岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

農業の明日を憂える

2010-12-21 22:37:48 | 新聞、テレビから
昨日、村の生産組合(農業に携わる人たち)の今年の稲作反省会が小杉公民館で開かれた。

今年の夏の特筆すべき猛暑に、既に新聞テレビで報道されたように全国的に稲作はダメージを受け、我が町内に於いても散々たる結果に終わった。

反省会では、改善すべき事や対策などはもちろん、予想だにしなかった自然(天候)には人はかようにも弱いことなど等、皆さん重々承知の上だが・・

問題は一層の米価の下落だ。 いずれはここまで下がるだろうと言われてきた大台に、早くも来年か或は再来年には到達するだろうという危惧だ。

これまで国の政策に従順だった農家が、米余りという名の下にあっさり首を切られるという事態にやりきれない切なさ哀しさを感じる。

平成二年以降下がり続ける米価に据え置きの野菜。 方や上がり続ける労賃に肥料や農機具代では今日のこの日が見えていたってことか。

今日訪ねてきた僕の友人が言った 「政権交代だ」

僕も言いたい。 今の現状に明るい見通しもないのに担い手政策なんか語るなと

現状を打破し、希望の持てる政策を進める強いリーダが現れることを切に望む。


ザ・スターを観て

2010-07-03 22:19:05 | 新聞、テレビから

今ほどBS「ザ・スター 麗人・美輪明宏」を観終わった。

久しぶりに感動し、涙が溢れた。

いつ頃だったか「ヨイトマケノ唄」を知ったのは、涙が止まなかった。

僕が子供の頃は周りがそうだったように、母も土方仕事に出ていた。

時代背景が分かる僕らの年代はこの唄を聞くたび歌う度に涙が溢れてくる。

今夜は今の女子高生がスタジオに参加していて、その多くがこの歌を聞き涙を流してるのを見た。

世の中なかなか捨てたもんじゃない。 

今時と言われて久しいが、心が通じ合える頼もしさというか、なにか明るい一条の光りが射したそんな嬉しくなるような夜だった。


「めちゃくちゃな怒りを感じる」を読んで

2009-04-24 07:00:54 | 新聞、テレビから
僕も好感をもっていた人気者の草薙くんが酔っぱらって全裸になり騒ぎ逮捕された。

正直このニュースを知った時点では「何故?」と思った。 僕が田舎者なのか無知なのか、これまでも、いや今でも酔っ払いの類はどれほど見てきたことか。

一人騒いで逮捕なら、こちらには逮捕者が続出だなんて思った次第です。

ただ今朝の新聞を読んで少し怒りを感じたことを一つ。

彼が関わるCM元の総務省の鳩山邦夫大臣が 今回の事に関し「メチャクチャな怒りを感じる」と言った言葉に僕は怒りを感じた。

この頃になって何かとあちらこちらで怒りを見せて話題になっている大臣だが、

ならば、大事な記者会見で酩酊会見を行なった中川くんは何故いまも議員を続けているのですか? 何故、あの時もっと厳しい意見ができなかったのですか?

その中川くんは最近になって「核には核を」と問題発言を行い、それに対する党内の対応も非常に甘く気になる。

大臣を辞職すればいいという問題ではないでしょう。 他人に厳しく身内に優しいそんな人間鳩山がコメントできる立場ではないでしょうがと・・僕はおもうのだが。

介護のプロフェッショナルに感動

2008-11-19 17:09:00 | 新聞、テレビから
昨夜某テレビの有名番組「プロフェッショナル」を観た。

グループホームに入所してる認知症の方々の世話をしておられるプロ介護士にスポットを当てたものであった。

世の中には介護に携わっておられる方は数多くおられることだろうと思うが、今回登場された大谷るみ子さんはただの職人ではなかった。

僕自身も介護ヘルパーの講習を受けたことがある。そして実際に現場で実務講習も体験した。

そのてんでは介護の現場は大変であり介護する側に大変なストレスを与えることなど知り、介護する側の負担の大きさだけを見てたような気がする。

それが今回この番組を観て、全てが弱者を見る視点に立った者の言い方、考え方だと思った。

最初に僕が言った「世話をしておられる方」という言い方も間違っているのかもしれない。

彼女が言った。 「基本的にはその人の心も大事なものも何にも変わっていないのだけど、病気が見えにくくさせている」 

また、「大事なのは相手を理解し心と向き合うこと、食事の世話やトイレ、入浴の世話が全てではない」

「心と向き合っていれば他の介護の仕方が多少ぎこちなくとも許してくれるものなのだ」

確かに僕なんか講習を受けたときは技術面が要求されたし、実地講習では現場の介護士さんが限られたスケジュールのなかで機械的にこなすのをやっぱりプロは違うと思って見ていたものだ。

