迷走日報。。。

競艇・競輪・オートレース・ばんえい競馬…博多の小バクチ打ちが綴るグダグダ日記です。目標は毎日更新。

小相撲

2005年11月27日 | 福岡ネタ
連日の客席ガランドゥーぶりにお笑いのネタにまでされてしまった大相撲九州場所。
NHKの深夜放送で全取り組みはチェックしてるので現役力士の知識は(多少)あるが、
私が普段考えている事以外にも問題があるのではないかと思い、調査する意味も込めて
生まれてはじめて11月25日(金)の相撲中継を最初から最後まで見た。
何故福岡国際センターへ行かないのか?ソリハ入場料が高いから(笑)
で、3時半から6時まで2時間半みっちり全ての流れを見てからの感想は以下の通り。

①ライバルがいない
この日は琴欧州が朝青龍に勝って盛りあがったが、この日の時点で優勝争いが優勝争いに
なっておらず、注目点が「今場所朝青龍は負けるのか」になってた感じがする。
どんな競技でも独走より混戦の方が面白いに決まってる。それが毎回なら尚更じゃないか?

②自己アピールが無い
「その他大勢」な力士が多過ぎると思う。
ラスト2番以外で盛り上がった(客席が沸いた)と感じたのが高見盛&片山の足ピーンのみ。
それ以外の取り組みに「職業としての相撲をこなす」雰囲気を感じた。
そりゃ力士の立場からすりゃ目の前の1勝を勝ち取るのに必死なんだろうが、
相撲を見る立場からすれば「目当ての力士以外の取り組み」が多くて退屈してしまう。
パホーマンスがいいとは思わんが、もっと自己アピールしてもいい、いや、するべきだ。
話題性がなく、ラスト数番のためだけに高い金を払ってまで見に行く馬鹿はおらんよ。

③一番一番に個性が感じられない
相撲はルール無用の格闘技と正反対の性格を持つ競技ゆえに制限が多く、
個性を出すのが難しいと思うが、それを加味しても個性が無さ過ぎる。
朝青龍のように「存在・強さ自体が個性」というのは稀有。
今場所は連日大歓声の魁皇だが、九州場所以外となると…
戦い方に個性がある力士が増えた方が面白いし、客も憶えやすいと思うのだが。
例1)カイナヂカラに自信があり、ひたすら高く高~く吊る事ができる力士
例2)全盛期の寺尾の2倍近いスピードの、北斗百烈拳の如き張り手が出せる力士
例3)立ち合いの位置が徳俵ギリギリで、相手の変化を絶対に許さない力士
まぁ無責任に書き連ねたが、こういう力士が現れてもいいんでないかい?

これらの事を踏まえた上で、私が勝手に思いついた人気回復策は以下の通り。

【A】個性奨励制のようなもの
②と③の続き、というか、②と③を実現させるために、というか…
序の口や二段目・三段目の力士は地力が足りないからその地位なんだろうが、
十両以上の力士だったら「金を払って見る価値がある力士」であるべきと思う。
自分のスタイルを確立しており、そのスタイルに客が沸く(満足する)力士だったら
番付や勝ち星に関係なく「奨励金」のようなものを出してもいいんではないかと。
現状から考えると舞の海のような力士の存在は奇跡が起こらない限り出てこない。
奇跡に頼るよりも自分たちで金看板を生み出す努力をした方が手っ取り早いと思う。

【B】売り方の問題
CM・ポスター等に言える事だが、全部「興行自体の告知」だけ。
堅苦しいというか市役所のポスターっぽいというか…簡単に言えば「面白みが無い」
もっとほかにも一般人にアピールする方法があると思うのだが。
例えば一人の力士をどーんと据えたポスター・CMを作るとか
(今場所で言えば話題力士【朝青龍】【琴欧州】地元力士【魁皇】【千代大海】)
手形とサインをドンと載せて、粋なキャッチコピーを添えりゃあ出来上がり。
要は話題作りだが、伝統だけに頼って話題にもならない興行なんて成り立たんと思うぞ。

【C】入場料が高い
論外。

まぁこんなところか。
①の対策は思いつかん。ライバルと名乗れるくらいの力士が出てくるまで待つしかない。