あぁ、生きた証

日記、献血放浪記、気がついたり考えたりしたこと、地元清水エスパルスについて書いてます。

「悩み」って

2006-05-17 | 雑記・日記
ここのところサッカーばかりの話題になっているので、まぁW杯が近づけば、
そして期間中は、もっぱらサッカー中心の話になるのだろうが、
たまには、ふと感じたことを書くのもいいかなと。


あらゆるメディアで「悩み相談」なるものが、大なり小なりある。
そして誰でも常に悩みを抱えているのかと思う。
(本当に悩んでたら、テレビとかに出られるものなのかなぁ??)

小さな悩みは、ちょっとのことで解消できて、また別の小さな悩みが
湧き出てくるものかなぁと思う。
そして、別に気にしなくてもいいじゃんで済むのかもしれない。

けど本当に悩んでいるというのは、小さなものではなく、自分では
どうにもしようのない悩みなのかなぁと思う。
つまり、自分の身の丈以上で受け止め切れない(解消できない)ものかと思う。

この身の丈以上というところがポイントで、これは時に
時間と共に自分が成長し知識を蓄え、それに対する対処の仕方、スキルを
いつの間にか身に付けてクリア出来る域に達していて、結果として
「何で悩んでいたんだろう」とか「悩んでいたっけなぁ~」で
終わるものかと思う。

また仮に解消できなくても、それが自分にいつまでも重くのし掛かった状態を
回避する術を身に付けることもあるかもしれない。


例えとして相応しいのか分からないが、一例として、自分が高校受験で
悩んでいたとして、まぁ先の見えない不安と受験という目に見えないにもかかわらず
何か確実に自分の目の前に立ちはだかっているものを感じ、(これが日々の
小さな断続的なストレスなのだろうが)、勉強しても成績も大して変化もなく
しかし、一方でやることは沢山あることは分かっているとして、
「うわぁ~~~!」っと逃げ出したくもなるが、受験が済めば、
あの悩みは何処へやら?もう少し時間が経つと、もっと効率的に最小限の
勉強でいくらでも対処できたことに気付く。

そして、同時に大学受験はもっと大変なことにも気付く。

結局、「身の丈を超えている」というのは、自身未曾有の出来事に対して
きちんと処理しようとする(きちんとした結論を出そうとする)が故に
生じる苦しみであり、1度クリアすれば確実に経験から何かしら対処方法を
自然もしくは、それなりに見出すことが出来ているはずである。

という自分も、まだまだこれから沢山初めてのことに出会う訳で、
達観している様な傍らで、何処か小心もののおどおどしている部分が
見え隠れしている。

しかし、今まで生きてきてそれとなく出た結論は「なるようにしかならない」
だと思う。大きな流れの中にミを任せつつ、流れに溺れることなく
自分の目標なりに向かって、ちょっとずつ方向を定めて行くようにしか
ならないのかなぁって。

まぁ、この考え方になったのも、人それぞれ自分の意見があって、それを
頭ごなしに否定されることを嫌う。それを自分と違うからって排除するのも
間違っているし、かといって賛成もしにくいところがある。

だが、そういう意見もある程度にとどめておけば、角も立たなければ
相手の面子も潰れることはない。
事なかれ主義ではないが、敢えて無理に波風は立てず、落とし所があれば
妥協点を見出す程度の構えでいいのかなと思う。
別に見出す必要性も感じないけど。

ただ同時にそこには、自分の中の基準となるハードルを実にフレキシブルに
動かす必要性を伴う。これが相手を許し受け入れられる器量の大きさにも
繋がっていくのかなぁと自分なりに分析している。


ということで、いずれも暇な大学時代にあれこれ考えて見出した
不十分な結論であり、改めて哲学とは暇だからこそ発展した学問なんだろうと
感じるところがある。忙しければこんなこと考えないし。


そういえば、大学入学と共に親元を離れ、親からの干渉はない、
大学のあらゆる講義は自主性を重んじているので出欠も自由。
それまでの雁字搦めの生活が一変して怒濤の自由の波が押し寄せ
自分にとってこの時は、自由とは怠惰なものであり、
間違いなく無気力で非生産的なものであった。

そんな中、これではいけないと始めたのが読書。
色んな人の意見の中に何か自分の求める答えがないものだろうかと
寝ても覚めても読書に没頭した日々があった。

答えなんか当然そこにあるわけではなく、
自分が動かないと何も変わらないことは明白だった。

けど、そんな簡単に動けるものではなく、そこには様々な
しがらみがあるわけで、自由の中に不自由さが見えたことが
もしかしたら最大の自分の中での発見だったのかもしれない。

二律背反じゃないけど、それで成立している以上、切り離すことは
できず、それをあるがままに受け入れざるを得ない。
そう、「なるようにしかならない」わけである。

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