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浪漫飛行への誘(いざな)い

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「歎異抄をひらく」の映画を見に行ってきました

2025年04月19日 14時21分56秒 | 宗教

4月18日、2019年に劇場公開された「歎異抄をひらく」というアニメ映画が家の近くにある健康センターの会議室において無料で上映されるというチラシが入り、2度目になるが見に行ってきました。「歎異抄」は、鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書で、作者は、親鸞に師事した唯円(ゆいねん)とされる。

生き方に悩んでいた青年・唯円が、親鸞聖人に出会い、初めて仏教を聞き、葬式が仏教の目的ではなく、生きている人間が幸せになるための教えが仏教だと知って感動し、唯円は弟子となる。ある時は厳しく、ある時は愛情深く導かれる親鸞聖人の言葉を、後の世の人に正しく伝えたいと決意して、唯円が書き残したのが「歎異抄」である。唯円が名文家であったことと、会話の記録というリアル感が、躍動する文章となり、700年後の我々の心を強く引きつけている。書名は、親鸞滅後に浄土真宗の教団内に湧き上がった親鸞の真信に違う異義・異端を嘆いたところから由来している

無料であったが、ローカル上映のためか、観客は20名ちょっとであった。親鸞聖人の声は石坂浩二さんが演じており、大変落ち着いていて説得力があると感じた。映画を見るのは2回目だったので、ストーリーはよく理解できたが、「なぜ生きるか」という仏教の本質となるとなかなか悟るを得るところまではいかない。煩悩に満ち溢れた我々人間(煩悩具足の凡夫)は、悪人であることはよくわかるが、有名な言葉である「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」の真の意味を正しく理解できるかがポイントである。

今回の上映を主催していた「親鸞聖人に学ぶ会」では、今後もいろいろ映画や講座を予定しているようであるが、4月29日に「なぜ生きる~蓮如上人と吉崎炎上~」というシリーズの第1作の作品の上映会が実施される旨案内されたので、早速申し込んだ。この映画も一度見たことはあるが、2年前に映画の舞台となっている福井県の吉崎にある「蓮如の里」を訪れたことがあるので、一層興味が湧いてくる。

「歎異抄をひらく」予告編:https://www.youtube.com/watch?v=MYGCRTtLpw4


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