岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

明日から山へいってきます

2009-12-30 21:46:08 | 日々の暮らし

12月30日の県境を跨ぐ北アルプスは最北の朝日岳。

       
画面中央の朝日岳の左は長く台形の長栂山、右は小さな突起の前朝日岳。 2000m以上では充分な雪も、下は今年も雪不足が見うけられる。

今年も例年にもれず正月を山で過ごす僕は、お供え餅の各処への配置や玄関のしめ飾りなどを今日中に済ませた。 

また、明日から暫らく続く降雪に備え、ハウスの雪対策に畑の大根やブロッコリーの収穫や漬物つくり等なども済ませ、山行きの準備に取り掛かった。

       

                   
大体の準備はこの前から少しづつ掛かっていたので、食料やチェックを怠りなく明日に備えた。

       
明日から向かう山は負釣山(おいつるしやま)南稜線。 黒部渓谷玄関口は宇奈月温泉から入山し、黒部支流の北又谷の玄関口は小川温泉へ抜けるというもの。

上の写真で、僕の家の真上、白く輝く北アルプスの手前の山で一番高いところが負釣山。 その負釣山の真裏が今回の遊び場なのだ。

雪の少なさを懸念してた矢先、折しも明日から雪とのこと、まして明後日の元日は暴風雪が予想され、これで冬山らしくなってきた。

日の中ハウスの雪対策を済ませ、バアチャンに大荒れになるから外に出してるもので入れなくてはいけないものは早めに入れといた方がいいよ・・ と進言したら

「なんすらにそんなに大荒れになるがに山へ行かんながよけ」(何で、そんな荒れるときに山へ行かなければならないのか) と逆説された(苦笑。

ともかく今回は低山とはいえ、一度大荒れになれば身動き儘ならぬ程に降られた経験もあり、慎重に行動し、充実したお正月を迎えたいと思う。

そういう訳で、一足お先になりますが、一年間皆様ありがとうございました。 帰りましたら、山行報告などしたいと思っています。  

では、行って来ます。




幻のワイン・・

2009-12-29 21:20:59 | 日々の暮らし

       
今月の初めに最後の収穫を済ませたジャガイモの農林1号で作った自家製コロッケ。

僕らの年代は皆そうだと思うが(言い過ぎか(苦笑、コロッケが大好きだ。
しかも、自家製に限ると強く信念を持ってる一人だ(笑。

そんなわけで、新ジャガコロッケ美味しく戴きました。


そんな今日、コロッケに合わせと言うわけではないだろうが、ワインが一本届いた。

なんと僕らの特産西瓜で作ったワインだ。

       

       
このワイン、先月組合の研修旅行の際、特別に一本だけお披露目され、皆で試飲した経緯がある。

実はこれ、町商工会が発足50周年を記念して作っていただいたもので、販売には至っていなく、今回組合員に特別に一本づつの配当となったらしい。

何せ経費が掛かりすぎている為、商品化するためには今後のコスト減に掛かっているらしい。


で、今回限りで幻のワインになるかもしれないこのお酒だが・・・
飲めない飲まない僕は、どうしたものやら ・・


すき焼き囲んで忘年会

2009-12-28 23:12:07 | 日々の暮らし


       
昨日ついた伸し餅を今朝切り分けた。 大体だが、標準より小さめの5cm×6cmに切り分けるのが我が家流。

年末になり何やかんやと忙しなく、バアチャンは仏壇の御道具みがきに余念がなく、いよいよもってカウントダウンかといった雰囲気。

そんな中、僕らの399-1会の忘年会を宴会屋のほっかほっか亭で行なった。

       
上下関係もなく、しょっちゅう(度々)集まっては飲み、年に数回旅行に出掛ける。 楽しければいい、そんな気の良い仲間達だ。

すき焼きを囲んでの宴席だったが、皆からすき焼き肉が美味しいと言われ気をよくした。 と言うのも、飲まない僕も年に何度となく酒席のお店を回るのだが、以外に定番の名のあるお店が、食べるものがなかったり、美味しくなかったりする。

