岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

今日はお寺さんにご縁があって

2008-03-02 21:00:51 | 日々の暮らし
先日までの予報とうって変わって今日は天気に。

       
家の二階より右に朝日岳、左の白い建物の真上の台形の白い山が初雪山(1610m)で、馴染みの山だが登山道は無い。無いと言ったが、昨年小川の奥より愛好者の手によって付けられたらしいが、そこに至るまでが長く一般的ではない。

いつも通り大根を構ってから遅めの朝食をとっていると友達の S さんから電話が入る。旅行先の山梨から携帯を入れている。 金曜の夜に出発した今回の旅行は総勢5名で、実は此処に僕が加わって6名で行くことになっていたのだが、どうしても外せない用事が出来て見送ったのだ。

それが、この電話、実に嫌味ったらしいもので(笑、 S さん曰く今回の旅行は実に素晴らしく、宿がよければ食事もいいし、温泉も良かったと、こんないい旅行に来れなくて実に残念だねと言うわけだ。

何も旅先からそれを言うこともあるまいに、僕らの言葉で、いじがらせやがって(笑。

そんなわけで行けなかった理由が午前中にあったのだが、今日は御参り事が二つあって、午後の部をここで報告。
僕がお寺さんの勧めもあって寺の推進委員なるものに名前を連ねているのと、それが縁で「岳遊」という法名を戴いたのは以前に話しをしたが、今日はその推進委員の今年に入って初めての学習会が開かれた。

      
場所は宮崎。 越中の宮崎であり僕らの町の隣りの朝日町の宮崎である。
駅でいうと富山県の最北にあり、夏ともなれば海水浴客で賑わう宮崎海岸がある。

此処は別名「ヒスイ海岸」とも呼ばれ、隣の新潟県の姫川より流出したヒスイの原石が波によって磨かれ此処宮崎海岸に流れ着くのだと云われている。

先日の高波によって打ち上げられているのではと、こうやってヒスイ探しに訪れている人たちが今日もいるのだ。
ヒスイは現在のことは分からないが、僕ら子供の頃には一大ブームがあって、僕の家にもあれば、友達のいえにもあって、僕の叔父さんなんかは握りこぶし大の大物を拾ったこともあった。

話しがそれたが、お寺さんはこの宮崎の狭く東西に長い町並みの山手にある。海岸から200mほど山手になるだろうか、この海辺の町に2軒あるうちの東側のお寺さんだ。

      
山門が鐘撞き堂になっている浄土真宗大谷派のお寺さんだ。 

学習会は1時半よりお勤めから始まった。

       
此処の若さんが「このお寺が一番外れにあって皆さん来難かったでしょう」と言われたが、参る心があれば遠い近いは一向に構わないものなんですね。

それよりもこの会が発足した時点では70名ほどいた委員も段々に減ってというか、皆さんの平均年齢も高く、亡くなられる方もいたりするので一回の会合等に出席されるのは、30~40名くらいになってきており、今日の学習会に至っては20名で、はるばる遠くから来られた講師の方に申し訳ないほどだ。
因みに僕はこの会では最年少であることを、あえて言わせていただきたい(笑。

       
       
それでも、少ないなら少ないなりに中身の濃い講義になって、充実した学習会となった。 講師が変わると兎角難しく、取っ付き難い仏教も楽しくなるから不思議だ。

ここで、弁解がましいことを言うようだが、僕は決して信心深い仏教徒ではないと思っているし、いや多分間違いはない筈だ(笑。 異教徒にも興味が湧くし、無信心の他人だって構いやしない、そんなちゃらんぽらんな男だが

昔から最も身近にあり、先祖が代々支えてきたこの世界を今一歩踏み込んで考えることには以前ほどは拒否反応を示さないそれなりの年齢になったってことなのだろうと自分に納得させる。

そう考えれば、昔は盆も正月もお仏壇を参らないと始まらなかったことが嫌でしょうがなかったが、今はその区切りが心地よいと言うか、ダラダラと過ぎ去っていく 日々にスパイスの様なものかと思ってみたりもする。

こう書き込んでいる所へたった今、件のS さん達が旅行から帰ってきた。

       
大粒の苺が紅ほっぺ、ももいちごに章姫と3種類が入ってるのと山梨ワインのお土産だ、嬉しいね。
この苺は、行くはずだった僕がネットで調べておいたハウス農家のものだが、早速に戴いた感想は 「これって苺」って感じ、なにか他のフルーツのような味だった(含笑。 
人も変われば苺も変わるか(笑。