岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

今年も臼で餅をつく

2010-12-28 21:03:24 | 日々の暮らし
今朝の日の出と朝日岳。
     

昔は年末になるとこの辺じゃどこでもこんな会話があった。

「そこなつモツかたすたか。おらつぁ~あすたかたよけ。」「おいあんま、あすたとモツかつかれたのんだぞ」

「お宅はもう餅つき終えたのですか。うちは明日搗くんですよ。」「おい息子よ、明日の朝早くに餅を搗くのでお前も搗いてくれよな」

さて我家も恒例の年末最後のイベント「餅つき」を今朝行なった。 29日は苦もちで、31日は一夜飾りと言って嫌い、今日の28日になったわけ。


     
自慢の臼と杵だ。杵は傷んできてるが、削っては直して使ってる。下に敷いた莚は西瓜の運搬時に当て布代わりや、小豆や大豆の乾燥になど等に使っている大事なもの。

     

                  

     
里山に住む姉が今年の春に摘んだ「ヨモギ」をわざわざ持ってきてくれた。

       

      

      

     

     


農業の明日を憂える

2010-12-21 22:37:48 | 新聞、テレビから
昨日、村の生産組合(農業に携わる人たち)の今年の稲作反省会が小杉公民館で開かれた。

今年の夏の特筆すべき猛暑に、既に新聞テレビで報道されたように全国的に稲作はダメージを受け、我が町内に於いても散々たる結果に終わった。

反省会では、改善すべき事や対策などはもちろん、予想だにしなかった自然(天候)には人はかようにも弱いことなど等、皆さん重々承知の上だが・・

問題は一層の米価の下落だ。 いずれはここまで下がるだろうと言われてきた大台に、早くも来年か或は再来年には到達するだろうという危惧だ。

これまで国の政策に従順だった農家が、米余りという名の下にあっさり首を切られるという事態にやりきれない切なさ哀しさを感じる。

平成二年以降下がり続ける米価に据え置きの野菜。 方や上がり続ける労賃に肥料や農機具代では今日のこの日が見えていたってことか。

今日訪ねてきた僕の友人が言った 「政権交代だ」

僕も言いたい。 今の現状に明るい見通しもないのに担い手政策なんか語るなと

現状を打破し、希望の持てる政策を進める強いリーダが現れることを切に望む。


ほんこさま

2010-12-14 18:59:49 | 日々の暮らし
暖かい冬だ。 平野部に至ってはここまで雪の気配さへない。
例年なら雪に尻を叩かれるように片付け仕事や雪対策に追われるのだが、なにか拍子抜けというか今ひとつやる気が起こらない(苦笑。

それでも師走。僕にとってはこの時期ならではの風物詩というか「ほんこさま」があった。

報恩講のことで、信仰の厚い北陸ならではか、「様」をつけて呼ぶ。 うちの寺では秋にお寺で報恩講のお勤めがあり、その後檀家を回っての報恩講がある。

我が養照寺では僕の家へ来られるのが決まって師走のこの時期で、一年の締めくくりが出来たようでホットするものだ。

       
写真好きな養照寺の権化はん(住職)と一緒に回られるのが宇奈月の樹徳寺の権化はんである。 音楽家で声も良く、毎年4月の報恩講ではフルート演奏を交えての法話など、親しみやすいお寺さんとして務めておられる。


いい仕事してますねェ~

2010-12-11 22:00:59 | 日々の暮らし

       
普段は誇らしげな北のアルプスが厚い雲に覆われ、さしずめ孤高の山と化した負釣山(おいつるしやま)。 ・・とは言いすぎだろうか。

目立つものを排除したおらが山はなんど見ても格好がいい。特に家から見る山の背が好きだ。 実際登ってみてわかる事だが、北アルプスの良いとこ取りを集め、コンパクトに凝縮したようなそんな山である。

その負釣山959,3mの中腹辺りまで雪が下りてきたのを見て、今年も本格的な冬が来る前にと、家の屋根に上る。

       
案の定、この前からの強風で家の周りを囲む木々の枝葉が屋根に堆積し、放っておけば雨漏りの原因になるところである。

箒を片手に上から順に掃き下ろしていると、瓦が何枚も破損しているのに気付く。 昨年もたしか一、二枚あって自分で取り替えたが、今回は数も多く、雪止め瓦も含まれている。

