岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

富士さんにあいたくなって

2013-03-04 12:39:02 | 山登り


   

この時期なぜか富士山が恋しくなって、一目会いたく出掛けた。

メンバーは山仲間「小杉トレッキング倶楽部」の面々。

行先は山梨県の河口湖近くの黒岳(1793m)と静岡県境に位置する毛無山(1946m)。

当の富士山は夏に2回と冬に3回は登ったけれど、断然眺める山だと思っている。

で、今回ありがたいことに、2日間とも天気に恵まれ、殊に初日は丸一日雲ひとつない、これまで経験したことのない空だった。

   

     

   

   
   
        

   
   



大倉山

2012-06-03 21:23:33 | 山登り

これまでもそうだったが、特に今年から気をつけてることは、どんなに忙しくても楽しみ事は優先すること。 なので今日、村の登山隊「小杉トレッキング倶楽部」恒例の春山行へ行ってきた。

行先は魚津と上市の境界ににある大倉山(1443m)。

行きと下山時には山菜採りも楽しんだ。 そして帰宅したあとにカミさんがそれら(わらびにスス竹やヨモギ等)をサラダに天ぷらにと応えてくれた。

久しぶりの村の仲間との登山。それに山菜採り。それはそれは僕にとっては本当に天国に近付いたような心地よい息抜きの一日だった。

   

   

   

   





再び山へ

2012-03-06 21:16:48 | 山登り

母の喪明けを待って先日に山へ行ってきた。

こう言えば、な~んだ本心はそっちかと言われそうだが、実は今回の山、正月山行として計画していたものが、仲間のみんながこの時期まで待っていてくれたのだ。

行先は負釣山(おいつるしやま)南稜線。 

黒部峡谷の入口は宇奈月温泉より取り付き、小川温泉へ下るというのが当初の計画だったが、時期的に雪はもう腐っていた。

標高は低いと言えど黒部の奥山は高度差五〇〇~六〇〇mはゆうにある切り立った痩せ尾根が随所に現れるところ。

案の定いたるところで雪崩は発生していて、翌日などは深夜にも関わらず雪が剥がれ落ちるという有様で小川への下降を断念せざるを得なかった。

これも自分の都合で巡り合わせになったことで、みんなには本当に申し訳ない気持ちだ。

      

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

本当に侮れない山行だった。 正直危険な箇所ではカメラなど出す余裕などなかった。

それに個人的には反省すべき点が多々あり、もう危うい山行はこれっきりにしようと帰りの道すがら何度か本気で思ったのだったが・・・

それでも二日ほど経つと、これだけ歩けたんだから今年も一年(仕事を)乗りきれるぜと、変に励みに思い、昨日のことなど忘れたかのような学習能力の無さにつ
くづく可笑しくなってくる(苦笑。





Aさんの尖山へ

2011-12-11 20:22:51 | 山登り

先頃亡くなった山仲間で仲良しだったU(A)さんを偲んで村の登山隊(小杉トレッキング倶楽部)のメンバー10人で尖山(とんがりやま599m)へ行ってきた。

今年の最後の登り納めで、生きていたなら彼が仕切るはずだった尖山鍋囲み登山だ。

前夜からの雨風に、テレビでは明日は寒気が降りてきて、所によっては雪との予報に半ば諦めてはいたのだけれど、登山口に着くころには風も和らぎ嘘のような快晴に。

みんなが出掛けるのを知ってU(A)さんが天に傘をさしてくれたのかもしれない。ありがとうU(A)さん。

    

    

    

    







続 剱岳へ

2011-08-13 03:49:31 | 山登り

快適な夜をと渡渉の度に靴を脱いだのだったが、小窓尾根への上りあたりから雨に遭い、池ノ谷の雪渓の上に立った頃はもう全身爪先までグッショリ(苦笑。

それでも日頃の畑疲れに運動不足もあってかテントに潜り込むや朝までグッスリ、なんの不快を感じることもなく眠り続けたのは幸いだった(苦笑。

かくして訪れた池ノ谷、三ノ窓よりの剱岳。 前に来たのはいつだったか直ぐには思いだせないほど体力の衰えを痛烈に感じさせられる山行ではあったが、下山した今はただただこの機会を作ってくれた家族も含め皆に感謝。

   

   

   

   

   

   

      

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

      

   

      

   

      

   

   

   

   

   

   


   

 


