岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

夏はやっぱり

2009-08-27 23:56:05 | 日々の暮らし

       
今朝の北アルプス。 中央の欅の木の左に朝日岳、右に白馬岳、どちらももちろん富山県の山でもある。

田んぼの水を見回りにでて、静かに明ける山を眺めつつ、あそこに立てないもどかしさがもったりと湧いてくる。  不憫だなぁ~

西瓜が終わったとはいえやることだらけで一向に思い描いていた様な夏休みにはならない(苦笑。

北陸にあってとにかく晴れたら儲けもん、貧乏性の虫が走るのだ(笑。

        
涼しいうちは畑仕事や草刈を優先する。 ついこの前に刈った筈だったが、雑草の伸びるのは早い。

優先順位をつけながらの仕事だが、今日はこの前からの懸案事項だった納屋の屋根のペンキ塗りをする。

        

             
ご覧のように錆びがでたトタン屋根。 張り替えしようか大分迷ったのだが・・カネもないし勿体ない、ペンキで補修しもたせることにした。

フラットな屋根、滑り落ちたら命に係わるので岩登り用のザイルを張って安全確保に努めるも、これが案外楽しかったから可笑しい(笑。 

ザイルがくっ付くので片屋根だけ塗って残った半分は翌日塗ることにした。

終わって屋根から下りた僕をたまたま代休で庭の草取りをしてたカミさんが「塩の温泉」へ行こうよと誘うのだ。

まだ日も高く、一瞬勿体ないと思ったのだが、どこかで休みたいと思っている自分がいるのも事実(苦笑。

意を決して「行くか」と返事。 ただし条件をつける。

それは、行くからには日が沈む頃まで帰らないということ。 中途半端で帰ったら結局は何やかんやとやりだしそうだからだ(苦笑。

かくして連れ立って向かった先は隣りの町の新潟との県境近くにある「たから温泉」

車で20分ほどの海岸沿いの国道に隣接するこの温泉、名前の由来は知らないがとてもしょっぱい塩化温泉。

汗のかきやすいこの時季は海に入るのと同じ効果がある。

        
平日で暑さもあってか、お客は少なくこのときは僕だけ。 独り占めの気分でつい泳ぎたくなったが、そこは節度を保って(笑。

温泉を出た後、せっかく海水浴場の傍まで来たのだから、定番の?カキ氷が食べたくなって向かったのだが、

浜茶屋も食堂も閉まってた。 仕方なくそこらのドライブインを覘くが、何処もカキ氷なんかはやってない。

そうなると何が何でも食べたくなるのが人情(笑。 巷では・・いや、暦的にも日本全国もう秋なんだろうが、手が離せなかった西瓜も終わり僕には今がやっとの夏休み的気分なわけで

夏の食べ物の定番といったら西瓜はもちろんのこと、ニンズル(舌平目とも言うらしい)と胡瓜のお汁に、なんと言ったって「カキ氷」じゃないか! 

       
なんて、僕的には固まっているわけでありまして(笑・・ 探しました。

ところが、これが案外見当たらないんですね。 昔は食堂と名の付くところ、少なくとも8月一杯はカキ氷がおいてあったものだが

やっと見つけた大型スーパ内のファミレスでは発泡スチロールの容器に入ったもの。 そりゃ~違うだろうが”

なんて、結局思いついたのが我が町の甘太郎焼き(大判焼きとも言う)屋さん。

灯台下暗し、時はもう夕方に近かく。 定番の単一は頼まず

       
     ミルク金時に
       

     クリームイチゴであります。

この日は白玉は作らなかったそうでありまして、○○○白玉○○なんてものを狙っていたのですが残念。

因みに上の二つとも僕が戴きました(笑。  おいしかったのですが・・ できれば冷房を弱か、もしくは切ってあれば最高だったんですがね(笑。 

なんに致してもお天気的には夏がなかったと言われる今年、やっと夏にありつけました(笑。 御馳走様でした。   


闘い済んで(苦笑。

2009-08-20 23:37:04 | 日々の暮らし
今頃になって疲れが出てきたものの、楽しかった西瓜の栽培も終わりを迎えた。

        

       
7月に入りお盆の13日までずーっと気温が上がらず8月採りは全体に小振りとなったが、中には20kg超えのものもあり僕ならずとも皆より感嘆の声があがった。

お盆には皆を解放し、一人収穫と梱包作業に追われたが、それもいよいよもって終了した。

その間に村の盆踊りにも、地区の保育所や世話になった警察署などにも特産西瓜を食べてもらいたく差し上げて喜んでもらった。       

本音を言えば今年の様な天候のもとでは少しでも売り上げに結びつけたかったが、厳しい時こそ人に寛容に・・だったかなんかの言葉を思い出し決めたのだが、まぁ・・ 僕の偽善者振りもこんなものさ(苦笑。



