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満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『大帝の剣』

2007-04-07 02:36:51 | 映画

皆様ごきげんよう。一週間お疲れ様でございました、今日もやっぱりピラテスで起きられず終わりました黒猫でございますよ。

今日はまた先送りしていてやっていなかった試写会レビューを。

『大帝の剣』(※音声注意)


かつて宇宙より飛来した究極の金属・オリハルコン。それは地球上で三つに分かれ、それぞれ別の国で大剣・独鈷・十字架に加工された。これらは三種の神器と呼ばれ、これらすべてを手にしたものは世界を征服するほどの強大な力を手にすると言われていた。

時は移り、江戸時代。祖父より大帝の剣を預かった源九郎(阿部寛)は、「この剣を本来持つべき者に渡せ」との遺言を守るため、諸国を旅していた。その最中、身分が高そうだが何やら訳ありな様子の娘・舞(長谷川京子)を助ける。実は舞は豊臣の血を引いており、それゆえ徳川幕府から命を狙われていた。

一方、オリハルコンを追って宇宙より飛来した地球外生命体・ランは、同じくオリハルコンを狙う地球外生命体・ダクシャとの戦いにより傷つき、墜落地点に居合わせた舞に憑依する。ランは源九郎の大剣こそオリハルコンのひとつだと確信する。
舞を保護する忍びの長・おやかた様(津川雅彦)は、三種の神器を集めることが舞のためになると判断、足の速い佐助(宮藤官九郎)に改めて供を命じ、三人を送り出す。

一方、徳川の命を受けた異能者集団・土蜘蛛集は三種の神器の獲得と舞の抹殺のため、一行の前に立ちはだかる。彼らの長・破顔坊(竹内力)は、力を求めるあまりに地球外生命体・ダクシャを身の内に宿し、危険な怪物へと変貌。次々と襲い来る敵を前に、源九郎の大剣がうなる!


・・・というような・・・話・・・?

ごめん、今回もあらすじ自信ないです。ちゃんと知りたい方は上記リンクから公式サイトでご確認下さい。

トンデモ時代劇なのはまあいいとして(いいの?)、いきなり最初のシーンが地球外生命体同士の死闘なのはいかがなものか。イヤ、わたし的には大いにアリですが(笑)。個人的には全編アレでもよかった(それどんな映画よ)。

もうね、全体的にツッコミどころありすぎです。

最初はいちいち「イヤイヤイヤイヤそれはどうよ」とか(心の中で)突っ込んでいたんですが、なんかもう話が進むにつれ「あ、そうなの」という感じです。もう何が起きても受け入れるしかないか、みたいな(笑)。そういう意味では、いちいち話に整合性を求める方には向いていないかも。

とにかく派手な戦闘シーンのどこか間の抜けた雰囲気が見所かな。
わたしが特にウケたのは、杉本彩扮するお色気悪役、姫夜叉と源九郎の対決シーン。何で風呂で?しかもあまりお色気すぎると映倫的に色々あるのか、たとえどれほど不自然だろうと局部は徹底して髪と湯気で隠す演出が少年ジャンプのお色気漫画みたいで笑えました。

あと悪玉のエイリアン・ダクシャに取り憑かれた人たちは何故か緑色のマッスルボディになっちゃうんですが(笑)、後半、竹内力演じる破顔坊がそうなった時は「あれ?ナメック星人?」と思ってしまいました(※ナメック星人・・・「ドラゴンボール」のピッコロ大魔王等)

あと源九郎の過去回想シーンも必見!顔立ちとかじゃなくて人種が変わってるよ・・・!すごい力技です。


映画のキャッチコピー「面白ければ、それでいい!!」、まさにその通りだと思いました。
あまり細かいことを気にせずに笑いたい方にはすごくお薦め。とにかくどいつもこいつもありえないから(笑)。