剱岳へ

2011-08-09 16:45:34 | 山登り

たった二日であったが、収穫に間ができたのを幸いに山へ行ってきた。

きっかけは先週訪ねてきた50嵐さんにM田さん。 今春訓練中に雪崩で亡くなったMさんを偲んで追悼登山を計画してるとの話し。 この時期山へなど出掛けることのなかった僕はすぐさまその話しに乗った(笑。 

そんな訳で息子に留守を頼み、Mさんにも食べてもらいたく10k余りの可愛い西瓜をザックに入れて行ってきた。

池ノ谷~三ノ窓~長次郎~剱岳~馬場島のコースを一泊二日は殆んど山歩きをしてない僕には最後の最後でもろに脚にきた(苦笑。

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

        

   

   

       

   



                               つづき 


剱岳の懐に残された仲間を想う

2011-03-09 20:46:37 | 山登り

3月に入り暖かくなったと思ったらまた冬に戻った。 桟俵を編む加工小屋が風雪に時折うなり声をあげてきしむ。
外は瞬く間に真っ白に覆われ、道行く車のワイパーがせわしなく動く。

こうやって少しずつだが確実に春はやってくるのだろう。

だが、一向に待ってもやってこない春がある。 先日池ノ谷で雪崩に巻き込まれた県警山岳警備隊員のMさんだ。

雪崩の危険がありヘリも近づけず、一人2140m付近に取り残されたまま10日が経った。

遺体にすがって泣きさけぶことすらできない遺族の方々の胸中を察するに余りある。
藁を編む手を止めては吹雪の向こうを見つめて心が痛む。

お前も岳人の端くれなら仲間と一緒に行って連れて来いと言われても返す言葉がないが、今となっては事故の状況が知りたい。

その時なにが起きたのか?、Mさんはどの位置だったのか?、助かった3人はなぜ?など等知りたいことがいっぱいあるが、県警のその後の発表は一切ない。

これが一般の登山者の遭難事故であったら、どうだろうか?。 救出された翌日には詳細に亘って詳らかにされ、挙句には行動の無謀さが事の重大さを引き起こしたと糾弾されるのだ。

Mさんは帰ってこない。県警は連日搬出できない言い訳を述べるだけ。
悔しく情けない。



剱岳の一報を聞き

2011-02-28 21:50:38 | 山登り
今年に入って哀しいことが続く。 1月には近所で縁のある人の死が続き、先だってはNzで地震が起きて県人に被害者が出、いまだ行方の分からない人が沢山いること。

そして今日の夕方、外仕事に没頭し、ニュースなど知らない僕に所属する岳友会から連絡網を通じ一報が入った。

会員でもあり県警山岳警備隊員のMさんが池ノ谷で救助訓練中に雪崩に巻き込まれ、助け出されたが意識不明の重体とのことだった。

Mさんにはその職業柄、いち早い用具やザイルワークを教えてもらったりしたものだった。 また現場を離れては、僕が村の「入善町小杉トレッキング倶楽部」で「安全登山」と題して講演などもして頂いた。

また個人的には数年前のことだが、深夜に大根を満載して運ぶ僕を怪しい奴と停止を命じ、パトカーから降りてきたのがMさんだった。あと後お互い何度もこの事で思い出しては笑ったものだ。

そして昨年、西瓜泥棒の被害者第一号になった僕の畑をその後に亘ってパトカーで何度も巡回に来てくれ声を掛けてくれた。

知らせを受けたあと何度もニュースを追っかけチャンネルを替えた。 他人の歳をあまり気に掛けない僕だが、一回り程若いMさんの災難に心が痛む。

持ち前の粘り強さで、あの人懐っこい笑顔を見せてほしい。 神様仏様、どうか彼らを救ってやってくださいと願わずにはおられない。


北八ヶ岳へ

2011-02-05 09:35:06 | 山登り

     
「入善町小杉トレッキング倶楽部」の雪山行を今朝早くに見送った。

行先は北八ヶ岳の縞枯れ山。 いろいろと事情の立て込んだ僕は残念ながら留守番役だ。

ここ北アルプスはドカ雪だが、八ヶ岳は例年雪が少なく雪山の経験の少ない人でも訪れるそうだ。

それでもトレッキング倶楽部ではこれまで2回勉強会を開き準備してきた。

どんな低くても、どんなに天候に恵まれていても山では絶対という言葉はないからだ。

幸い天候にも恵まれ楽しみに待ってた週末、気をつけて大いに楽しんできてくださいと見送った。