掲載が遅れたが、丁度彼岸の頃にいつも咲く。葉が無く花だけが咲いている。通常の彼岸花は赤色であるが、変種もあるようだ。
喜界島の北部の集落では、彼岸の頃墓参りに行く。シバサシ(柴挿)と呼び、早朝お墓にお供え物を備え、墓参りをする。その日は内地から親族が帰省し一緒に夕食を共にする。
カトリック教会でも亡くなった先祖のためのお祈りは大切。名瀬のマリア教会では、毎月命日を迎える信徒の方の名前を掲示し、皆で一緒に祈っている。今週(21日~27日)は13名の方が掲示されていた。
「言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。」 (マタイ 18:3)
ほとんど輸入に頼っているゴマ、喜界島では古くから黒砂糖と混ぜてお菓子を作るための材料として白ゴマが栽培されていた。最近栽培面積も100ヘクタールを超えて、ついに生産日本一になった。
隆起サンゴ礁によるアルカリ性の土質が白ゴマの栽培に適しているのだろう。白い可憐な花がサトウキビ畑の間に良くみかける。9月になれば、白ゴマの収穫が始まり、各家の石垣に並べられ干している白ゴマが見られる。
香りの良い喜界島の白ゴマをどうぞ。
「すると、主なる神は彼の苦痛を救うため、とうごまの木に命じて芽を出させられた。とうごまの木は伸びてヨナよりも丈が高くなり、頭の上に陰をつくったので、ヨナの不満は消え、このとうごまの木を大いに喜んだ。」 (ヨナ 4:6)
喜界島にある製糖工場を「WAKAGE」の皆さんと見学した。
主な行程は、砂糖キビを細かく砕く⇒搾る(絞りカスは発電ボイラー用の燃料)⇒蒸気で熱し濃縮⇒沈殿槽へ(沈澱物は良質の飼料)⇒結晶化⇒遠心分離機で糖蜜を分離(糖蜜として出荷)⇒結晶のみ乾燥させ製品倉庫へ(まるで砂山)⇒粗糖(ザラメ)として出荷
黒砂糖を作っていると思ったが、黒砂糖はどこにもなかった。グラニュー糖など色々な砂糖の製品を作る原料となる粗糖と糖蜜を作っていた。操業期間は12月頃から翌年の4月頃迄で、その間は装置のメンテナンスを行っているそうだ。
製造工程は全自動で自動制御されている。全行程を見学するのに約30分、途中で発生する廃棄物は全て燃料、飼料になり、全く環境に優しい。
「もし、我々が主の御心に適うなら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるであろう。」 (民数記 14:8)