
数日前の新聞に、
「軒下にキイロスズメバチの巣。縁起物として飾り置く」
という記事が掲載されていました。
実は、一カ月ほど前ですが、我が宿の薪置き場からも、
キイロスズメバチと思しき巣が見つかったんです!
そこは、3列に積んだ薪と物置との壁の隙間にできた空間。
夏場、その辺りをスズメバチが飛んでいて、
Kが刺されたら大変と、何匹かを駆除しましたが、
まさかそんなところに巣を作っていたとは。
ストーブに使うために薪がだんだん減っていて、
初めて巣(たて30㎝ほど)の存在に気付きました。
もちろん、もうすでに、完全な空き家になっていました。
それにしても、この色彩!複雑な紋様!
整然と並ぶ正六角形!見事な楕円状!
芸術としか言いようがありません。
スズメバチの巣は、「商売繁盛」の願掛けとして
縁起物になっているようです。
たくさんのハチが激しく出入りする様子を、
お客さんがひっきりなしに来店する様子に見立てているといいます。
子供をたくさん産み育てる繁栄ぶりが、
「家内安全」・「子孫繁栄」の意味での縁起物とすることもあるそうです。
また、巣をつくられた=その家が安全な場所だと判断された
=災害などに遭わない、
そういったお守り的な扱いをするという考えもあるようです。
とても軽く脆い造りで、残念ながらこの巣は壊れてしまいました。
でも、せっかくの縁起ですから、ありがたく担がせていただこうと思います。
MASA