そんな僕が任され選んだお店が「ほっかほっか亭」だったのだ。 しかも安いときてる(笑。 


おっと、外は雪だが、明日には晴れ間が覗くとの予報だ。 はりはり漬けでも仕込むか。

 


12月27日餅を搗く

2009-12-27 12:41:09 | 日々の暮らし

       
冬の花の蝋梅が家のトイレで花開いた。 甘く芳醇な香りが部屋中に溢れ、そこだけが春のようだ。


今年もあと残すところ5日になった今日、我が家の餅つきをおこなった。

例年だと山に入る僕の都合で28日に行なうのだが、今年は日曜の今日に合わせ、一日早く搗くことにした。
       
       
    
朝の7時よりバアチャンの手返しに合わせ、一臼二升の餅を四度つく。 僕らが子供の頃は今より沢山ついたものだから、餅つきの朝はもっと早かったように覚えている。

       
カミさんが、やらせてと言って搗いてるのはヨモギの草餅。 この朝、山手に住む義兄さんが持って来てくれた農薬やペット害にあってない風味豊かな天然ものだ。

ヨモギもまた春の香り。 一足早く、目で楽しみ、舌でも味わう、御馳走様。

 

今日もまた大根漬ける

2009-12-24 12:43:44 | 漬物のこと

どうも食べ漁った様子の汚らしい写真で申し訳ないが、僕のリクエストでカミさんとバアチャンが作ってくれた「かいもち」だ。

         
ここらでは、ぼた餅、お萩を称して「かいもち」と呼んでいる。 外仕事の僕を、出来たから食べてと呼びに来たのはいいが、やり残しが嫌で少し遅れて入ったらご覧の有様だった(笑。

さて、今シーズン何度目かのタクアン漬けに取り掛かる。 このところの愚図ついた天気で干しあがるのが遅く、今日は先に干した赤大根と普通の青首総太の二種類を一緒の樽に漬ける。

                    
干し加減はうノ字で、塩加減は4,5%。 甘味を少し多めに昆布も多め。

奥のコンテナは「はりはり漬け」用で、これも同じく赤大根とのダブルス。


       

                  

漬物はやはり長年の経験がものを言う。 僕なんかはその都度味が定まらず、歯がゆい想いを抱きながらのくり返しだ(苦笑。

       


時にはお寺さんで学ぶ事だって・・

2009-12-23 13:47:58 | 日々の暮らし
今年初めての出動の朝の除雪の様子。 近年、北陸富山は気温が比較的高く、作業は午前中に済ませるに限る。

       
午後になると雪が融け出し重く、余計に時間が掛かるのだ。

この日はお寺さんのお道具磨きの当番が入っていて、8時半前に除雪を中断しお寺へ急いだ。

       

                   
お寺の数が多い北陸の片田舎にあって門徒数八百数十件の僕らのお寺さんはこの辺でも大きい方だ。

       
お道具磨きは当番制で、これまでバアチャンが家の代表で出ていたのだが、大雪もあって今回は代わって僕が参加した。

誰も競えとは言っていないのだが、光りの反射加減で他人の磨いたものが綺麗に見えるらしく、「まだだ まぁだだ」と言いながら、地金が減るのではと思うほど丹念に繰り返しながら磨く皆さん。

