岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

西瓜の育苗床土をつくる

2008-03-21 23:13:49 | 入善ジャンボ西瓜のこと
今朝は昨日より暖かいが、風は相変わらず5~7mほどだ。 今日から西瓜の苗を育てるための床土をつくる。

     
これが作業場の風景。 量りは土をブレンドするためで、料理を作るようなもの。

     
後方にある茶色の丸い容器が土をブレンドするミキサーだ。これに色んな土や肥料を混ぜていく。

     
混ぜ合わせた土をポットと呼ばれるビニールの小鉢に入れるのだが、これはその為の道具で、一度に104個を並べておいて土を詰めるのだ。

    
詰め終えたポットを根がシッカリ張るように指の腹で任意の硬さに押さえ込み

       
先日仕上げた温床の上に並べていくのだ。 今日はとりあえず500鉢作って畑の排水作業に廻る。  

       
今日の最高気温は11度、晴天で風があっても気温が低いと畑も乾かない。  まだまだ天気とにらめっこが続く。   

彼岸の中日

2008-03-20 23:05:06 | 日々の暮らし
今朝は雨、それもとても寒い朝だ。 一枚余計に羽織り、明るくなるのを待って畑へ向かう。

     
昨夜からの雨で畑の通路(溝)が、川になっている。 こうやって雨の後を確認することで、通路の高低を見極め晴れた日にその修正をするのだ。

時折雨が止むが、今日は一日お日様は望めそうにもない。

     
左端の小川の奥山には雨雲がかかり後の北アルプスは雲の中だ。

この前のフキノトウの場所に行って見ればこんな寒空にでも元気に顔を出している。

     
ありがたい、その中から家族分だけ戴いていく。 あぁ春の匂いがたまらない。

今日は彼岸の中日、春分の日だ。この日天気が荒れると後々どうなるのかと、これまた気に掛かるところだが。

     
雨の日は玄関の風除室の中に国旗を掲げる。 中ではバアチャンがおはぎの支度に取り掛かっている。

僕は明日からの西瓜の苗作りのための床土のポット詰めの準備や、機械の整備に掛かる。 

     
リヤカーの修理もその一つ、外仕事が出来ない日こそこういった仕事を積極的にこなしておく。 土を混ぜるミキサーなどの電源の配線など、諸々の仕事は何ほどでもあるのだ。

お昼にバアチャンが呼びの来た。

     
おはぎが出来たのだ。昨夜から小豆を煮て準備をしてたのだ。 僕らの方ではおはぎのことを、「かいもち」とか「ぼたもち」等と言う。

今の家庭では親や嫁はんがこさえた物を無理をしてでも戴くという暗黙のルールというか義理人情がなくなったようだが、僕はちゃんと今日も10個戴く。

こう書くと 「何故に?」 と思われるでしょうが、ここで僕が「何で4人しかおらんのにこんなに沢山作るんよ!」なんて言ったらお終いでしょ(笑。

昔人間はなんて言ったら怒るかもしれないけど、喜ばせようと思って作るんですよね、あの年代の人たちは。 だから応えてあげるのです。

何時にない腹いっぱい食べた僕は食後珍しくお昼寝をした。 これも雨の日ならではのこと、先日からの疲れも出て、気がついたら2時をチョット廻ってた。

一日を終えて今日は終日寒い日だった。夜に入っても月夜の分だけ冷え込みが一層増し、風も止む事は無く家のミーはストーブの前で円く、まるで冬の光景だ。

      
これまで夜は納屋住まいの多かったミーが身体も弱まってきたせいか、家の中で過ごすことが多くなった。 ミーも僕にも早く暖かな春が待たれる。    

どうにか溝上げも完了

2008-03-19 22:42:24 | 農作業

今朝の天気予報を開いてビックリ、今日の夕方から雨の傘マークが出ているではないか。 

出来るものなら今週いっぱい続く晴れ間に畝作りをしたかったのだが、昨日畑の土と相談し、見送ったばかりの今日から天気が崩れるとは現金なものだ(笑。

それでも本当のことを言えば、幾分ホットした気持ちがあるのは確かだ。 断念したのに何時までも晴天が続いたら気持ちも揺れるというものだ(苦笑。

