岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

男二人のクリームソーダ

2010-08-28 20:38:54 | 日々の暮らし
連日の猛暑はもうこれで三十何日続くのだろうか。 夕方になっても一向に翳りが見えない熱波に少しでも風の通り道を見つけては移動してあるく次第でほとほと情けない(笑。
 
仕事から帰ってきた息子に、「カキ氷」でも食べに行かないかと誘い出掛けた。 行った先は町でも老舗の甘党の店。

ところが残念な事にお店のお母さんの入院などで今夏は氷ものはやってないとの話し。 で、頼んだのは息子がチョコパフェで僕がシェーク。

酒を飲めない僕に、飲みたくない息子の二人が揃って甘党のお店でデート。 こんな光景傍から見たらさぞや気色が悪いものなのだろう(苦笑。

当の僕らはこれだけではもの足らず、次に頼んだのが二人揃って「クリームソーダ」。

息子曰く、なんでソーダは何処で頼んでもメロンなんだろう?。と

僕は答える。 そりゃぁ昔からメロンは高価なもの、苺やバナナなんかじゃ贅沢感が出ないよ。

なんて(苦笑、バカ話しのやりとりを店のオヤジさんが奥で可笑しそうに笑ってる。

僕はずーっと以前から息子に家の農業を継がないかと誘ってきた。 それは決して「やれ」とか「手伝え」なんて言葉を使った事もないし、強要したこともなかった。 むしろ寝た子の耳元で囁くように「農業っていいぞ~、西瓜は面白いぞ~」って言ってきたつもりだ(照笑。

農業って決して儲からないが、サラリーマンにはない自然に接する楽しみや収穫の喜びがある。 米作りは六十になってからでもと言うが、西瓜作りは早いに越したことはない。


その息子が僕と一緒にいる時間を苦にしないというか、煩わしく思わないでいる様にみえてきたこの頃である。

こいつはシメタと思ってよいのだろうね(ニンマリ笑。




闘い済んで

2010-08-25 05:13:26 | 日々の暮らし

       
贋玉と呼ばれる着果日が分からない西瓜。 つまり虫などによって交配されたもの。 8月の収穫時の忙しいときでもあり、手が回らないこともあり沢山の実がつく。

下はようやく今期が終了した西瓜畑。 畑の左側は藁いらずの銀マットを回収すべき伸びた蔓を取り除いたところ。

       

       
休みが揃った今日は家族総出で銀マットの回収だ。 休みが揃わないときや平日には二人で行なう作業もこの日は快適快勝(笑。

そしてこんな後片付けに戴くのが先の贋玉西瓜なのだ。 今年のようにお盆が過ぎた今でも猛暑が続くなか、贋玉とはいえ充分に甘く熟した西瓜は乾いた喉に最高だ。

畑の片づけが済むと休む間もなく遅れた田んぼの草刈が待っている。
       

       
猛暑にエンジンの熱気が堪らないく半袖半ズボンの軽装で挑むが、撥ねた小石が当たって痛いのって(苦笑。


北海道産のトウモロコシには深い想い出が

2010-08-23 12:59:05 | 日々の暮らし

       
       
昨日友達のMさんから北海道産のトウモロコシを頂戴した。 で、早速に茹でて戴いた。

僕は北海道のトウモロコシには特別の想いがある。

まだ20代前半だった頃、お祭りの香具師と呼ばれる人たちの店が並ぶ通りに車を進入させ接触事故を起こした。

接触事故といっても僕にはそんな感触もなく、見せていただいた屋台の骨組みにも「何処が?」というものだった。

だが事は早かった。 初めは小母さん一人だったのが、見る見るうちに上半身刺青を曝したものなど、いかにもそれらしき人たちが4~5人集まってきた。

そのうち兄さんと呼ばれるこれまた本物らしき人が現れ示談交渉が始まった。

先方が言うには、この屋台を修理するには岐阜まで運んで直さなければならず、その間ひと月ほど掛かり、その間の営業を休まなくてはならから云々・・ とジワジワと攻め込んでくるのである。

僕はといえば、暫し家族に相談したくと言い電話のあるところまで行き、友人で警察官になってる○○君を呼び出したりして相談したが

彼曰く、祭り会場に進入したお前が悪く、ひたすらに謝ること。 俺の名前は出すなよ・・ と言って切った(苦笑。

それから後は一向に払いますと言わない僕に業を煮やしたのか、兄さんなる人が「三万円」でどうかと言った。

先ほどの友人から、先月には飛び跳ねて歩いてた少年が屋台の骨に頭が当たり、曲がったと因縁をつけられ50万円を支払わされた事件を聞いてたので、シメタと顔には出さず了解(苦笑。

