この本の存在は知っていましたが、あまり興味はありませんでした。
ところが、今年の1月初め、がーこがこの十数年間実の父親のように慕っていて付き合いのあった「真田健一郎」さんが師走に亡くなっていたことをお身内の方から知らされ、泣き明かしたがーこが、街の本屋さんの店頭で、衝動的に購入してしまったのが、この「そうか、もう君はいないのか」

です。
「真田健一郎」さんの死をどうしても受け入れられず、何かにつけて思い出してしまう自分と、このタイトルが妙に呼応しているような気がして…読んでみました。
一言で言うと、これは、一組の夫婦の「夫婦史」

それはそれは赤裸々に語られています。
例えばそれは、新婚初夜に京都の宿で恥ずかしい痕跡を夜具に残してしまい、以後、その宿へは行けなくなってしまった。
という、本来なら夫婦間だけでとどめておいたらいいようなお話も含まれています。
私が、父親にこんな本を残されたら…うーーーん初夜の痕跡あたりはちょっと読みたくないような気がするなぁー。
子供にとって親って生物学的に言う「オス」や「メス」の対象ではなく、完全に「同化」していて「家族」という単位の基礎組みであるから…。
でも、逆もあり?かな
これだけ愛し合い、信じ合い、夫婦を続けていた両親から「愛」を受けて生まれ育ったのだったら、その子供も大人になって、誰かを好きになった時、同じように愛し合い、信じ合い、寄り添っていけるだけの器を伝承していけるのかもしれませんね

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残念ながら、がーこはそういう境遇ではなかったけれども…。
一組の夫婦の偽りのない夫婦史

「絆」というものを考えさせられる一冊でした

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