今日は怪しげな天気だった。予報では雪が降ることになっていたが、朝からどっちつかずの空に直売所から帰ってきて野菜のトンネル掛け用のビニールシートを畳み直そうか迷ってると、カミさんが今日は仕事が休みだと言う。
こんな寒い日はお風呂にでも行って身体を休めたらという事になって、それでも11時まで働いて近くの「らくち~の」へ出掛けた。
ユックリとお風呂に入って、大広間で食事をとっていたらヤケに外が明るくなってきたではないか。 雪なんて何処の空、青空が覗いて陽射しは強く、それはもう春の空だ。
天気だったら仕事をしていたかった僕は思わず、「勿体ないなぁ~」と言ったら、 カミさんが、 「とうさん、それは違うわよ。天気になって陽が射してきたら、田んぼも畑もよく乾いて何時でも起こせるようになっていいなぁって思えば良いじゃない」 って言った。
何時もならここで、「なに言ってんだ、やらなければならない事が沢山あるんだよ」 と、言い返すところなのだが、僕は黙ってしまった。
カミさんの言うとおりだと思った。心に余裕のない仕事というか、日々を送っていることに、自分の女房に対してもチョット恥ずかしかった。
そうと思ったらカミさんが帰るというまでこっちからは言わないぞと決め込んだのだが、帰って直ぐに仕事に掛かったのは言うまでもない。
帰って直ぐに取り掛かったのは、除雪機をトラクターから外して片付けることだ、念入りに点検しグリスを注してこの次の冬に備え仕舞ったのだが、少し早計だったか。
夕飯が済んでからだが、今日お昼に遊んできたからと思い桟俵に取り掛かっていて、9時半ほどに小屋を出た際に一面が真っ白に、雪が静かに降ってるではないか、こりゃ積もりそうな気配だ。
結局僕は、カミさんの言葉を素直に受け止めていなかったんだと、・・以来カミさんがお昼に言った言葉が頭から離れないのです。
今晩寝れないかも(笑。