電話で近くの知人にお金を借りて支払い、キッチリ領収書をとった(苦笑。

支払うと何時の間にか件の強面の人たちは何処かに消え、先の小母さんが一人。

やれやれ、営業ができなく売り上げが落ちちゃったよと言うので気の毒になり、残ったトウモロコシを全部売って下さいと申し出た。

小母さん喜び、「ハイ全部で一万八千円だよ、北海道生まれでとても美味しいんだから」

 


すいかサイダー

2010-08-15 08:34:45 | 日々の暮らし


西瓜の収穫も終盤を迎えた先だって、町の商工会若手グループが特産西瓜で「スイカサイダー」なるものを作りたく、材料の西瓜を僕の畑でという申し出がJAを通じてあった。

こういったことには異論などある筈もなくひとつ返事で承諾。

一昨年にも学校給食用に西瓜ゼリーをと協力した経緯がある。 我らがブランド西瓜が世に出ることならばいくらでも協力惜しみません。

これまでも無果汁ではあるが、すいかサイダーなるものはあることをしっているし飲んだ事もあるが・・ 

それがおらが町のというか、自分が育てた西瓜でというまたとないお話しである。
富山ブランドを使ったサイダーがどんな味に仕上がるのか、サイダーファンの僕としてもこれは期待が大きい。




皆さんのお陰です

2010-08-12 21:05:01 | 入善ジャンボ西瓜のこと

村のSKさんから僕に看板を作ってあげると言う申し出があった。

           
そして出来たのが家の入り口は藁加工小屋の前に設置された富山ブランドの看板だ。 

町で作成したポスターがインパクトがあり、自分がモデルという事もあって当局及び関係者の許可を得て作っていただいた。

右に見えるブルーの旗は隣りのHさんが用意してくれた「がんばれカターレ富山」。 前から欲しかったのだが市販品ではないためほぼ諦めていたのだ。 西瓜の幟旗と一緒に立てて
共に頑張った(笑。

こうやって西瓜の手伝いを戴いた方々ばかりではなく、いろんな人からもご好意を戴き感謝、ただ感謝あるのみ。


特産西瓜も終盤を迎えて

2010-08-12 20:30:59 | 入善ジャンボ西瓜のこと

       
日付が替わる度に試し割をおこない糖度を測る。 100%とはいかないが間違いを出さないための大事な作業だ。

収穫作業の方はお盆を前にほぼ終わりを迎えつつある。 家族総出の協力はもちろん、多くの方たちの応援で今年もなんとか乗り越えられるようだ。

       

       

       

       

       


全国版ですよと言われて

2010-08-05 21:03:24 | 入善ジャンボ西瓜のこと

中二日おいてテレビ朝日の富山支局から連絡が入り取材の申し込みがあった。

       
ジャンボ西瓜のPRになるならと引き受けて、やって来られたのがいつも電話でFMっぽい声の I 女史。 肩書きは支局長ということで、ステキなのは声だけではなさそう。

       

先日の収穫作業等の放送は地方版だと思っていたら全国版で流れたそうだ。

そして今回も全国版とのこと。 もちろんそれに伴って品質管理等一層の責任が付いてくるが、こういった人たちのお陰で早く入善ジャンボスイカが全国区になりますよう一生産者として願うところである。

タイトルは今夏の猛暑ではたして勝ち組負け組みは?なんてことらしい。

あんまり好ましくない企画だが(苦笑、精一杯ジャンボ西瓜のことを伝えたつもりだった。

いつ放送されるんだろうと内心気を揉んでたら(笑、今日連絡が入り昨日に放送されたとのこと。 で、向こうが伝えたかったのは僕が語った大部分はカットされたことらしい。

今夜そのことを家族の前で言ったら息子が、父さん理屈っぽいことを一杯言わない方がいいんだよ。 「夏は西瓜が一番、暑い夏は西瓜がうまくて沢山売れるんだ」って言っとけば受けが良いのにって言われた(苦笑

なるほど、以前スイカ盗難の際、尽力された若くて可愛いM巡査に長々とスイカ談議をして、あとで随分と反省したことを思い出した。

歳と共に理屈っぽくなってきてるようだ、気をつけなくちゃ(苦笑。




園児と西瓜

2010-08-03 16:33:11 | 日々の暮らし

       
今時珍しくなった二宮尊徳像のある旧小学校跡に建つ椚山保育所。100人余りの小さな保育所だ。

地域にあってからの西瓜栽培だとの思いで僕はジャンボ西瓜の出前サービスを続けている。

       
今年も無事に収穫時期を迎えることができたので飛びきり大きいものを持参した。

左の床に置いた西瓜の上には早くも園児が馬乗りになっていて園長先生が咎めておられたが、僕には一向に構わなく、そういった光景は微笑ましくさへあった。

喜んでもらえる事が何よりもの励みになり、この子達のなかからやがては後継者が現れてくれる事を望むのだが。