Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

小野市S氏宅でのオフ会

2023-08-06 20:45:18 | オーディオオフ会

本日は、久しぶりのオフ会でした。

久しぶりといっても、私がコロナだったり入院だったりで参加できなかっただけですが、前回は5月の参加でしたから、2か月半ほど経過しています。

この2か月半でオフ会向けにアンプを調整したのはあまりありませんでしたが、パワー管のカソード抵抗をトランジスタに変えるなどの変更をしていましたので、この対応による音質の確認を考えていました。

本日の参加アンプは、下記になります。

まず最初は、私のHY-65シングルになります。写真は後程。

次に、西宮のH氏製作のWE421Aパラプッシュプル。421Aが4本並ぶのは壮観です、手前の小袋は、今日実験をするために準備した部材が入っていますが、肝心の実験に使う部品を持ってくるのをうっかり忘れてしまって、今日は確認できずとなってしまいました。

そして、堺市のA氏向けに製作中のDA60シングルです。モノラル構成2台の予定だそうですが、まだ片方しかできていないため、モノラルでの参加です。

では早速、拙作のアンプから。

音はきれいな音は出ているのですが、カソード抵抗をトランジスタに変更したときに感じた、大味な感じの音をやはり引きずっているようです。オフ会では定位があまりあっていないんとちゃうか、ということで今後の調整が課題です。カソード抵抗をトランジスタに変更したら、劇的な音の変化があったので、もう少しどうすればよいか検討し、何とか自分のものにしたいと思っています。

ちなみにカソード抵抗のトランジスタ化は、定電流回路によるものではないため、音質的には定電流回路とはかなり異なります。

次に、WE421Aパラプッシュです。

ご存じ421Aは双三極菅ですが、それをパラでプッシュプルにしているため、電流のばらつきを調整するのにかなり苦労したとか。そりゃ単管でプッシュプルにするだけでも調整がいるのに、それをパラでとなるとかなりの苦労があると想像できます。

しかし、出てくる音は電源レギュレータ管らしからぬ音で、カチッとしたやや都会的な音と表現したらいいのか、低内部抵抗管特有のぼんやりしたような音とは違いました。次回は、このアンプでとある実験をするらしく、部品を持っていくのを忘れないようにしなくては。実験後もこの音が出ているのか、楽しみです。

そして真打のDA60シングルです。

このDA60は、高嶺の花で私如きの薄給では到底入手できない球ですが、A氏はこの球を4本持っているとのこと。この球はマルコーニ社製とのことで、もう2本はオスラム社のものだとか。マルコーニ・オスラムという2つがくっついた社名も聞いたことがありますが、合弁前の球なのでしょうか。あるいは同じ会社で作りも同じなのか気になります。

本アンプはモノラルなので、入力をL+Rとして確認しましたが、文句のつけようがなく、また安い言葉でああーだこーだというのが恥ずかしくなるようなアンプでした。「早くステレオになりたい!」(妖怪人間♪)と言葉が聞こえてきそうでした。

 

ところで、本日は、先日開催されたMJオーディオフェアで発表された、MJ誌ライターのS氏とI氏のビデオを拝見しました。

S氏は、スピーカシステムの製作については、かなり有名な方でその道の本も出版されています。まるで学会の発表のようにいろいろ説明されていましたが、勉強になる話が多く、自分もスピーカシステム製作の際は参考にさせていただこうと思います。

そして、I氏による発表は、スピーカ以外のシステムの部分とのことです。スピーカはもう腰が弱いので、重いものは苦手、しかもS氏がいるので、ということでした。

I氏はディスクリートによるDACの製作などデジタルに強いのかと思いきや、アナログプレーヤのリニアトラッキングアームの製作も行っており、デジ・アナ両刀使いでオーディオ会の大谷翔平?といったところでしょうか。

そんなこんなで、今日もいろいろ勉強になったオフ会でした。

次回は、来週とのことで、それまでにアンプの改善が出ているのか若干心配ではあります。頑張らねば。

 


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