どんなことが討議されて、どんなふうに朝鮮半島が沸き、在日同胞社会が盛り上がるのか楽しみでたまらない。
また、今回の首脳会談を自分の観点から分析するのもひとつの楽しみだ。

2007年の10.4宣言から考えると11年。11年の間、北南間ではいろいろなことがあった。その紆余曲折を経て、4.27首脳会談が開かれる。
第二の6.15時代といわれる今、「統一朝鮮」を担っていく当事者として、これから学び続ける姿勢が大事だなと思った。
機会があれば、ブログで朝鮮半島問題だけでなく、日々激動する国際情勢を解説したいと思う。

そのためには人一倍勉強しなくては!(全)

14年前の思い出

2018-04-12 10:05:07 | (全)のブログ

月刊イオ編集部に配属されてもう二週間ほど経つが、先日ふと自分が小学校低学年のころに、同編集部から取材を受けていたことを思い出した。

あのときの微かな記憶をたどりながらバックナンバーをあさっていた。昔はこんな特集をしていたのか~なんて思いながら見てると、ついに見つけることができた。

『月刊イオ2004年2月号』

いまからなんと14年も前のことである。たしかこんなやりとりがあったと記憶している。

先生 「明日、月刊イオが取材でウリハッキョに来ます。全君、そこでなにか特技ひろうしてください!」

特技なんてなにもないよ~と思いながら、当日はグーしたこぶしをくちのなかにいれるという地味な特技を思い出しそれを披露。吐き気とたたかいながら撮ったこと覚えている。笑 2004年の記憶なんてまったくないのに、イオの取材は覚えていた。

あれから14年。

14年後にまさか自分がイオ編集部にいるなんてあの時は想像もしてなかった。今では自分が月刊イオの記者として、ウリハッキョを取材する側だ。

私が記者になりたいと思い始めたのも、いろいろな記者の姿に憧れて影響をうけたからだ。 今度は自分の姿を通じて、記事を通じて、いろんな人に影響を与えるそんな記者になろうと思った。

果たして14年後はどんな未来が?。。。(全)


新たなスタート

2018-04-03 10:00:00 | (全)のブログ

アンニョンハシムニカ!今年度より朝鮮新報社に入社し、月刊イオ編集部に配属されました。

簡単なプロフィールは↓↓

 

名前: チョン・キイル

出身:愛知県

学歴:豊橋朝鮮初級学校卒、愛知朝鮮中高級学校卒、朝鮮大学校外国語学部英語学科卒

部活:小中高とサッカーしてました。ポジションはサイドバック。

血液型:AB

趣味:野球観戦(生粋の中日ドラゴンズファンです)、ランニング、情報収集

好きな食べ物:焼肉、お好み焼き、甘いもの

嫌いな食べ物:青魚

 

こんな感じです。笑

希望と抱負に満ち溢れて入社しました。優しい先輩方のもと、これから何事も意欲的に取り組んで、読者のみなさまにひとつでも多く私の記事を届けることができたらなと思います!各地に取材行く際はチャルプタッカゲッスニダ!(全)