浜離宮 菜の花畑
東京都心から始めたこの「駅からの散歩」も、330回目になった。このシリーズ以前に西武線70数駅に降りて歩いていたから、合計すれば400回を超える。以前このブログにも書いたが、11年前に母が亡くなり、心にぽっかり穴のあいたような空しさを感じていた。「この空しさを紛らわせるために歩いて見よう」、そう思って近隣から歩き始めたのがスタートである。西武沿線、東京都内、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県と散歩の手引書を頼りに、日帰りで行ける範囲はだいたい歩いたように思う。もう目新しい場所は残っていない。これ以上は自分の好きなテーマを決め(例えば「鉄橋」とか、「城」とか、「美術館」とか)、単発で出かけるしかないのだろうか。しかし今のところ私にそこまで興味のもてるテーマは見当たらない。かと言って歩かなければ無性に歩きたくなる。10年も歩いていれば、これも一つの生活習慣になったのだろう。「しかたがない、これからはどこでも歩いてみることにしよう」。そうと決めたら東京のど真ん中から再スタートである。
駅からの散歩
No.330 新橋~有楽町 3月25日
JR新橋駅に降りて浜離宮の方向へ歩く、浜離宮へは何度も来ているが、菜の花が咲いている光景が一番印象に残っている。ビルに囲まれた大都会の中に、春の太陽をいっぱい浴びて黄と緑が輝いている。ここはまさしく都会のオアシスである。300年前の徳川家の庭園が今も我々を癒してくれる。やはり、それぞれの時代の残すべきものは残し、変えていくべきは変えるという、行政のビジョンが重要なのだろう。色々なところを歩いて見て、日本には神社仏閣以外は古いものがあまり残っていないように感じてしまう。それはヨーロッパの国々などに比べて、伝統や文化に対する国民の意識やこだわりが薄いからなのだろうか。
浜離宮を出て築地から首都高速に沿って京橋まで、そこから折り返して歩行者天国の銀座中央通りを歩く。銀座は江戸時代の銀座役所として銀貨の鋳造が行われたのが始まりのようである。明治になって横浜間の鉄道の起点である新橋と、経済の中心だった日本橋の間に位置する銀座を、「文明開化の象徴的な街にしたい」という、当時の東京府知事の強い主導で、新たに煉瓦の街並みが建設された(1877年)。思惑通り、今は外国の有名ショップも数多く店を連ねる日本最大の繁華街になっている。未来を見つめての施策、そこには強力なリーダーシップと夢とが必須である。今の日本の政治に最も欠けているところなのであろう。
JR新橋駅 銀座口
新橋駅 ガード
古いレンガ作りのガードが残っている。
手前は鉄道歴史展示室
後方は汐留シティーセンター
旧新橋駅停車場 プラットホーム
鉄道の起点にあった「0哩標識(ゼロマイルポスト)」
浜離宮恩賜庭園入口
三百年の松
六代将軍家宣が庭園を改修した時に植えられた。
都内最大、太い枝が横に張り出し、添え木なしては自立できない。
浜離宮 菜の花畑
左は電通ビル
汐入の池
あと少しで倒れそう
東京湾側
東京湾晴海方向
横堀水門 牡蛎殻がギッシリ付いている。
浜離宮 鴨場
築地市場 日曜で閑散としている。
拾得物の掲示板
しらす干し、黒あわびだけ、活伊勢海老など、さすがに市場の落し物
新橋演舞場
工事中の歌舞伎座 来春完成予定
大野屋総本店
歌舞伎役者などを顧客に抱える老舗の足袋メーカー
安永年間創業、嘉永2年(1849年)に現在の新富町に移転
京橋
銀座中央通り 歩行者天国
世界の高級ブランドの店が勢揃している。
KENZOガール
街頭インタビュー
日本テレビ系列で月曜~金曜の5:50~8:00に放送されている情報番組らしい。
待ち合わせは三越ライオン像の前で、
3月16日オープンのユニクロ銀座店 年商100億を目指す。
入場制限で長蛇の列
有楽町マリオン
かつては阪急百貨店と西武百貨店の2館が併存していたが、
今は阪急MEN’S TOKYOとルミネ有楽町店に替わっている。
若者のルミネから大人のルミネを目指して、高級志向?