来週半ばには雪マークの天気予報。 急いで十七、八年前にこの屋根を手掛けた瓦屋さんへお願いに行く。

生憎の土曜日、数日待たされるのを覚悟でお願いすれば、他で作業中だが、直ぐ来てくれるとの事。 ありがたい。


       
以前と変わって代替わりされていた瓦屋さん。あの時のお父さん同様、身のこなしの軽くて手早い事。 だが、それ以上に感心させられたのが、仕事の流儀。

若い衆一人を修繕箇所以外の屋根の全てを回らせてチェックさせ、驚いたことに、あとで自分で梯子を掛けては回ろうと思っていた雨樋の掃除までしてくれる気の使いよう。

職人といえど客商売なんだと言えばそれまでのことだが、感心し、思わず呟いていた。 「 いい仕事してますねェ~ 」って。

稲村瓦工務店さん風の強いなかにも拘らず、ありがとうございました。


はりはり漬ける

2010-12-08 21:38:06 | 漬物のこと
今週ずーっと傘マークのなかで今日だけが晴れ。 そこで朝一番に干し大根を下ろし、はりはり漬けの準備に掛かる。

       
下ろした大根は沢庵漬け同様に手揉みする。 そうしないと売ってある沢庵なんかでも芯の硬いものがあったりするが、歯応えも滲み具合もよろしくない。

        
八つ割りから大きいものは一六割り位に切って再度天日干しに。 仕事を終えた夕方に取り込み、一口大に刻んで洗って絞り、冷ました煮汁に先ほどようやく漬け終わった。

今年は畑で越冬する大根はなく、年内にもう一回漬け込んでお終いなのが寂しい。


おいつるしやま鍋山行

2010-12-05 19:22:19 | 山登り
村の登山隊「小杉トレッキング倶楽部」では、この時期恒例の鍋囲み登山を行なった。

快晴の日曜日となった今日、行き先は会報誌のタイトルでもある負釣山(おいつるしやま959,3m


厚く覆われた落ち葉の絨毯を踏みしめて登れば、山頂付近からは先だっての雪がまだ残って、今年初めての感触にみな感激。

       

       
山頂に立てば冬晴れの下展望は素晴らしく、北アルプス最北の山並みと黒部川扇状地が一望に見渡せる絶景日和。

そんな恵まれた山日和には好きなお酒と仲間に囲まれ、今回の鍋は「トマト鍋」。

正直申せば、前日にカミさんに下準備してもらっていて、僕はなんにもしていないのだが、皆に喜んでもらえて得意面はないってか(苦笑。

       


カターレ最終戦

2010-12-04 19:38:19 | カターレ富山

カターレ富山「今期限りで14選手退団」の見出しに驚き、好きだった選手の引退に寂しくも納得したのがつい先日。

ホーム先回の戦いでは引き上げてくる選手に思わず活を入れてしまった僕だが、今回の安間監督の思い切った改革には賛成で、現状に頼っていてはやがては大きな遅れを招くと思う。

今日そのカターレの今期最終戦がホームであり、カミさん共々応援とお別れに行って来た。 雨が今にも降ってきそうな空だったが、一体感を味わいたくヘルバレーの後ろへまわって観戦。

ファンは勝手なもので、熱しやすく冷めやすく、己の夢を子供に託すようなものだが、対象になるものがあるから夢中になれるわけで、本来地元にそれがある事自体感謝しなければいけないのかもしれない。

楽しく、そして暖かく選手を見送ってあげたいと、これまでの悔しい想いは忘れて応援した。

が、前半2点先取されるに至っては愚痴の一つも出てくるってものだ(苦笑。

でも結果は3:3の引き分け。 今年限りで引退する選手達からの挨拶では涙するものがあったが、ヒデの活躍と、最後には陽気なパフォーマンスも見れて心が軽かった。

ありがとうカターレ富山

ありがとうヘルバレー