ポリフォニックな外面を整えるための具体的な作業はひとことで言ってしまうと、どちらの声部も旋律として聴こえるように作るということである。
しかし、これはいずれの声部も最初から最後まで旋律としての役割が固定されていなければならないというわけではない。
つまりポリフォニックな音楽であっても部分的には主な旋律、そしてどちらかといえば伴奏的な役割を受け持つ声部といった役割分担があっても良いのである。
最初から最後までそういう役割分担をせずに両方の声部に旋律としての役割を持たせるという書法も考えられるが、ここではそこまで厳しくなくとも良いと考えてみることにする。
たとえばJ.S.バッハの鍵盤楽器のための「インベンション」という曲集、あるいはG.Ph.テレマンの2本のフルートのための二重奏ソナタなど、これらなどは非常に良い例になりそうだ。
現代的な様式をとる際であっても、このような楽曲がどのような考え方のもとに成り立っているのか、ということを考えてみるのは面白い。
しかし、これはいずれの声部も最初から最後まで旋律としての役割が固定されていなければならないというわけではない。
つまりポリフォニックな音楽であっても部分的には主な旋律、そしてどちらかといえば伴奏的な役割を受け持つ声部といった役割分担があっても良いのである。
最初から最後までそういう役割分担をせずに両方の声部に旋律としての役割を持たせるという書法も考えられるが、ここではそこまで厳しくなくとも良いと考えてみることにする。
たとえばJ.S.バッハの鍵盤楽器のための「インベンション」という曲集、あるいはG.Ph.テレマンの2本のフルートのための二重奏ソナタなど、これらなどは非常に良い例になりそうだ。
現代的な様式をとる際であっても、このような楽曲がどのような考え方のもとに成り立っているのか、ということを考えてみるのは面白い。