あぁ、生きた証

日記、献血放浪記、気がついたり考えたりしたこと、地元清水エスパルスについて書いてます。

無駄と合理的な生き方

2006-05-20 | 動画・映画・テレビ・DVD
今日のお昼頃、何の気なしにテレビをつけていたらNHKで
2人の対称的な大学生の生き方についてやっていた。

一人はきちんと将来の目的を持って、それにむかって努力している大学生。
とにかく無駄が嫌いで何でも合理的に効率良くやろうとする優等生的な
感じの大学2年生。

もう一人は、無駄があっても今が楽しければいいじゃんというスタンスで
繁華街の路上に「友達になって下さい」と書かれた看板を掲げ、
道行く人からひたすら声を掛けられるのを待つという、友達千人作ろうと
いう企画を試みている大学3年生。


番組の展開としては、合理的な大学生が無駄のある大学生の生き方に賛同できず、
何を目的にそれを行っているのかとりあえず1日同行してみるって感じだった。

まぁ、夕方から道端に座り、ひたすら声を掛けられるのを待つというのは
「くだらないことやっているなぁ」と思ったが、さすがそこには時間が経つにつれ
ドラマチックな人と人とのやり取りがあり、同行していた合理的な大学生も
冷めた表情から、人との繋がりを通じて笑顔を垣間見せる感じに変化していく
というものだった。

しかし、だからといって賛同できる訳ではなく、それを終えて最後に2人で
お互いの考え方をぶつけていた。


個人的な感想としては、「無駄」にも幾つか種類があるかと思う。
本当に何も生み出さない無駄と、何か動いている中での無駄。

今回の無駄は後者だと思う。
道端で看板掲げて、見ず知らずの人と友達になろうとは馬鹿げているが
そこには、それをやろうとする能動的な「動き」があって、それを
達する手段として話しかけるのをひたすら待つという待ってる行為が無駄
っぽく見えるだけに過ぎない。


合理的に生きたいとは少なからずとも誰しもが思うところだろうが、
無駄って、あくまでもその場、その瞬間には無駄であって、
それが未来永劫無駄のままあるかといえばそうとも言いきれない。

社会人になると学校できた勉強が活きる割合は、学校生活の大半の時間を
割いてきた割には低い。
むしろ遊んだり、何かを頑張ってきたきたことが何らかの形で
活かされるケースが多い。

将来○○になるんだと、目標に向かって勉強に全てを捧げて、
折角時間を持て余すようになる大学生になってまで、ひたすら勉強に
明け暮れるのは、確かに否定しようの無いくらい立派だが、
果たしてそれでこの先人間として大丈夫?って感じ。


まぁ、そもそも無駄な生き方って無いと思う。
結果として遠回りしたっていい。
いつもそれが何であっても全力で打ち込めさえすれば、いいじゃんって思う。

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