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一般診療の基本セットなどはもちろん、インプラントに使用するオペ器具なども滅菌できるものは滅菌器で滅菌処理をしています。

2019-09-28 11:34:25 | 日記
昨今、細菌やウィルスによる感染症がニュースや新聞で取り上げられています。
そのような中、医療現場における感染防止対策は、患者様や我々医療従事者の安全性の確保という面からも最重要課題といえます。 この感染症予防策について、日本における歯科治療では、一般の病院以上のものが要求されています。これは、治療に使用する器具類が常に口腔内の粘膜や血液に接触しており、この器具を別の患者様に使用しなければならないからです。
歯科用拡大鏡
日本では、アメリカで提唱されたスタンダード・プリコーション(標準予防策) といわれる感染症予防策を採るよう厚生労働省から勧告されています。この標準予防策とは、簡単に説明すると、「患者が感染症をもっているいないにかかわらず、滅菌消毒を行い、医療現場と患者の安全性を確立する」というものですが、実際にこの予防策に則った治療を行っている歯科医院は多くないようです。

クラスBの滅菌器
ヨーロッパで最高ランクであるクラスBの滅菌器を使用しています。一般診療の基本セットなどはもちろん、インプラントに使用するオペ器具なども滅菌できるものは滅菌器で滅菌処理をしています。
超音波スケーラー
【滅菌器の特長1】規定水準をクリアしたクラスBタイプ
まず、バキュームと蒸気の注入を交互に繰り返し(パルス真空)、被滅菌物内部のすみずみまで蒸気を行き渡らせます。それにより、これまでのオートクレーブではできなかった部分まで滅菌できるようになりました。また、中が空洞のハンドピースの滅菌にも適しています。

【滅菌器の特長2】パルス真空による清潔乾燥
乾燥時には、ドアを開けず0.3ミクロンのバクテリアフィルターを通した清浄な空気の流入と真空を繰り返します。そのため、外部の雑菌を入れることなく清潔乾燥できます。タービンのカートリッジやOリングなども傷めにくく、陰圧と約80℃の熱で低温乾燥します。

血圧と脈拍をモニタリングするための機械を導入しています

2019-09-28 10:42:15 | 日記
高齢化社会から、超高齢社会へと移り変わる昨今、高血圧症や心疾患などの病で治療を断わられることも多くなってきていると聞きます。歯科クリニックは、生体情報モニターを導入し、処置中の血圧、心電図、脈拍、血中酸素などを監視することで、急な体調の変化にいち早く対応できるよう考えています。特に心電図は重要で、患者様が知らなかった心臓病を見つけられ、当クリニック受診後に内科で診断を受け治療を行っている患者様もいらっしゃいます。

血圧と脈拍をモニタリングするための機械を導入しています。
インプラント手術前から「血圧と脈拍」を正確に測定し、記録することができます。
パソコンの画面から、患者さまの「緊張度と不快度」の変化を色で表示します。当日の体調を入力することができるので、お一人お一人の患者さんに合わせてモニタリングをすることができます。

モニターの装着はとても簡単です。
「血圧を測るためのカフ」 と「パルスオキシメーターを内蔵した腕巻き」を巻くだけです。 痛みや不安感など全くなく装着をすることができます。術中も装着したままでいられますから、急な血圧上昇や降下などにもすぐ対応することが出来ます。

特に全身疾患や循環器の問題をお持ちの患者さん、ご高齢の方も安心して手術を受けていただくことができるようになりました。治療中はできるだけ患者さんとコミュニケーションを取りながら手術を続けておりますが、それでも患者さんはストレスがかかりますから、治療途中で「血圧や脈拍」が変動することがあります。

特に全身疾患や循環器の疾患を抱えている方は、ちょっとしたドキドキに自分自身が反応し、心拍数があがることもあります。 そんな時に手術を続けていると、危険な状態になる可能性もあるわけです。この生体管理モニターは、術前からの計測が可能ですから、その方の平常時の血圧と脈拍が測定でき、術中の危険な上昇があった時、すみやかに対応することができます。

「常に計測をしてもらっている、見てもらっているという安心感から、逆に血圧の上昇が食い止められている気がする」というお話を患者様から伺うことがありました。
モニタリングを続けているという安心感が、患者さんのストレスを減少させてくれているようです。また数値の変動が大きければアラームで知らせてくれますので、ドクターはモニターを注視し続けることなく、手術に集中することができるというわけです。
これは、患者さんのみならず、ドクターのストレスを減らしてもくれます。