レッスン日記67 撃沈

2017-02-15 09:50:39 | レッスン
レッスンだった。
まずは暗譜で通して聞いていただく。

暗譜の方は、同じフレーズでフィンガリングを変えて弾くところでちょっと
つまづいたが想定内。
大丈夫、これは修正できると思われる。

内容の方は、今回は前回のレッスンから先生に言われたことに特化
して練習してきた。
一人で弾いていると、とにかく色々混沌としてしまうが。
自分がネリネリ練ってきたものを聞いていただいて、先生からどんな
評価をいただくかドキドキしていた。

わりとよく弾けた方だと思ったが。
弾き終えて先生は開口一番に、
「弓の返しを指弓を使ってもっと丁寧に。ガツ、ガツって音がしています。
今後の課題かなと思って聞いていました」
とおっしゃった。

あ、あうっ…。
って感じだった。
まずもって音楽的にどうこうっていう以前の話だ。

そうね。
これがなんかちょっとショックだったってことは、私はまた驕り高ぶって、
弾けているような気持ちになっていたのだな。
そう。確かにそうだ。

これだけ練習したのだからと思っても、結構ダメなものが、わりとダメに
格上げされても大差なく、ダメはダメって話なのだ。
本当に、弾けばいいってもんじゃないよ。

その後、先生からミッチリご指導をいただいた。
良くなったと言ってくださった部分もあり、笑っちゃうようなダメな部分も
あり、これら全部持ち帰って鋭意練習するが。

しかしね。
私のレゲンデ、とても舞台で弾けるような代物と思えなくなってきた。
あと1か月弾いたところで、ここまでダメだったものがダメじゃなくなる
とも思えない。
だからって、私どうすんの?
ここまできて敵前逃亡できないので、弾くしかないわけであるが。

プログラムをいただいた。
皆さん難しい曲に挑み始めておられ、順調にレッスンが進んでいるように
見受けられる。
レゲンデだって難しいけれど、どうも私は自分だけがダメなまま置いて
行かれているように思えて、たまらない。

レッスンから帰ってきて、避けていた色んな音源をガンガン聞いた。
ショック療法的なものだ。
立ち直れなくなる可能性があるが、もういいのだ。
立ち直っても立ち直れなくても、それ自体で演奏は良くも悪くもならない。
下手なものは下手であるし、上手にならないものはいくら練習したところで
思うようなレベルには到達できない。

おおっ、自らを追い込む無限ループ。ぐるぐるぐる。
もう近頃は慣れてきたけど。
全ては私の気持ち一つ、とわかっていてもここから這い上がるのはやっぱり
大変よ。
まずは無心になるところから。
それから時間をかけて丁寧に練習する。
運が良ければ、何かビビビッとひらめくかもしれない。わからんけど。
とにかくここは正念場。根性アルところを見せないとイカンのだ。

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