じゅんやの喜界島便り

カトリック信仰による救いと癒しを発信

慰霊

2008-08-07 18:08:03 | 平和

Dsc00998Dsc00997 来週の金曜日8月15日は終戦記念日、フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸した日、聖母の被昇天の祭日、日本には恵みの日である。

喜界島の空港の片隅に永久の平和を求めて「海軍航空基地戦没者慰霊の碑」がある。沖縄戦の時は鹿児島の知覧飛行場から若き特攻隊員が 、燃料補給のため飛来し、全ての隊員が帰らぬ人となった。航空基地でも米軍の猛攻撃を受けながら整備作業に従事し、戦死した隊員も数多くいた。

若き命を犠牲にする戦争は二度と繰り返してはならない。

主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。(イザヤ  2:  4 )

「お詫び」 終身助祭叙階の準備のため、明日から9月17日まで、喜界島を留守にしますので、ブログを休みます。


夏祭り

2008-08-05 22:28:25 | 島の行事

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8月2日、3日の夏祭も終わり、3日の夜にスギラビーチから打ち上げられた花火の会場もきれいに片付けられ、今日はいつもの雄大な夕日を見ることができた。

どんなに大きな花火でも、自然が織り成す大空の絵画にはかなわない。

マクロの世界からミクロの世界へ目を向けると、先日孵化した亀の殻が池治の海岸に無造作にころがっていた。鶏の卵とは違って、薄くてプラスチックのように柔らかかった。先日の33匹に加え、合計約70匹が孵化したようだ。今頃小亀たちはどこにいるのだろう。甲羅も柔らかかったので大きな魚の餌になっていなければ良いのだが。「うまく生き延びてくれますように」と祈るしかない。


また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ箱舟に連れて入り、あなたと共に生き延びるようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。(創世記 6: 19)


33匹の誕生

2008-08-02 22:47:29 | 動物

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満潮時の午後7時に囲いの中を覗いたら、5匹が頭を出して、じーっとしていた。7時5分に一匹が砂から這い出して小さな甲羅を覗かせた、すると時を待っていたかのように次から次へと砂からぞろぞろ小亀が出てきた。こどもも大人も小亀に向かって ガンバレー と大歓声!

7時10分頃には27匹が出揃って囲いの中を急いで這い回っていた。もう最後かな、と思っていると、7時30分頃に後から来たこどもたちに見せるかのように、またぞろぞろと6匹も出てきた。

NPO日本ウミガメ協議会の方が、網ですくって数匹の身体検査、体重は15g~20g、卵の重さは約40g、半分は小亀の餌なのだろう。その後こどもたちといっしょに「大きく育ってまたこの喜界島の砂浜に戻って来いよ」と海へ放流。 



天よ地よ、主を賛美せよ、海も、その中にうごめくものもすべて(詩編69: 35)
       


ウミガメの孵化

2008-08-01 20:59:43 | 動物

Dsc00904_2 カトリック教会のある湾集落から北へ赤連(あかれん)を経て次の池治(いけじ)海水浴場の南側の端に砂浜をベニヤ板で囲った部分があった。

「 注意!  ウミガメ産卵場所 さわらないで下さい 役場企画課」と書いてあった。「ウミガメはDsc00905_2鹿児島県の ウミガメ条例 で保護されています。」とも書いてあった。5月に町民の通報によってウミガメが産卵した跡を喜界町役場が確認し、囲って保護し、孵化を誰かが確認したらすぐ町役場へ通報することになっている。孵化した亀はしばらくの間囲いの中で、うろうろしている所を町役場の職員が数を確認してから海へ離すことにしているとのこと。かわいそうに、でも2日位はDsc00906_2大丈夫だそうだ。今日は旧暦の7月1日、新月、満潮が19:43分、砂が少し凹んでいる所をじっと見つめて待っていたが孵化する様子がないので、明日の早朝に見に来ることにした。是非ウミガメの赤ちゃんに会いたい。

「駝鳥は卵を地面に置き去りにし、砂の上で暖まるにまかせ」  (ヨブ記 39: 14)