まぁ、これでこの後の作業予定が明確になってきたというもので、今日は風が出てこないうちに残った有機肥料の散布をする。

       
陽が登るのを待って始める。 お日様が登り始めた辺りの山は大地山と言い、これも春の残雪時に登りたい山の一つだ。

3時間余り掛け終了、直ぐに残りの溝の土上げに掛かる。 雨が降らない内に終わらせないと、泥状になって厄介なのだ。

     
ようやく最後の一本になり、 お昼も延長して2時過ぎに終了。 これで雨が降っては様子をみて、手直しをしていくのだ。

遅めの昼食をとり直ぐにトラクターに機械を取り付け昨年の西瓜の跡田に。

     
地主さんの要望で西瓜の畝の跡一部に野菜を植えておられたのだ。 これも終了したので雨の来ない内に廻りのように起こして平に戻すのだ。

その為に勾配をつけた僕らの独特の畝を元に戻す必要があり、少々面倒なのだが、これもお蔭で雨が降りてこない内に終了した。

風が幾分強くなり、いよいよ天気も下り坂の気配を見せてきた。

     
北北西の風はこの後強さを増し日没頃には雨も混じってきたが、今日もやるだけのことはやった。 
日一日と僕らの作業用語でいう、春本番が近づいてくる。



      

 

 


有機肥料の散布

2008-03-18 22:15:32 | 農作業

どうしたというんだ、今日も晴れたぞ。 今時こんなに続くなんて事は盆と正月がいっぺんに来たようなもんだ。
盆と正月といえば日当りを好むこの花も、狂ってるのか(笑。

       
昨年の雪が降る前に花を咲かせ始めた山茶花が、今も古いものを落としては次から次へと花をつけてる。 


このところズーットお昼近くになると風が強まってくるので、午前中に西瓜の畑に有機肥料を撒くことにする。

     
     
これは多分皆さん何方もお好きだと思うのだが、手で持ってるのはその爪の部分であるのだが、美味しく作るには欠かせない肥料の一つだ。

ただ、これを撒くとカラスの野郎が寄って来るんだよね(苦笑。 因みに昨年も撒き終えた後に黒山のように押し寄せて大変だったのだ。

直に風が出てきて作業を中止、溝の土上げに専念。

     
バアチャンのお蔭もあって、今日で大体先が見えてきた。 畝作りは今回の天気廻りでは作れないと判断し、次回のチャンスに照準を合わせひたすら精進する。  逸る心も我慢、我慢。

     


春は来たけれど畑は乾かず

2008-03-17 23:57:54 | 日々の暮らし

今日も天気、これで3日続きの晴天だ。

      
畑のタマネギも春の日差しを浴びてこれからが青春だ。 直ぐ傍の小川の梅も一気に開いて。

     
其処そこに春が訪れて否が応でも落ち着かぬが それでもこれだけ暖かくなればと、車のスノータイヤも交換することに。

     
カミさんの車も出勤前に交換する。作業は数十分で終了するが、春の山菜取りに林道を走りる僕の車だけはまだ交換しないでおく。
     

この前から始まった家の前の通りの下水道工事は、いよいよ家に向かう道路の分岐までやってきた。

     
     
いよいよ下水道生活も間近に迫ってきた(笑。 以前はこんな田舎じゃ元気な内には来ないだろうと思っていたものだ。
環境問題が叫ばれて久しい、昔のように蛍が沢山飛び、魚が群れる小川に戻ればいいが。

今日も変わらず西瓜の畑で畝間の溝の土上げに精をだす。

     
30mほど進んでは腰を伸ばす。 奇しくも土曜日から晴れ出した天気はまだ暫らく続 く との予報だ。

そんな天気に、今週中に畝作りが出来ればいいねとの声もあるが、今の時期気温もまだ低く本当には乾いてはおらず無理は出来ない。

それでも、こんなに天気が続くことはめったにない事で、何とか起こせないものかと言うバアチャンに僕は、止まない雨はないのだから、此処で焦って半端な事をして後悔するより納得して失敗したほうがいいのだと、強がって見せる。

本当のことを言えば週間予報を知った時点で悩みに悩んでいるのだ。
天気を逃がした怖さも、乾かず湿った土を起こして作った畝で失敗した痛さのどちらも知ってるが故に。





    


