楽器を落とす2

2015-11-01 21:08:09 | 
娘がまた楽器を落とした。
(以前の記事はこちら
落とした時、「シャアーン」と弦が鳴る音が大きく聞こえたので、
前回よりも危険な感じがした。
あわわーっと見てみると、とりあえず外傷はない様子。
が、調弦がひどく狂っている。

ということは…。
バイオリンを目の高さに水平に掲げてみると、駒が指板側に
かなり傾いていた。
直さないとならない。
私がするしかない。
しかし私は駒を触るのが怖い。
ずっと前に自分の楽器の駒の傾きを直そうとして駒をはじき
飛ばしたことがあるのだ。

あの日のことは恐ろしすぎてよく覚えてないが。
駒が真っ二つに割れて飛んでいった。
駒を失ったことでテールピースが落下。
E線のアジャスターが楽器を傷つけた。
そして魂柱が倒れコロコロと楽器の中を転がった。

ギャーッ!思い出すと背筋が凍る思いだ。
なぜそんなことになったかというと、若くて無知で怖い物知らず
だった私が、勢いで力任せに「えいやっ!」とやっちゃったのだ。
それ以来、駒には相当慎重になっている。

しかし、とにかく娘の楽器の駒の傾きは危険なので直す。
怖かった。
が、意外と簡単にできた。
小さい楽器だから弦の圧力が少ないのだろうか。
しばらく調弦が合いにくかったが少ししたら落ち着いた。
やはり分数楽器って丈夫なのかな。
全体に木が厚い感じするし。
自分の楽器をあんなふうに落としたら再起不能だろうなあ。

娘は前回のことがあったのでビビッていたが、楽器が無事だった
のでホッとした様子で、
「バイオリンさん、ごめんね」
と謝っていた。
…本当に気を付けてほしい。

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