本日のお客様は、札幌からお越しのK様N様T様の3名様。
小学校訪問コンサートの前泊の宿としてお泊まりいただきました。
ご紹介くださった町内T小学校のT先生、ありがとうございます
18時過ぎのご到着ということで、早々宿内をご案内してから
ウェルカムコーヒーを召し上がりながら、翌日の打ち合わせを。
宿にあるピアノを発見されて、御食事後に「音合わせ」をリクエスト。
皆様のご厚意で、私たちは願ってもない幸運に恵まれました。
2階ののんびりルームにあるピアノも、突然のご指名にびっくり。
チェロは床板を痛めないようにと毛布などを敷き、イスをセット。
譜面台が並び、バイオリンの間近で練習をお聴きすることに。
ちょうど滞在中の両母も鑑賞、なんて運がよいのでしょう。
初めに小学校の校歌から。
次々に奏でられる演目は、小学生向きの選曲ということもあり、
アニメソングや合唱曲、クラシックも馴染みのある名曲ばかり。
一見華奢なYさんのエネルギッシュな演奏に感動
プロの音色に圧倒されて、口はあんぐり
元札幌交響楽団に所属されていらしたK氏の演奏される
一体15㎏もある(Kと同じぐらい)大きなチェロの
体にしみ入る迫力ある響き
バイオリンと主旋律を譲り合いながらの絶妙なハーモニー。
ピアニストのCさんに弾いていただいたピアノの
しなやかな指がかろやかに行き来する様にうっとり。
時に2つの楽器をひきたてる伴奏であり、
時に主役をはる三重奏のコーディネーターぶりはお見事
個々の音色のすばらしさが融合し、
筆舌に表しきれない感動をいただきました。
三歳のKにもわかる(伝わる)んですね。
自然に手拍子をうっていました。
皆、魂を吸い込まれるように、聴き入っていました。
9時も過ぎていましたので、やむなく中座させていただきましたが、
ねんねの部屋はのんびりルームの裏側。
パジャマに着替え、ベッドに横になりながら、
ふたりで手を取り合って「いいねぇ。ぜいたくだねぇ。」
と言いながら、眠りにつきました。究極の子守歌です。
思えば9月にはアコースティックギターのお宿ライブを。
10月にはチェリストとピアニストのお二人との素敵な出逢いが。
そして今回、11月は生演奏までお聴きすることができ、
一言、「宿冥利に尽きます!」
また、バイオリンのYさんからは、
「楽器もマツを使っている部分があるので、
宿の(カラ)マツと相性がいいんですね。
音の響きがとてもよいです。」と、ありがたいお言葉。
吹き抜けの造りだけでなく、湿度の調節や音を受け止めるのに
自然の木の効果があるんですね。
さすがプロ!微妙な音色の違いにも敏感です。
翌朝お見送りの際、握手をさせていただいた柔らかな両手の温もり。
そのまま楽器に触れたら、プロの演奏ができそうな気になりました(笑)
またいつか、プライベイトでもぜひ十勝・新得へお越しくださいませ。
三人のファンが熱烈歓迎でお待ちしています。
P.S
ホルン、トランペット、バイオリン、クラリネット、ピアノ、ギター
今までにも楽器ご持参で、ご趣味で音楽を奏でられるお客様による、
お宿ライブを楽しませていただいています
これからご宿泊予定の皆様へ
手前味噌ですが、宿の音響はなかなか
です。
ぜひ、愛器を車に積んでいらしてくださいませ