一昨日台風2号が温帯低気圧に変わり、夜の10時過ぎに瞬間最大風速32,2mをプレゼントしてくれた。
8時過ぎまでは監視を続けていたのだったが、寝込みを襲われたといったところ(苦笑。
真新しい0.1mのトンネル被覆も引きちぎれ、竹は土に埋まった部分を残して折られ、苗木は根を残しブチ飛んでいた。
あまりにもの出来事に不思議と悔しさはなく、心配して駆け付けた近所の人に「やっぱり自然には勝てんちゃねぇ~」って笑って答えたのだった。
悔しさはないといったが、多少の無念さはあり心穏やかでは決してなかったが、黙々と一緒について修繕して回る担い手が収穫であり嬉しかった。
以前にも書いたが、今年のスタートは順調ではなかった。 でもそれがかえって好かったかと思えるようになった。
農業は決して楽でもなければ儲かることもないし、時にはこうやって自然の手痛いしっぺ返しをくらうことだってあるのだ。
スタートが苦しいものであるならかえって得る喜びも大きいものになるのではと思うからだ。
修復が済み痛んだ木に病気が出ないよう、拡がらないよう防除して回る担い手。
初夏の空の下で中敷き(トンネル内の敷き藁)を行う。 生育の遅れはもちろん、早くも蔓割れの兆候が見えて先行きの不安は否めないが、それでも青空の下の作業はすがすがしく晴れ晴れとする。
晴れ間が続いた先日に畝作りの第二弾というか最後の仕上げを行った。
よく乾いているようで実は大きな川の跡のように畑の半分ほどは湿った壁土のようだった。
畝が完成した夕方より雨に。 たっぷり降った雨は通路にもしっかり残って池のようだ。 さあ今日は最後の仕上げの敷き藁だ。
これも初めての敷き藁作業。 見よう見まねで頑張っていた。
敷き藁が完成し、どうにか追いついてきた苗木から中敷きを始める。
直播に始まり、早稲の「てんたかく」に最後「コシヒカリ」の植え付けが終わった。
初めての補植。 機械植えの後に欠株箇所などを手で植えて回った。
後半2点目を挙げ歓喜のカターレサポータ
朝から時折激しく降る雨となった今日、田植えも終わりカターレの応援に出掛けて行った。
試合は2-3でザスパ草津に負けた。 これで3試合勝利はなしのどこか胸の支えが残る結果となったが、それでも取られたら取り返すといった昨年にはない根性ある戦いぶりに次への期待が高まる。
それとサポータも段々に活気づきいい盛り上がりを見せている。 それは若い人ばかりでもない、いいお年を召した夫婦なんかもカターレブルーで得点が入る度に小躍りをしてるのをみると嬉しくなってくる。
カターレの選手諸君よ決して入場者数は多くはないが、貴方方を見守るこんな熱い人たちが沢山いることを忘れないでほしい。
次に期待してるぜ、ガンバレカターレ富山!。
西瓜の生育が思わしくない。 晴天が続いた4月の上旬に意を決して作った畝だったが、底までは乾いておらず不十分だったことは否めない。
かと言って今日まで待っても結果はそれ以上にはならなかったのはここまでの天気で明白なのだが・・
これまでも乾きの悪い地域にあって毎年補植をせずにはおられないのだが、今年は特別だった。
定植後から全く気温が上がらず、したがって地温も上がらず殆んどが根傷みをおこし枯れてしまい、先日3回目の補植をおこなった。
それもこれも根が成長しない時点でのここ何日かの真夏日で逆に暑さに耐えきれず枯れてしまうものまででる始末。
そこへもってきて今日の未明の台風並みの風とその後の雨だ。 昨夜の11時半過ぎに見回った際はまだ大丈夫だったトンネルが明け方には剥がされ、その後の大雨に無残に曝されていた。
まだ寝ていた息子を起こし、降りしきる雨の中を修復して回ったが・・・・
地温が上がるのを切に願っていた畝には苗の植え際からたっぷりの雨が滲み込んでしまった。
春には上々の滑り出しだった我が家の農業事情。 定植後の育ちの悪さにも、「自然が与えてくれた試練、好いことばかりじゃ成長がない。 始めたばかりの息子にとってもいい経験になった。」と解釈してはいたのだが・・ 泣きっ面に蜂とはこのことか・・
・・いやいや弱音を吐いてる場合か。 いまだに先行きの見えない震災に見舞われた方々のことを想えば、なんのこれしきだ。
雨に打たれ必死になってトンネルを被せて回る息子を見て、収穫の喜びを味わってもらうためにも、始めて良かったと思ってもらうためにも、なんとしてもここで終わらせてなるものかと意を強くした。
これも先の低温で不順だったコシヒカリの苗もようやく追いつき、予定通り今月中旬ころからの田植えに間に合った。 悪いことばかりでもない、影日向はあっても必ずお天道様はついてまわる。
な~んのこれしき、泣いてたまるか。