盲導犬の募金活動 犬もお疲れの様子
年末ジャンボで3億X3本+1億X2本=計11億円 出た。
有楽町駅 銀座口
東京都心から始めたこの「駅からの散歩」も、330回目になった。このシリーズ以前に西武線70数駅に降りて歩いていたから、合計すれば400回を超える。以前このブログにも書いたが、11年前に母が亡くなり、心にぽっかり穴のあいたような空しさを感じていた。「この空しさを紛らわせるために歩いて見よう」、そう思って近隣から歩き始めたのがスタートである。西武沿線、東京都内、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県と散歩の手引書を頼りに、日帰りで行ける範囲はだいたい歩いたように思う。もう目新しい場所は残っていない。これ以上は自分の好きなテーマを決め(例えば「鉄橋」とか、「城」とか、「美術館」とか)、単発で出かけるしかないのだろうか。しかし今のところ私にそこまで興味のもてるテーマは見当たらない。かと言って歩かなければ無性に歩きたくなる。10年も歩いていれば、これも一つの生活習慣になったのだろう。「しかたがない、これからはどこでも歩いてみることにしよう」。そうと決めたら東京のど真ん中から再スタートである。
駅からの散歩
No.330 新橋~有楽町 3月25日
JR新橋駅に降りて浜離宮の方向へ歩く、浜離宮へは何度も来ているが、菜の花が咲いている光景が一番印象に残っている。ビルに囲まれた大都会の中に、春の太陽をいっぱい浴びて黄と緑が輝いている。ここはまさしく都会のオアシスである。300年前の徳川家の庭園が今も我々を癒してくれる。やはり、それぞれの時代の残すべきものは残し、変えていくべきは変えるという、行政のビジョンが重要なのだろう。色々なところを歩いて見て、日本には神社仏閣以外は古いものがあまり残っていないように感じてしまう。それはヨーロッパの国々などに比べて、伝統や文化に対する国民の意識やこだわりが薄いからなのだろうか。
浜離宮を出て築地から首都高速に沿って京橋まで、そこから折り返して歩行者天国の銀座中央通りを歩く。銀座は江戸時代の銀座役所として銀貨の鋳造が行われたのが始まりのようである。明治になって横浜間の鉄道の起点である新橋と、経済の中心だった日本橋の間に位置する銀座を、「文明開化の象徴的な街にしたい」という、当時の東京府知事の強い主導で、新たに煉瓦の街並みが建設された(1877年)。思惑通り、今は外国の有名ショップも数多く店を連ねる日本最大の繁華街になっている。未来を見つめての施策、そこには強力なリーダーシップと夢とが必須である。今の日本の政治に最も欠けているところなのであろう。
JR新橋駅 銀座口
新橋駅 ガード
古いレンガ作りのガードが残っている。
手前は鉄道歴史展示室
後方は汐留シティーセンター
旧新橋駅停車場 プラットホーム
鉄道の起点にあった「0哩標識(ゼロマイルポスト)」
浜離宮恩賜庭園入口
三百年の松
六代将軍家宣が庭園を改修した時に植えられた。
都内最大、太い枝が横に張り出し、添え木なしては自立できない。
浜離宮 菜の花畑
左は電通ビル
汐入の池
あと少しで倒れそう
東京湾側
東京湾晴海方向
横堀水門 牡蛎殻がギッシリ付いている。
浜離宮 鴨場
築地市場 日曜で閑散としている。
拾得物の掲示板
しらす干し、黒あわびだけ、活伊勢海老など、さすがに市場の落し物
新橋演舞場
工事中の歌舞伎座 来春完成予定
大野屋総本店
歌舞伎役者などを顧客に抱える老舗の足袋メーカー
安永年間創業、嘉永2年(1849年)に現在の新富町に移転
京橋
銀座中央通り 歩行者天国
世界の高級ブランドの店が勢揃している。
KENZOガール
街頭インタビュー
日本テレビ系列で月曜~金曜の5:50~8:00に放送されている情報番組らしい。
待ち合わせは三越ライオン像の前で、
3月16日オープンのユニクロ銀座店 年商100億を目指す。
入場制限で長蛇の列
有楽町マリオン
かつては阪急百貨店と西武百貨店の2館が併存していたが、
今は阪急MEN’S TOKYOとルミネ有楽町店に替わっている。
若者のルミネから大人のルミネを目指して、高級志向?
盲導犬の募金活動 犬もお疲れの様子
年末ジャンボで3億X3本+1億X2本=計11億円 出た。
有楽町駅 銀座口
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