       
収穫が終わって早速に「蔓たぐり」と呼ばれる蔓の株元を切り離し畑の片付け作業に取り掛かる。

右の株元を切り離された蔓は直に萎れ、下に露わになった藁要らずの銀マットを回収する。

       
次に畝高側の黒マルチをグラスの下のテーブルクロスを抜き取るが如く引き抜く。

       
マルチが抜き取られた畝に大根やカブの種を播種する。

藁や萎れた蔓が残ったままの畝の上から鎌の先で小さく穴を掘り蒔いていく。

気温は30度を超え、此処まで休みなく働いてきた身体に堪らなく襲い掛かり何もかも放りだしたくなったときだった、姉が友人を連れてやってきた。

僕の畑を見せるのが目的だったのだが、その後山寺へ出掛けソーメンを食べてくるのだと言うのを聞いて思わず一緒に行くと言った(笑。

        
かくして畑を捨てた僕と(笑、彼女らは車で40分ほど掛けて剱岳の麓は上市の『大岩山日石寺』へとやってきた。

         

         
下界の暑さは何処へやら、ここは涼風吹く別天地。 お盆も過ぎた平日だと言うのに多くの人が訪れていた。

        

       
山門前や通りには旅館などが並び清水で冷えたソーメンや心太が参拝客を誘う。

もちろん、僕らもお目当ての店でソーメンにこれまた冷たくタップリ入ったあずき団子を堪能した。

本当に久しぶりの生き抜きだったのだが、これには落ちがあって(苦笑。

実は3日ほど前から疲れが脚にきてて、仕事のときは感じなかったのだが、山寺の階段を上る段になって途端に脚が痛みだしたのだ。

結局このあと終日痛みは治まらず、今は貼り薬に塗り薬の乱用に先程は某痛み止めを飲んだ始末でありまして・・ やれやれ(苦笑。

収穫の第2段始まる

2009-08-09 21:22:35 | 入善ジャンボ西瓜のこと
7月に入ってから今日まで殆んど晴天が続いた日はないが、それでも蒔いた種は実り収穫を迎える。

       
8月に収穫をと交配して付けた玉も大きく育ち、試し割の日がやってきた。

               
日付毎に採っては割り、熟し具合と糖度を測定して収穫の日を決める。

で、収穫が始まった。

       
8月の初旬だというのに雲は低く垂れ込み、今にも降って来そうな空の下での収穫作業。 

だが、こんな空は毎日のことであって、度重なる裏切りに今年はもう期待しないことにした(苦笑。

       
それでも何時ものお客さんは今年も贔屓に訪れてくれる。 庭先では隣りと言っても100mチョットは離れているが、高校生のYちゃんがアルバイトで手伝ってくれるし

                
甥の娘達もやってきて、梱包が終わった西瓜の重さを量り下げ札付けを手伝ってくれる。

       
仕事は大勢の例え通り、こんな風に大勢の人たちに支えられて作業は進み、僕の西瓜が全国へと発送されていく。
                
そんな中、富山から可愛いお客さんがノート片手に尋ねてこられた。 夏休みの宿題の自由研究に僕らの西瓜を取り上げたとの事。

是非畑と梱包作業が見たいと両親に連れてもらってやって来られたのだった。

収穫した西瓜を初めて食べると言い美味しいとよろこんでくれた。

同じ県とはいい遠く離れた少年が僕らの西瓜に興味を持ってくれたことが一月余りズーット湿ったままだった心を晴れやかにしてくれた。

ありがとうございます

2009-08-02 23:29:11 | 日々の暮らし
先日不手際を呟いた際にログ友の楽母さんより暖かい励ましのお言葉を戴いた。

今日それがお告げだったかのように1通のハガキが届いた。

       
昨年もそうだったが、今年も買って送ってくれたお客さんではなく、送られた側の方より有り難い言葉が届いた。

届いた西瓜が大きく(24kg)で驚いたこと、切ってみて瑞々しく美味しかったことなどからどうやって栽培されたのだろうと家族で話題になったことなどが丁寧な字で綴られていた。

そして最後に御身体を大事にして来年もいい西瓜作って下さいと結んであった。

一生産者にとってこんなに有り難く勇気付けられる言葉はない。

単純な僕はもうこれだけで泣ける。 先々月だったか、畑の前を通って通勤される方より 「こんなに手間が掛かる西瓜だとは初めて知った・・ 身体を大事にされて頑張って下さい」と声を掛けられたことなど・・ 嬉しい限りだ。

冷夏は30数年前にもあったが、今年はそれ以上のように思う。 この気温では西瓜も食べたいとは思わないね、等といった言葉も耳にする。

友達に西瓜が終わったら出稼ぎに行こうかなぁ・・なんて言ったが、まんざら冗談でもない(苦笑。

そんなこんなの中での届いた1通のハガキ。

例え上手であっても嬉しいし、有り難く、僕の一生の宝物にします。


そして嬉しいついでがもう一つ

夕方に雨が降り出し、畑仕事に区切りをつけて出掛けたカターレ富山の応援

今日の相手は湘南ベルマーレ。 前回コテンパンにやられた相手。

で、それが姜ちゃんが後半にコーナをダイレクトに決めて1:0で勝った。 嬉しいホームでの2連勝だ。

       
     雨のなかも力も抜かず精一杯の応援。 皆さんお見事です。

        
サポータの前で勝利のカニダンスを披露する選手達。 ありがとう