岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

特産の西瓜作りのスタート

2008-03-13 23:30:22 | 入善ジャンボ西瓜のこと
今朝の日の出の様子

     
6時5分、このところ夕日もそうだが、赤みが薄いというかピンクっぽい色で、春の装いだ。

風もなく肥料を撒くには良い日だ。

     
昨日の夕方より配置した肥料を明るくなるのを待って散布。

     
水田を畑として使用する僕等には、この時期は畝の上であろうが柔らかく、機械が使えない。 為に全て手撒きとなるのだが、今日撒く土壌改良剤は約1トン。 

中々の重労働のうえ石灰の粉が防塵メガネやマスクの僅かな隙間からでも入ってきて顔はもちろん首筋までも白くなる。

それでも粒状のものに替えてからは良いほうだ。 2年前までは、僕はパウダー状の物を使用していたから頭の髪の毛も真っ白になるし、身体に傷口なんかあろうもんなら、痛くてしょうがなかった。

それでも、この土壌改良剤に限らず肥料は目分量では失敗する。 同じ畝であっても肥料の按排は違う。 キチンと量り、斑にならない事はもちろん、任意で撒くには多少難があっても手撒きが良いのかもしれない。

11時頃にようやく全部撒き終えて、溝さらいに取り掛かる。

       
これも水田跡ならではの仕事だが、一冬越した排水を兼ねた通路の土はドロドロに柔らかく、このままでは一向に硬くならず、一雨毎に柔らかみを増すので面倒だが全部さらう。 これから晴れた日には毎日続く作業なのだ。

大変だろうとバアチャンも応援に駆けつけてくれた。

      
石拾いだ。 元々が畑ではないため石が多 く、中には人の頭くらいのものも結構あるのだ。

時間の惜しい僕は、お昼に干し大根をお客さんに届ける。

     
柿の干した皮も一緒に付けてあげる。 お客さんも僕と同じ漬物が好きで、年中漬けたいのだと言う。

お昼からの3時に村の神明宮に於いて春祭りが催されたので、抜け出して行ってきた。

     
一年のスタートに合わせ農作業の無事や豊作など一年を祈る祈年祭だ。
神事が終わり、この後恒例の宴があるのだが、僕は失礼をさせてもらい畑へ戻る。

これからの僕には晴れた日など、残念ながら悠著な時間などない。
明日は雨だと予報が出てる以上、ひたすら畑に専念する。

晩にバアチャンが海苔巻きを用意していてくれた。     

      
ささやかだが、家の神さんにも食べて戴いて、今年の無事を願う。