お道具は只の道具に過ぎないのだが、正に人の心が光らせるのだろうとつくづく感心した。

こう言う僕は、岳遊という名前もお寺さんから戴いたものだし、お寺の推進委員なるものに名前を連ねてもいるのだが、取り立てて信心深いという訳でもない。

いや、むしろ己の事にしか関心のない罪深い者だと思っている。 

そんな僕でも、たまの奉仕は心を和ませ、チョッピリ豊にしてくれるのだから、あり難い。

この日はお昼をお寺さんでご馳走になり、家に帰ってから朝の除雪の続きを行なった。

途中、完了しないうちに隣りの家に頼まれ除雪をしてあげる事になったのだが、何時になく丁寧にしてあげれたのも今日の事があったからだと思う。

感謝で合掌。


スクープだ#

2009-12-18 08:20:56 | 日々の暮らし

北陸富山にも雪が降った。 この数日前から「降るぞ降るぞ!」なんて脅しながら、なかなか降らず、やっと来たかという感じ。

       
家から見る御近所だが、雪はまだ薄く、スキーは履けない(笑。

さて、問題のスクープは(照笑
、この雪の降る前日に冬山の下見がてらに黒部峡谷の玄関口は宇奈月へ行ってきた際の出来事。

       
黒部川越しに見る烏帽子山に鋲が岳。 12月も半ばを過ぎて、本来ならここら一帯はもう真っ白になっている筈だが・・

登り口の様子を見ながら尾沼谷出合いまで来たとき、道路の真ん中や斜面の木々に沢山の野生の猿がたむろしていた。

明日からの荒天で餌を食い溜めに来たことはこれまでの山での生活からよく知っていたことだ。

       

       
怒らせないよう、阿吽の間をおいて撮影し、再び車を走らせていたところ

なんと、道路脇に実に似合いのカップルが佇んでいるのを発見、車を止めるも動く気配もなし。

雌の方は毛色もすっかり冬支度を済ませ、(因みに黒部のカモシカも冬は白くなります)二匹とも大きくて主の様な貫禄が漂い思わずカメラを向けた。

           

           

           

これが人間だったら、僕はもうこのページから抹殺されていることでしょう(苦笑。 長く山で野猿を見てきたが、交尾をこんな近くで見るのは初めてだった。

二人は、いや、元へ(苦笑、二匹は雌の方が雄の毛繕いを丹念に行い、雄は為されるままかと思ったら・・ 規則的なリズムで突然に立ち上がり・・ といった行為を何度もくり返し、その後悠々と二人連れて去って行った。

雌猿の首には近年増えつつある猿のテリトリー調査の為に付けられたと思われる発信機が見えた。

本格的な厳冬期を前に最後の発情期かと思われる。 早ければ来春の芽吹き頃か、発信機を付けた親子猿にあってみたいものだ。


郡上ラーメン

2009-12-16 21:36:38 | 旅行

写真は郡上八幡駅。 地元の方には怒られるかもしれないが、僕にはこの大きさが丁度よい。 訪れるこちらも身構えずに、何処か懐かしさが漂う。

       
先だってカミさんと何処かドライブに行こうかと言うことになって、出掛けたのが岐阜県は郡上八幡。

東海北陸道も開通され比較的近いのでこれまでも何度か足を運んだ所。
生憎の曇天だったが、こういうときは町歩きにはもってこいである。

           

                    

       

                    
富山の八尾と同じく、郡上踊りで有名な此処は古い町並みも幾分残し、向かいへ声掛けできる通りの広さもいい。

       

                    
長良川の支流吉田川は夏になれば子供達が橋の上から飛び込みを見せることでも知られているが、緩やかな流れは僕らの地域とは違い、川が生活の場として溶け込んでいるように感じられる。

       

                    

ひとしきり歩き疲れた僕らは御当地ならではの郡上ラーメン屋さんを訪ねて入った。

実は出発する際、寒さもあって今日は暖かい御当地ラーメンをと決めていたのだ。

此処へ来る前、お昼に高山ラーメンを戴いており、予定の行動(笑。

観光案内所で訪ねた際、所謂何でもありのラーメン屋さんではなく、昔からの中華ソバをと聞いて訪ねたのは食堂松葉屋さん。

       
なんと昔懐かしの煮干しの出汁の中華ソバ。 今時のラーメンに慣らされたカミさんも、「昔はみんな、こんな味だったわよね」 と感慨ひとしお。
とろけるチャーシュが苦手な僕も、これでシナチクがもう少し入っていたらいいねと答える(笑。 
                    

                  


