岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

直播田のグロだし作業

2008-03-31 23:49:26 | 農作業
6時ハウスへ様子を窺う。小雨降るとても寒い朝で気温は4度でハウスの中でも7度であったが、それも次第に止んで時折陽射しも覗く空に。

       
ハウスの脇の畑では菜の花が花を付けだし、家の庭にはスミレの花が申し訳なさそうに一片咲いて、だけだけに春を演出していた。

       
このスミレはもう20年ほどになるだろうか、黒部の奥山の工事現場に咲いてたものを株分けして植えたものだが、雑草に強いのか絶えずに今日まで毎年花を咲かせてくれる。

またスイカ畑の横の高速道路の法面にはレンギョウの花が

     
黄色くひと際鮮やかに春を告げて殺風景な人工物に彩を添えている。

家ではこのところの天気だ、晴れ間が覗いたら洗濯物を外に急いで出してお日様を戴く。

      
この春は中々に洗濯物を外に出せる日がないし、曇り空ではかえって湿るので、やはりお天道様は偉大だ。


さて、今日は田んぼのグロだしをする。 グロとは、隅とか周囲の一辺などを指す言葉で、田んぼの四隅の事だ。 陽射しはあるが風があって幾分寒く一枚羽織っての作業となった。

     
この左上の角隅は機械では重箱の隅をあさる様には巧く起こせないので

     
こうやってスコップなどで人為的に隅の土を取って機械がカバー出来る範囲のところまで投げておくのだ。

これを全部の田んぼの角々を機械を入れる前に済ませておくのだ。
ところで相方のバアチャンはというと


      
ハウスの真ん中辺りでこの前からの続きで畦塗りを行なっている。 その上には町のシンボルタワー「西瓜の塔」が高速道路「北陸道」の上にスクッと立ってアピールしてる。 先ほどのレンギョウはあの塔近くで撮ったもの。

午後の二時半過ぎて小雨が降ってきた。 雨が降ればやはり寒い。

合羽を着込み今日中に終わらせるよう努める。 夕方寒さも増して風も出てきたが、5時にようやく終了。 家へ入って明日の天気の確認をとる。

明日は一日雨で、3日頃までは雨が降りやすいとの事。 悟られないようにフゥ~っと小さくひとつため息を吐く。