じゅんやの喜界島便り

カトリック信仰による救いと癒しを発信

バナナ食べる?

2008-10-30 23:13:34 | まち歩き

Dsc01649 サンゴ礁の石垣で有名な 阿伝集落で石垣を眺めながら歩いていたら 後ろから

「バナナ食べる?」 

と声がしたので 「はい」と答えると、小型トラックの荷台に乗っている大きな バナナの房から 良く熟れたバナナをもいで手渡してくれた。

今、山から採って来たばかりとのこと。まったく知らない人から バナナを頂くなんて都会では考えられない。

そこで、「この近くに、信徒のSさんが住んでおられるはずですが」と聞くと、「おれの家内だよ」との返事、「家にくるかい」ということでさっそく おじゃました。

突然の訪問に奥さんも大慌て、お茶を頂いていると、犬と猫が玄関に顔を出した。「実はこの子猫の親が育児放棄をしたので、この犬が乳をあげているのですよ。」とまたまたびっくり。そのうちに、乳をあげている写真を撮りたいものだ。

ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」 (マルコ7:28)


ジャッジⅡ

2008-10-25 19:58:17 | テレビ番組

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NHKテレビドラマ「ジャッジⅡ」が今夜25日午後9時から、総合テレビで放映される。

以前放映されたシリーズの第二弾、新聞の番組案内には、「都会の裁判所の エース だった裁判官が、赴任先の離島の裁判所で住民密着型の裁判に奮闘するドラマの第二シリーズ・・・」とあった。(南海日日新聞2008年10月25日)

奄美大島本島、喜界島などの風景が沢山出てくるので、ぜひ見て頂きたい。

上の写真、喜界島の「スギラビーチ」、百之台にある「真っ直ぐの道」などが出るかもしれない。

「これらもまた、賢人の言葉である。裁判でえこひいきをするのは良くない。」 (箴言 24: 23 )


島遊び

2008-10-22 21:08:56 | 島の行事

      

Dsc01607Dsc01616Dsc01618旧暦の8月、9月は、新米のとりいれが無事に終わった感謝と来年の豊作を祈願する行事として島遊び(豊年祭)がある。『喜界島見てある記』から一部抜粋。

湾、赤連(あがれん)、中里、上嘉鉄の集落では、旧暦の9月19日(新暦10月17日)に行われた。

午後1時から盆踊りが始まり、踊りの輪の中に入る人には全員、ピンクか黄色のタオルが配られた。それを頭に巻いたり、首に掛けたりして太鼓の音とご婦人たちの歌に合わせて踊っていた。単純な振り付けだが、曲によって微妙に異なる。

盆踊りの後は、小学1年生から高校生までの男子の相撲大会、女子中学生の相撲大会、高校生までは体操着の上に腰だけの まわし を絞めて相撲を取って、それぞれの優勝者には米俵ではなくて、米5キロが渡されていた。

余興としての親子相撲大会では、父親が必死になって自分より大きな子どもと競っている微笑ましい姿があった。

夕刻になり、また太鼓とご婦人の歌声と共に盆踊りが始まり、最後は六調で幕を閉じた。その後赤提灯を下げたテントの下では、元青年たちが楽しそうに焼酎を酌み交わしていた。宴はまだまだ続く・・・・。


「ヤコブは独り後に残った。そのとき、何者かが夜明けまでヤコブと格闘した。」創世記 32: 25)


猫に再会

2008-10-20 09:39:35 | 動物

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 4月に我が家の天井裏で生まれた猫たちに久しぶりに出会った。

隣の家の塀の上で昼寝をしていた猫たちが、突然降ってきた雨に驚き、葉っぱの広いパパイアの木の近くに集まって、自分の場所を取るためにお互いに競い合っていた。

すっかり大きくなったが、まだ幼さが残ったおり、母親に甘えていた。

そんな中で、三毛猫の一匹だけが、少し離れた所に自分の場所をしっかり確保してのんびりとしていた。

食堂の出窓から、カメラを向けると、興味を示し、じっと獲物を見つめるような眼で見ていた。

「母の胎にあるときから、あなたに依りすがって来ました。あなたは母の腹から、わたしを取り上げてくださいました。 わたしは常にあなたを賛美します。」                

                                             (詩編 71:  6)