最近はテレビでも介護の現場での離職者が多いことを取り上げているように、大変な現場にあって全ての施設で余裕をもって看ることはできないことかもしれない。

でも今夜は思った。 大変になって慌てふためいているのは介護に立つ人自身の心のもち様にもあるのだと。

チョットした動きに慌て不安を感じ動揺するのは形ばかり求める自身の弱さも多分にあるのだと。
 

おそらく彼女にはマザーテレサのようにどんな人でも愛することが出来る特殊な力があるのだろう。 心の広い天使の様なひとだ。

最後に言った「何が大切なのか解っていて、いろんな困難な壁が立ちはだかっているんだけれど、志を高く持って進んでいく」

彼女がこの仕事を誇りにもって続けていける最大の理由、志はいろんな分野でいろんな人が口にする言葉だが

「志」とは本来そんな軽いものではなく、一生を捧げるくらい重く、そして周りの人を変えるだけの力があるのだろうと思った。

機械を作り世話をするのではない、動物や植物を育てるのとはまた違う。

僕には到底真似はできそうにもないが感動した。

毎日生身の同じ人間と向き合っていて、それでもこんなに笑顔が素敵な人を見ることが出来た。

何かとっても大事なチケットをもらったような、何か特別良いことを教わったような、そんな夜だった。

 

寺田屋は戦火で消失

2008-09-26 07:53:19 | 新聞、テレビから
してたとの調査結果を市が報告したと知った。

あの刀傷や銃弾の痕はなんだったのかと寂しくなった。

これが本当だとすれば食品偽装となんら変わらないじゃないかと、人の心の弱さはもう拭いきれないほどに染み付いているのだろうか。

これまでは、知らないでよかったこともあると思ってた。

でも、こうも偽装問題が頻発すると全て疑って掛かりたくなる。

けっして伝統がなくても、味が一流でなくても、物がみすぼらしくても歴史を語り継ぐ熱意と人の誠意があれば人は後押しをしてくれると思うのだが・・。

熊が屋根裏に潜りこむなんて

2008-09-03 21:42:16 | 新聞、テレビから
昨日の夜11時過ぎに富山県は砺波市の山間の民家の屋根裏で異様な大きな音に驚いた家人が懐中電灯で外から軒下を見たところ、自ら壊して開けた軒下の壁から身を半分のり出した体調1m20cmほどの大人の熊を目撃し、慌てて隣りの家に家族全員避難したと《ニュース》で知った。

近年住宅街で熊が目撃されることが多くなり、民家に侵入したという事も聞くようになった。

僕らの町でも襲われて死亡すると言う痛ましい事件があったばかりだし、隣町の山間部に住む僕の姉の家の玄関前で新聞配達の人が熊と出くわしたということもあった。

しかし、家人が居る屋根裏に入り込むなんてことになると誠に怖く、幾ら山間部の出来事であっても当家の方々のことを思うととても他人事とは思えない出来事だった。

 宜しければニュースをクリックしてみてください。

!大馬鹿者めーッ

2008-08-27 20:32:35 | 新聞、テレビから
大根の畝の草取りをしてたら、胸のポケットに入れたラジオが東京の渋谷の毒蛇事件を伝えてた。

毒蛇を無届で61匹(実際は51匹だったそう)も飼っていた男性が餌をやろうとした際に咬まれて身の危険を感じ119番したことで、事の詳細が分かり逮捕されたとのこと。

アホーッ! 大バカモノッ!!またしても居たんだこんな野郎が、と腹立たしさを憶えた。

最近でもペットに飼ってたアライグマを面倒見切れなくなって捨てた奴もいたが、ものは毒蛇だ。

外へ逃げ出したらどんなことになるか判断もつかないのかと、情けなくなる。

聞けば年齢が41歳、こんな奴を飼ってた渋谷区も情けないだろう。 無差別殺傷事件同様、自分の命は惜しいのだから、腹立たしくなるやら、情けないやら。


実はこの報道を聞く前に田んぼに水を入れてて丁度いい塩梅になったので止めにいったら、大バカヤロー的な事があったのだ。

     
     
この様に水と一緒に空き缶やペットボトルにタバコの吸殻がまとまって流入していた。

情けなく、腹立たしさを覚えているところに毒蛇騒動だ。 少し大人気なかったかもしれないが、これくらい言わせてもらっても罰は当たらないだろう(苦笑。


オリンピックも酷だよね

2008-08-26 12:59:24 | 新聞、テレビから
先ほどお昼の某テレビで今回のオリンピックで『感動したこと、ガッカリしたこと』というテーマで街頭インタビューを交えそれぞれの競技のポイント場面を放送していた。

感動した場面を取り扱うのには何の問題もなく再度見ることでその興奮を改めて感じたが・・ 

問題は、何も其処に並べ立ててガッカリ場面を放送しなくてもと感じたのは僕だけだろうか。

ガッカリ競技にはもちろん街中の厳しいコメントや識者の苦言などが寄せられていて、内容といえばなるほどのことではあるのだが・・

プロ野球の空き時間に放送される好プレー、珍プレーは年棒数千万のプロ選手達の表裏を見てるようで、面白く見させていただいているが、これは違うだろう と感じた。

分かっていてもこんな風に放送されると、選手達が哀れにみえてくる。
全ては知る由もないが、個々に選手達は頑張ってきたであろうし、一番堪えてるのは選手本人のはずではないだろうか。