お天気次第の農作業に日曜はなし

2008-03-16 22:17:06 | 農作業
今日も晴天だが、風が幾分あって少し寒さを感じる。

     
今日もこんな感じで北アルプスを望む。 手前にはカイニョに囲まれた住居が散居と言われるように点在する。
   

日曜の今日も作業の手を休めることは出来ない。 まぁ、こんな事がこれからの若い人に敬遠される所以だが(笑。

     
この前に続き資材の消毒をバアチャンに頼んで、僕は畑へ向かう。

     
一昨日の雨で通路には水が溜まっているし、畝自体がまだ柔らかくとても本畝作りに掛かれる状態ではない。

ひたすら通路の土を鋤簾で鋤くっては畝の上にあげていく。腕も腰も痛くなる辛い作業だが、これをしないと何時まで経っても畝作りは出来ない。

そう、もうお分かりだと思うが、ここに見えてる畝は春に入りいち早く乾くように昨年の内に作った仮の畝で、これをトラクターでもう一度起こして本畝にするのだ。

いわゆる畑を持たないこの地方では、保水の良い水田を前もって畝たてをすることにより乾きを促進させるのだ。 

重労働ゆえ一時間ほど根詰めては休む。 休んでる傍らにフキノトウが顔を出していた。

       
      
春の恵みに喜び、摘み取ってカミさんに持って行く。 もちろん夕食の天ぷらとして戴いたのは言うまでもない。 


人が死んで

2008-03-15 23:26:48 | 日々の暮らし
朝の内ほんの少し残った雨も9時過ぎには止んだ。今日は親戚のお葬式が執り行われた。 

今回の親戚に限らず、人は若くして亡くなった場合は当然本人のものと分かるが、老いてなくなる場合は得てして当人の息子さんなり、娘さんのお葬式ではと思うくらい、参列者も弔電も花輪もその関係筋のもので埋め尽くされる。

それが、もっと年を重ねると同級生代表の弔辞を読んでくれる仲間もいなく寂しいものとなるのだが。

今回僕の隣りに座ったお爺さんは、「人が死ぬには程々の年齢があるのだ」、・・「何事にも丁度があるもんで、俺も何時逝ってもいいんだがぁなぁ」と、言われた。


そのご家族のと思われる弔電が随分と長きに亘って読み上げられてる間、僕は亡くなった方のことを想い出していた。

亡くなった方を僕はある意味で、羨ましい人生を歩いた人だと思っている。 大会社に勤めていたが、酒をこよなく愛し、出世より自分に正直に生きた人で、僕も下請けの仕事でご一緒させて戴いた事が何度もあるが、ひょうきんだがあくまで自分を貫いた人だった。

そんな様を見ていて、僕なりに羨ましく思ったものだ。 人は全部をさらけ出しては生きていけないのなら、ひとつ位は何処かに自分の我を通して生きたいと思うのだ。

今は特に、勤め人にあってはそれを許される時代ではないと思う。仕事より自分を優先するなんて生き方は・・、

闘病生活も長かったようだが、現代医学のお蔭であまり苦しまずに逝ったとのことで、僕には遺影のちょっと照れたような顔が「どうだいっ、真似ができるもんならやってみな」って言ってるように見えてならなかった。

雨の日は

2008-03-14 22:28:28 | 日々の暮らし
今日は雨。 朝のうちは粉ぬか雨だったが、いよいよもって本降りになった。
こんな日は畑へ出たら余計に柔らかくなるので、今日は立ち入り禁止だ。

片付け事や資材の準備の合間に肥料の区分けをする。

       
一本100m余りの畝に肥料を出来るだけ均一に撒く為に50m毎に肥料を区分けしておくのだ。 少ないものは50mで2~3kgにしかならない。沢山の区分けで半日以上掛かった。

お昼に昨日買いに行けなかったホワイトデーのケーキを買いに出かける。

       
チョコにはチョコかと思ったが、僕も好きなケーキにすることにした。
これで暫らくは僕の立場も安泰だ(笑。 

特産の西瓜作りのスタート

2008-03-13 23:30:22 | 入善ジャンボ西瓜のこと
今朝の日の出の様子

     
6時5分、このところ夕日もそうだが、赤みが薄いというかピンクっぽい色で、春の装いだ。

風もなく肥料を撒くには良い日だ。

     
昨日の夕方より配置した肥料を明るくなるのを待って散布。

     
水田を畑として使用する僕等には、この時期は畝の上であろうが柔らかく、機械が使えない。 為に全て手撒きとなるのだが、今日撒く土壌改良剤は約1トン。 

中々の重労働のうえ石灰の粉が防塵メガネやマスクの僅かな隙間からでも入ってきて顔はもちろん首筋までも白くなる。

それでも粒状のものに替えてからは良いほうだ。 2年前までは、僕はパウダー状の物を使用していたから頭の髪の毛も真っ白になるし、身体に傷口なんかあろうもんなら、痛くてしょうがなかった。

