60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

雑司が谷の手作り市

2017年03月24日 08時47分56秒 | 散歩(6)
 日曜日、散歩に出遅れてしまい10時を過ぎてしまった。どこに行くとも決めないまま、とりあえず池袋まで出て本屋に向かう。本屋を出て、「さてどこを歩こう」と考える。「久々に雑司が谷の鬼子母神で都電の写真を撮って絵の題材にしよう」、と思いつく。池袋東口から鬼子母神へは15分程度である。鬼子母神に着くと、そこには「手作り市」が開催されていて大勢の人が集まっていた。この市には何度か出くわしているが、以前に比べて店の数も人の出も増えているように感じる。
 
 次回予告のパンフレットを配っている事務局の人にそのことを聞いてみると、手作り市は毎月第三日曜日(原則)に開催、昔に比べると盛んになって今回の出展者は150店になるそうである。その境内に散らばる店を観て回る。お店には手作りの作品を思い思いに陳列し、作家自らが売り場に立っている。どちらかと言うと30~40代の女性作家が多いようで、それに符合するよにその年代の客層が主である。それぞれの店では出品者と顧客が共に笑顔で、和やかに会話しながらの買い物を楽しんでいる様子が伝わってくる。
 
 昭和40年頃からスーパーマーケットが進出し、今まで主力だった対面販売の小売店が淘汰されていった。スーパーはセルフサービスで売り手と買い手の会話はほとんど無くなっていく。今の小売はスーパーやコンビニやネット販売が主力で、人とのやり取りのわずらわしさは無いものの、だだ物を買うというだけの無機的な行為になってしまった感じがする。しかしこの手作り市を見て回ると、大量生産大量消費は終わり、商品のこだわりや個性を重んじ、買い物に楽しみを求めるようになっていく傾向にあるように思う。
 
  
 
            池袋から蓮光院の側の小路を抜けるのが近道
 
  
 
                    鬼子母神
 
             
 
  
 
                   鬼子母神本堂
 
  
 
               境内は所狭しと店が出ている
 
  
 
  
 
  
 
  
 
  
 
              全体に手作りのアクセサリーの店が多い
 
  
 
  
 
              出展者は30~40代の女性が多い
 
  
 
  
 
 
  
 
              売る人も買う人も穏やかな表情
 
  
 
  
 
               商品の特徴を丁寧に説明
 
  
 
                  人気の店は人が集る
 
  
 
               作者みづから身に付けて説明
 
  
 
                    ・・・・・・・・・・
 
  
 
                  鬼子母神参道
 
  
 
                都電荒川線 雑司が谷駅
 
  
 
                   面影橋で下車
 
  
 
                    神田川
 
         
 
                 桜の蕾みも膨らんできた
 
  
 
             次回の教室ではこの風景を描こう!