遠き島より

2008-10-11 21:38:58 | 植物

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 「名も知らぬ 遠き島より・・・・」

確か中学生の音楽の時間か、国語の時間に教わった記憶がある。

 スギラビーチを歩いていたら岩場の波打ち際で、ぽっかりと浮かんでいたヤシの実を見て思わず口ずさんでしまった。今までは歌の世界でしかなかったのに、目の前にヤシの実があるのだ。

 うれしくなって、さっそく拾い上げてみた、重たい! 大切に家まで持ち帰った。計ってみたら1.5kgもあった。

 「名も知らぬ遠き島・・・」どこだろう。黒潮に乗ってどのくらい海の上を ぽかりぽかり浮いて来たのだろう。耳を押し当ててヤシの実に聞いてみたい。

 さてこれからどうする。しばらく庭に置いて様子を見てみよう。もしかしたら眠っていた芽がでるかもしれない。


「神に従う人はなつめやしのように茂り、レバノンの杉のようにそびえます。」         

                                         (詩編 92: 13)


ふぐ?

2008-10-09 11:17:07 | 動物

     

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     ふぐ発見! 

  つかまえて 「寿々久」 へ持って行って、ふぐ刺し にと思っていたら隠れてしまった。

 先日 スギラビーチへ行って夕陽の写真を撮りに行ったとき、潮溜まりに ふぐ らしき魚がゆったりと泳いでいた。シャッターを押したら驚いて逃げて隠れてしまったが、しばらくしてまた「ゆっくり撮って」と言わんばかりに近づいて来たので、アップで撮ってがっかりした。なんとふぐの仲間で体長15㎝位の「ハリセンボン」だった。

 子供のころ釣りをして、いつも悩まされたのは、この「ハリセンボン」だった。すぐ釣れるけれども、島ではほとんど食べない魚で、釣って引き上げ、針の付いたゴムまりのように大きくふくらんだ「ハリセンボン」を、ころがして遊んだ記憶がある。

「 御手によって造られたものをすべて治めるように、

    その足もとに置かれました。

  羊も牛も、野の獣も 空の鳥、海の魚、海路を渡るものも。」 (詩篇8:7~9)

 


唯一の信号器

2008-10-06 20:54:37 | 交通

  Dsc01442Dsc01445Dsc01441                            喜界島にたった一か所、一対の押しボタン式の信号機がある。

 2003年1月にこどもの教育用に設置されたもので、設置された当時は、NHKのニュースにもなり、全国的に有名になった。

 交差点になっているが、昼間は車も人も、青信号のまま、ボタンを押さずに、信号機のない普通の交差点のように左右に注意して横断している。

 朝と、夕方、こどもたちの登校と下校の時だけ、こどもがボタンを押して、横断している。島に居るあいだに、信号機の使い方を覚えて、こどもが本土へ行った時に、まごつかないようにとの親心。

 信号機の写真を撮って帰り道、目の前を家がノロノロと動いていたので、思わず運転中にパチリ。

「あなたの御言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照す灯。」                                                                    (詩編 119:105)

     


祠とバンシロー

2008-10-01 10:09:54 | 自然

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 島の言葉でバンシロー、

(英語でGuava,和名バンジロウ、学名:Psidium guajava L. ) の木が教会の庭、祠の横に1本、その他に3本合計4本ある。それぞれ実る時期が微妙に異なり、食べ頃がずれるので、永く楽しむことができる。

 台風15号の風にも負けずに、しっかりと木に付いて、たわわに実っている。

 香りが良いが、小さな種が多く、メロンのように種を取ってしまうと食べるところがなくなってしまう。そこで種は噛まずに食べるとおいしい。種が気になる時は、ミキサーにかけて種を濾して、ジュースとして食べてもよい。

 メジロが大好きで、丁度熟した時を見計らって啄みにくる。

 「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。」  (詩編 126:  5)