それでも、この土壌改良剤に限らず肥料は目分量では失敗する。 同じ畝であっても肥料の按排は違う。 キチンと量り、斑にならない事はもちろん、任意で撒くには多少難があっても手撒きが良いのかもしれない。

11時頃にようやく全部撒き終えて、溝さらいに取り掛かる。

       
これも水田跡ならではの仕事だが、一冬越した排水を兼ねた通路の土はドロドロに柔らかく、このままでは一向に硬くならず、一雨毎に柔らかみを増すので面倒だが全部さらう。 これから晴れた日には毎日続く作業なのだ。

大変だろうとバアチャンも応援に駆けつけてくれた。

      
石拾いだ。 元々が畑ではないため石が多 く、中には人の頭くらいのものも結構あるのだ。

時間の惜しい僕は、お昼に干し大根をお客さんに届ける。

     
柿の干した皮も一緒に付けてあげる。 お客さんも僕と同じ漬物が好きで、年中漬けたいのだと言う。

お昼からの3時に村の神明宮に於いて春祭りが催されたので、抜け出して行ってきた。

     
一年のスタートに合わせ農作業の無事や豊作など一年を祈る祈年祭だ。
神事が終わり、この後恒例の宴があるのだが、僕は失礼をさせてもらい畑へ戻る。

これからの僕には晴れた日など、残念ながら悠著な時間などない。
明日は雨だと予報が出てる以上、ひたすら畑に専念する。

晩にバアチャンが海苔巻きを用意していてくれた。     

      
ささやかだが、家の神さんにも食べて戴いて、今年の無事を願う。    


お蔭様の天気に今日も

2008-03-12 21:49:24 | 農作業
昨日に引き続きの暖かな良い天気になった。

     
但し、日中もこんな感じの世界である。 初めは黄砂かと思ったが発表もなく、霞が掛かった春特有の空だったようだ。

僕の家の左側にトラックや重機が見えるが、何時のことやらと思ってた下水道工事が始まったのだ。 ただ、農作業が始まるこの時期に工事を持ってくるなんて、農村にあって役所も何を考えているのやらだ。

今日は西瓜の肥料を撒く予定だったが、終日風が7~8mと強く断念。

      
化成肥料と有機肥料を適材適所でバランスよく施す筈だったのだが。

肥料散布が出来ない為、資材の消毒を始める。

       
連作障害を避けるため畑を毎年替えて作るのだが、マルチシートを押さえるペグなど資材も消毒をして使う。
消毒をした資材が雨に遭わないようシート掛けしておく。 本来なら消毒して直ぐ使えるのだが、それでも毎年被害が出るのでこれだけは神経質になってるのだ。

先日の剪定の後始末もやっておかないと、

      
大風が吹いたりして飛散すると困るので細かく鉈で切り分けて積み上げておく。 

      
先日の紅白の梅は更に花芽が膨らんで、中にはもう開花しているものも沢山見られる。

頼まれた干し大根も仕上げないといけない

     
明日は10kの注文が来ているのだ。出来上がったものから揉んで柔らかくする。

他にも何やかんやで日が暮れて、何時の間にやら

     
大きな夕日が西の空に沈んでいく。 やばい、急がないと。

     
明日に肥料散布する為に今日のうちに半分だけでも肥料の配置をしておかないと明日も忙しいのだ。 予め大きな田んぼに肥料の区分けをする為の目印をしておいたので、多少暗くてもなんとかなる。

ようやく石灰の配置が済んで家に着いたら、上空に上弦の月が

     
作業場兼車庫の上に現れた月が明日の天気を確約していてくれる。
今日は予定の作業は出来なかったが、それでも晴れたお蔭で色んなことが出来た。 明日は風が弱まるとの予報が当たりますように。