岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

溝上げ1800m

2010-03-31 22:10:43 | 農作業

       
久しぶりに続いた快晴。 大好きな朝日岳がこれも久しぶりにすっきり見えて気持ちがいい(笑。

ただ風が冷たく田にはまだ雨水が引かず春起こしが出来るような状態ではない。 これはここまですっきりしない天気が続いたためだが、ただ今度の予報の3日以降の連続晴れマークには期待してる。

そこで来週の晴天を見込んで畑の溝上げを行なうことにした。

       
度々書いてはいるが、僕らの地域の田んぼは基礎になる盤底がなく、水が引かない(地中に浸透しない)土質だ。

為に早めの溝上げを行なっても雨天が続いた場合直にドロドロになる。
そこで畝作りができそうな天気を見計らって溝上げを行なうことにしている。

       
ひとくちに溝上げと言っても一本100mあり、それが18本あるのだ。
一冬越した溝には雪や雨で崩れ落ちた土が泥状に溜まり半端じゃない。

バアチャンに「こぶれ」=
中間とも呼ぶ(午前10時と午後の3時に食べる間食)を作ってもらい、それを持って畑へ通った。

こぶれの中身はというと、さざ波昆布と梅干しが入ったトロロ昆布で包んだ大きなオニギリ一個にウインナーと鮭の切れ身。

その甲斐あってか(笑、昨日8本に今日が10本、最後は暗くなって山登り用のヘッドランプを点けての作業となったが2日間で完了した。

お蔭で今は利き腕が棒の様で明日の朝が多少心配だが、それでも終わらせたことに満足。

あとは仮畝が乾いて畝作りが出来る日を待つだけで、神様仏様の心境である(笑。



西瓜苗の準備に掛かる

2010-03-28 19:28:35 | 入善ジャンボ西瓜のこと


       
ミキサーに土を配合して西瓜苗の床土を作る。 例年今頃ならではの作業だが、今年は違う。

昨日も一昨日も未明に雪が降り気温が全然上がらないのだ。 しかも予報ではこの後もマークがついているのだからどんな年になるやら

       
それでもどんな時にでも対応できるように育苗用のポットの準備を済ませ

       
種を蒔く。  全てとは言わないが、何事も天気次第の僕の百姓仕事。
今年は多用もあって早め早めで準備し、もし畝作りが遅れた場合でも慌てる事のない様に二の手三の手は考えておいたほうが良さそうだ。(笑。


中学3年生の手紙を読んで

2010-03-26 21:20:14 | 入善ジャンボ西瓜のこと
雪が降った。

       
今朝起きたら薄っすらと白くなっていた。 過去には4月の10日も過ぎて大雪の為育苗用ビニールハウスを潰したこともあり驚くこともないのだろうが、このところの天気をみてると春作業が遅れるのではと気掛かりだ。


さて下の写真だが、子供達が小学生だった頃にお世話になったK教頭先生がコピーして今日届けてくれたものだ。

       
昨年そのK先生が富山ブランドである僕の西瓜を北海道のとある中学校へ贈られた。 後日その中学3年の生徒さん達から写真と一緒にお礼の手紙が届いたそうだ。

それを以前から岳遊さんに見せたいと言っておられて、今回わざわざ届けてこられたのだ。

そこには思い思いに「見たこともない大きさ」とか「大きくてとても甘くみずみずしかった」や、「あまりにもおいしくて三切りももらいました」などと書かれてあった。

贈ってもらって上手を言わない人はいないものだが、それでも素直に嬉しかった。 贈られたK先生に対しても責任を果たしたというか正直ほっとした。 

以前にも書いたが、毎年この春を迎えると僕は緊張と共に怖さを覚える。
今年も上手く作れるだろうか、天気はどうなんだろうか、などと不安がいつも過ぎる。

そんな僕が始まれば一心不乱に打ち込めるのもこういった有り難い言葉をいただくからこそと思っている。

今年もこの手紙を励みに、危ぶまれる春作業を逆手にとるくらいの気持ちで望みたいと、きつく思った。

 


60年に幕を下ろす。

2010-03-24 22:47:52 | 日々の暮らし

       

       
黒部川の辺に大蛇伝説で有名な愛本地区があり、日本三大奇矯の一つと呼ばれた刎橋があったところでも知られている。 この愛本に黒部川の水を引き入れて、東西の扇状地に農業用水として分散している合口用水がある。

先日この用水の恩恵に授かる扇状地全体の江切りが行なわれた。

江切りとは川浚いのことで、農業用排水路の底に溜まった石や砂利に泥などを取り除いてやり、一年に一度春の田起こしが始まる前の丁度今時分に行なわれる。

あいにくこの日は雨で台風並みの強風が吹き荒れる最悪のコンディションであったが、村人の殆んどの家から一人づつの参加があった。

継続は力なりというが、長年に亘り取り組んできたお蔭で近年ではすっかりきれいになり、手間があまり掛からなくなってきた。


さて明けて翌日、風は幾分あったが天気は一気に回復し、予てより気になっていた我家の杉の大木の伐採に取り掛かることにした。

       
納屋の東側の二本の杉の木で樹齢おおよそ60数年。 建物に近すぎて台風が怖いので二本とも伐採することにした。

       
木の上部に括ったワイヤーをトラクターで引っぱり、建物側に倒れないようにしておいてチェンソーを入れる。

       
地響きをたてて倒れる大木。 もっと手強いかと思ったが、いともあっさりと拍子抜けだ。

       
バアチャンがこの家に嫁ぐ前からあった木で、雨風から家を守り、なお且つ真っ直ぐに聳え立派な太さだった。 一昔前なら梁や桁か柱などに加工されたであろうが、今では輸入材が顔を利かせ、為にその手間賃のほうが高くつくという嫌な時代になったものだ。