今回によらず主に話題性のある競技だけを取り上げている報道にも違うだろうと、

もっと頑張ってメダルこそ及ばなかったが、頑張った選手は沢山いるんだぞって・・ ・
この場を借りて言いたい(苦笑。

一つ盗られて一人掴む?(笑

2008-07-28 20:48:08 | 新聞、テレビから
昨日の夕方は花形満の「ゴジラのでそうな夕焼け」←大分曖昧になってきてるが、の様な凄い夕焼けだった。

     
用事で出掛けたおりだったので車を降りて何時までも眺めていた。ふと気づき後を振り返ったら北アルプスも茜雲に覆われていた。

     
考えてみれば最近山や空を眺めた事がなかったような気がする。 いつの間にやらすっかり夏山に変わっていた(笑。

ともかくこの夕焼けは異常で僕が道路に立って空を眺めているのに気付いて寄って来た友達に「明日荒れなければ良いのだが」と言って分かれたその夜半から天気は崩れた。

未明には雷雨を伴い激しく降った。 それでも夜が明ける頃には小降りになり安堵した。

畑を見回ったが特段に変わりは無く改めて一安心する。 雨はそれでも止まない為少ないがまだ残った収穫はやめて収穫日の近づいた玉の日付管理をする。

そのうち雨も止み、ノート片手に畑を回る僕に件の婦警さんがミニパトでやってきた。

例の盗難事件の時は素早く動いてくれて、あの後もう一個盗まれただけで今のところ済んでいる。

婦警さんといってもまだ若く僕の娘よりは年下かと思われる。 腰に拳銃を下げているが、可愛くてこっちが守ってあげたいくらい小顔で子供っぽい←オイオイ危ないぞ(苦笑。

ひとしきり世間話の中で特産の西瓜について聞いて来るものだからついつい力説してしまい内心チョットくどかったかなと思ったら、彼女が「両親からせっかくそっちに勤務してるのだから西瓜食べたい」って言われているので明日買いに来ても良いですか・・と言ってくれた。

そしてこの間の事件の時に試し割りに切った西瓜を戴いたときも美味しかとも言ってくれた。

ヨカッタ。 ややもすればクドイ親父め、と言われて・・いやぁもう既に言われているのだろうが、呆れられただろうと思ったが・・これはシメタ、僕らの特産西瓜フアンの予備軍一人捕まえたぞ(笑。



高波が僕らの町を襲った

2008-02-25 19:19:56 | 新聞、テレビから
昨日高波警報が出ていたのか、総会の後の湯入りの帰りに国道から見る海の大波に尋常ではないものを感じ、皆で近くの宮崎漁港へ向かった。

道路から見る海の、盛り上がるようにうねる波の高さが自分らの目線と同等か、それ以上に感じたからだ。直感的に、こんな海は見たことがないぞと思った。

漁港へ入る道が途中でバリケードがされていて直ぐ傍にまで海岸の砂利が打ち上げられているではないか。只ならぬ空気に海に目をやれば、台風が来たって此処までは上がらないだろうと思う高さを越えて猛烈な波がブチ上がっていた。

      
          
僕らは車を下りて高台へ向かった。波の凄さはここからでも充分に確認できる。今まで見たこともないような大波の迫力にただただ圧倒される。

付近では地元の方々が出て警戒に当たっておられ、ピリピリとした緊張感が漂っていた。
僕らはいずれもこんな事は初めて見たと言わんばかりに恐怖に早々に車に乗り込んだ。

そして夕方になり、僕らの町の漁港でも被害がでて結果人一人が行方不明になっているとの情報を得る。

     
     
     
これらは今朝の朝刊を拾ったものだが、昨夜のニュースでも放送され一躍入善町は有り難くない話題で全国に発信された。

今回過去にない被害をもたらした高波だが、過去にもこれに近い被害を何度か経験している。

そもそも、秋田沖に発生したうねりが何故富山湾に大きな被害をもたらすのかと言うと、その特異性にある富山湾が作り出す寄り回り波によるらしい。

僕は県外の富山が何処にあるか知らない人に言う場合 、日本を巨大な魚に例えて「背びれの内側にあるのが富山ですよ」なんて云ってたのだが、その背びれの能登半島が打ち寄せる波を堰き止めるような形となり被害を大きくしたようだ。

冒頭に「高波警報が出ていたのだろうか」と書いたが、これも今日の気象庁の発表では現時点では、高波に関する早期警報は難しいとの見解であった。 

自然は恐ろしい、講演で佐伯邦夫さんが山へ入る際の心のあり方を説いておられたが、人はもっと自然に対して謙虚になるべきなのだろう。
人間が全てを征服したような錯覚に囚われ、怖さを忘れた頃に災害がやって く るように思えてならない。

先ほども公共放送で被害状況等を伝えてたので此処であえて述べるつもりはないが、僕らも同じ町民として出来うる限りの支援をしていきたいと思う。

亡くなられた方には謹んでお悔やみ申し上げます。そして被害に遭われた方々には改めてお見舞い申し上げます。