山が呼んでる

2009-12-14 18:54:27 | 山登り
       
        
今日も早朝より干し大根を出荷する。 一束10本に縛り、常時80本ほど出すようにしている。 朝の早いのはこの時期辛いが、干し大根は早めに取り込むと変色するのも早い為、出来るだけ色落ちしないうちにと、眠い目をこすり頑張っている(苦笑。


さて、話題は山のこと。 つい先日、西瓜の跡田を耕して代かきをした。 いい天気で北アルプスの白馬岳や朝日岳が眩く輝き、すっかり葉を落とした近くの山々も暖かそうで、「お出でお出で」と呼んでるように見えた。

で、早速に姉やNちゃんに声を掛けて 出かけることにした。 行き先は町の最高峰で負釣山(おいつるしやま)959,3m。

       
落ち葉を踏んでの山歩きは楽しい。 もちろん膝にも優しく、小気味良い。

何にもましてこの時期の山は葉を落とした木立の間から周りの山々を垣間見ることができ、且つ静寂で、普段とは違った趣があり、好きだ。

       

       
この負釣山(おいつるしやま)は北面が北又谷の水系は小川に。 南面は黒部川に水を落す急峻な山でもある。

よって、標高こそ低いが登り応えのある山であり、積雪時などは急登ゆえ胸まで雪に埋もれながらの格闘も楽しめる。

       

       
山頂に立ちポーズを決める二人。 快晴に風も殆んどなく、お弁当を広げコーヒを沸かし、ゆっくりとくつろいだ。

       
眼下には黒部川扇状地が広がり、その向こうには富山湾、さらには微かに氷見や能登半島が窺える。

       
そして、南東に眼を転じればいつも仰ぎ見る駒ヶ岳が大きく横たわり、右に僧ヶ岳へと伸びて

すぐ左には毛勝が、さらに左へ剱岳や鹿島槍に白馬岳、そして大好きな朝日岳や初雪山が手にとるようだ。

山は裏切らない。 こうやって素晴らしい眺望を与えてくれることもあれば、先週のように雨であっても、シルクの様な山影を見せてくれたり、ジーット耐える草花や来春の為に葉を落として備える木々の凄さを楽しむことが出来るのだから。  

   

鍋を担いで

2009-12-08 22:55:33 | 山登り

毎年恒例の村の登山隊「小杉トレッキング倶楽部」による鍋囲み登山が行なわれた。

       
その歳の本格的な雪を迎える前の12月の初めに実施、本年の山収めとしてきた。

文字通り鍋を担いで登り、適当な場所を見つけ盛り上がろうというもの。

昨年も一昨年も雪の中での鍋囲みであったが、今年は全く雪のない年となった。

それでも、自慢の鍋は、葱に白菜春菊、シイタケえのき茸にシラタキ、焼き豆腐に鶏のツミレとホタテの何でもありのトレッキング名物。

ホタテの出汁が効いて旨さ100倍。 それに僕のハリハリ漬けを添えて大きな鍋も完食(笑。


       
朝の旅立ち前。 プラス僕の総勢8名。 行き先は県東部の外れ大鷲山で僕らの村の公民館を車で出発して15分ほどで登山口に

生憎の雨であったが、そこは好きもの、この日を楽しみに待ってた連中ばかり(笑。

        

       
標高こそ817mと低いが、日本海から伸びた尾根は登山口が1200m前後の一流の北アルプスに匹敵する登り応えがある。

眼下には日本海の荒海が望み、この日は時化で煌めく波が夏の照り返しを受けた街並みを見下ろすようにも見えた。

       

       
山頂に着いた面々。 先々週にはこの辺りも雪であったが、暖冬で積雪は〇。 
かわりに風は強く、先程まで幾らか見えていた眺望も効かず、早々に下山に掛かる。

折しも時はお昼。 途中、風当たりの少ない場所を見つけ、鍋の準備に掛かれば、鍋奉行が多すぎてウルサイったらありゃしない(笑。