人間であったならまだまだこれからの人生であろうに何が哀しいかな、暇に掛けて薪にでもするしかないのだから・・

僕ら人間も何れこうなるのだろうか。 息子や娘に或は世の若者達に、ただの飯だけ喰う邪魔者と映るのだろうか、切ないねェ。


うっうっ・・ストレスが溜まる

2010-03-20 20:47:33 | カターレ富山

       
先日届いた会員カードとチケット。 先の7日の岐阜戦では悔しい想いをしたが、今日こそはホームで幸先のよい一勝をと期待し、13:00のキックオフの3時間も前に家を出た。

春は本来晴れていれば仕事は山積しているのだが、昨日も夜なべをしてまで今日の為に時間を空けた(苦笑。


       

       
ホームの富山県総合運動公園陸上競技場は異例の大応援団(失礼。

まあ、昨年も開幕はそうだった様に今日はホームが初日ということもあるのだろうが、否が応でも盛り上がるではないか。

迎える相手は大分トリニータ。 J1降格組であって、J2ではトップのチームと見ていいのだが、カターレの今後を占なう意味では勝つか善戦しなくてはいけない大事な試合だ。


が、試合は非情なもの。 なんとか1点は返したものの、自コートで戦う場面が多く、石田と黒部のツートップもなんかしっくりしないし終わってみれば1:3の大分の圧勝。

昨年後半より続いてる負け癖のようなもの、いい加減取っ払ってくれなくちゃこちらの堪忍袋の緒も切れそうだ。

毎回毎回「この次は頑張れよー」って言わせるのも大概にしろよーって思わず怒鳴ってしまった。


試合が終わって憤懣と期待が大きかっただけにガッカリした虚脱感から一向に冷めやらぬ僕を案じたのかカミさんが、父さんの好きなもの今日は買って帰ろうかと言った。


       
なんともだらしない話だが、食べ物に弱いのも僕の欠点だ(苦笑。

今日も精一杯戦ったカターレ選手のみんなに申し訳ないが、僕はこのホタルイカの酢味噌和えで幾分は溜飲をさげたのだった


春祭り

2010-03-14 21:15:45 | 日々の暮らし

       
春祭り、生憎の雨となったが、村の神明宮で春の祭礼が執り行われた。

時代時代にそうであったのかも知れないが、節目節目の行事が廃れていくのは田舎にあっても同じこと。 週末という割には人は集まらない。

景気も回復せず、殺伐としたこんな時代だからこそ何かにかこつけては集い、飲んで想いを語りあうのは良いものだと、僕なんかは思っている。


       
今年度から新総代としてお宮さんに関わられる3人の宮総代。 お世話になります。

さて春祭りといえば我家は昔から「かいもち」=(ぼた餅)である。
 
       
朝からバアチャンとカミさんがせっせと作っていたのが、中が餡子の「きなもち」。 やったぁ~僕の大好きな「かいもち」だぁー(笑。

幾分義務もありますが(笑、朝昼晩と5個づつ戴きました。


       

畑の準備、石灰の散布

2010-03-13 06:47:42 | 農作業
一昨日とうって変わって風の弱い穏やかな日となった昨日、今年の天候など頃合を定め畑の準備作業に取り掛かった。

先ずは明日の雨を予想し、石灰の散布を計画。 正午から夕方5時頃までが一番風が弱いとの予報に合わせ準備に掛かる。

       
石灰肥料の配置を兼ねて、先日に拾い集めておいた石を運搬車で搬出する。

       
肥料の配置を済ませ、枕地の石を除き畝上の石を全て搬出し終えたのが丁度正午。

       
昼食もそこそこに完全防備で散布開始。 パウダー状の消石灰は粗野な防着では中まで通す。 なので少々汗はかくが、防水タイプのものを着用。

顔は水泳用のゴーグルにマスクをつけ、なお且つフェースマスクを被る。

だが、汗でゴーグルの内側が曇り、外は石灰の粉で汚れ視界は不良(苦笑。     

       
午後の3時30分、ようやく半分撒き終えたところ。 石灰は酸性土壌を弱酸性に変えて病気に対する抵抗性も強める。この石灰散布が皮切りで畝作りに向けて畑作業が本格化する。 


