針葉樹の同定の事で、関市の百年公園に行って来ました。山道をオトメスミレを見ながら歩いていたら、黄緑色の葉の中にピンクの色が見えたので確認して見たら小さな緑色の花が有りました。「スノキ」か「ウスノキ」か「アクシバ」か判定しかねました。葉と花の形間違いがないと思いましたが、最後の手段で葉を食べて見て酸っぱさが無いことからツツジ科スノキ属の「ウスノキ」と判断しました。これから夏、秋と果実を確認するまで経過観察しようと思います。
ウスノキの花芽です
ウスノキの蕾みです
ウスノキの花です
ウスノキの花の正面です
ウスノキを撮影しようと伏していたら何かが目の前を通り過ぎました。「むぅ!」と先に目をやると青く奇麗なイトトンボが止まっていました。先ずは撮影!
イトトンボ科 ホソミイトトンボ
成虫で越冬するイトトンボと判明。越冬中は、枯れ草の様な色だが春になると胸部側面と腹が鮮やかな青色に変化するらしい。同様に越冬するオツネントンボやホソミオツネントンボとは胸部の黒い紋様にて判別しました。まさかこの時期に森の中で遇えたことにビックリです!
シジミチョウ科 コツバメ
山道を素早く飛ぶ小さなチョウがいた。黒っぽくて毛深い、翅の紋様がはっきりしない太陽の方に向けて逆光になってしまった。残念!
サルノコシカケ科 ヒトクチタケ
松の幹に幾つものキノコが生えていました。このキノコは枯れて2年目に出ると言われています。匂いを嗅ぐと何となく松茸っぽい香りなので一寸齧って見ましたが匂いに反して苦くて不味いし賞味期限の過ぎた餅のように固いので不味いです。もちろん食用にはなりません。今回も森を散策して、新しい出合いと面白さに癒されました。