エッ”爺ちゃんかよ

2010-03-11 20:51:56 | 日々の暮らし
       
       
学校帰りに僕の加工小屋に寄った一年生達。 通学路になってる小屋の前の通りを朝夕元気に通るのを僕は嬉しく、そして楽しみにしている。

そんな今日、一人の彼女にこう言われた。
   「ねえ爺ちゃん、爺ちゃんは私ちの祖父ちゃんとお友達なんでしょ?」

事実その子のお祖父ちゃんは僕の六つ上だが親しくしてもらっていて、色々とお世話にもなっている。 言われて確かにそうなんだが、内心 ガクッっときました(苦笑。

そりゃ~確かにこの子らからみればそうなんでしょうが、いきなりあなた、「爺ちゃん」って呼ばれショックですよ。

まだまだ小父さんで通そうと思っていたのに(苦笑。 暫らく立ち直れません。

しかも弱り目に祟り目じゃないが、風邪までもらったようで身体が寒い。
こんな日には早いとこ寝ようっと(苦笑。


       

春作業始まる

2010-03-09 21:55:21 | 日々の暮らし
ときおり我家ではパンを作る。 米農家の僕としては正直お米を消費してほしいと思っている(苦笑。

       
そのパン、今朝はカボチャパンだそうだ。 これが見た目以上に旨かった。
きっとカボチャが良かったのだろうが、立場上「美味しいが、ご飯もどんどん食べてくれよ」と、言わなくてもいいことを言ってしまって後悔(苦笑。

さて、3月に入りいよいよ気忙しくなってきた。 来る畝作りに向けて肥料の注文や、段取り仕事に余念がないが、今日は畑の石拾いを行なった。

       
今年の西瓜の畑は昨年の隣り、山手側。 昨年同様沢山の石があり、一筋縄ではいかないが、田んぼの掃除と思い拾い集める。

       
中にはこの様な大物も。 20cmほどの深さにほんのチョコット頭が現れたものだが、掘り出したらごらんの様に転がすのがやっとの大石だった。

       
これは決して河原ではなくれっきとした田んぼである(苦笑。 実は大昔に黒部川扇状地と呼ばれるここらは、暴れ川だった黒部川がその都度流れを変えて通っていた。 ためにこの場所も河原であったという証拠である。

こうやって石を拾い集めておいて、後日もう少し田が乾いたら運搬車を入れて搬出する計画だ。


風は冷たく、お昼近くに降りだした雪は次第に吹雪となり直に真っ白になった。 これでまた暫らくは畑には入れない。

       

       

初戦飾れず

2010-03-07 23:53:17 | カターレ富山

昨日から始まったJ2。 僕らのカターレ富山の初戦が今日 FC岐阜とアウェーで行なわれた。

このところの毎日のように夜昼続く会合や勉強会などで余裕はなかったが、予てよりカミさんが申し込んでいたためこの日だけは全てをキャンセルして出発(笑。

       
行き先は岐阜。 申し込んであったのはツアーバス。 試合開始が13:00なのに我が町の入善スマートIC出発がなんと4:30で全工程17時間の長丁場。 それでも久しぶりのカミさんとのバスに旅行気分(笑。

麦屋節でお馴染みの城端からは雪で、岐阜のひるがおSAに到ってはまだ雪がタップリ残っていた。

                  
       
長良川競技場に着いたのが10時。 試合開始まで3時間あり、街歩きにでる。 ブラタモリではないが、知らない街の色んな工夫を見るのが好きな変わった趣味の僕は、時には変な小父さんと見受けられているのかもしれない(笑。

                  
そんな訳でぶらぶら歩いていて見つけた喫茶店は
フォーシーズン。 最初入ったときは満員で断られたのだが、そうなるとかえって入ってみたくなるのが人情(笑。 暫らく他を歩いた後に再度入店(笑。

       
で、わかった様なつもりでいるのは、多分このモーニングじゃないのかと(笑。

餡子が乗ったトーストに茹でたばかりの卵とバナナが1/3切りにポテトサラダとキャベツの千切り。 それにコーヒがついてなんと350円。

店の入り口の沢山の傘を見るとお客さんは殆んどが町内の方か。 奥にはモーニングサービスで資料片手に打ち合わせ中のお仲間さん。

僕らのすぐ後ろではゴミの分別について語るお年寄り達と、格好の集会所にもなってるようだ。

そんなこんなで街歩きを楽しんだ僕らは定刻1時間前に競技場へ。 そこで偶然隣り合わせになったのが、京都から駆けつけた石田英之選手の御母さんと家族で、愛想のいい英そのままにチャーミングな英ママに姉妹。

なんのご縁か大ファンの英のママとお隣同士になり、試合が終わるまで一緒に大いに盛り上がりブーイングも飛ばしたりと楽しかった。




       
試合のほうは、最初から押され気味のなか件の英のシュートを黒部が押し込み一点奪取し前半終了。

大いに期待を持たせた後半だったが、攻守の切り替えが拙く、後半2点を取られあえなく撃沈。

昨年後半同様の戦いぶりに不安も残り、帰りのバスの5時間は疲れが殊更大きかった(苦笑。

が、それでもカターレには、これを引きずらないで前へ前へと挑戦者の気持ちを忘れないで進んで欲しい。 頑張れカターレ富山!今度はホームで応援だ。