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「9月入学」案って1年遅れ?

2020年05月01日 06時06分48秒 | ニュース

新型コロナ関連で、休校が続いているので、欧米に合わせ、「9月入学」案が議論されているが、何か変である。まず、9月の時点で、新型コロナ問題が収束しているかどうかは全く不明である。従って、9月から正常な形で学校が再開されるかどうかも不確かである。

また、今回、9月入学を導入するとすれば、欧米に比べて、1年教育開始が遅れるということになりかねない。ドイツ駐在の経験では、小学校にあがる4月生まれの子供に対し、義務教育なので、9月からドイツの小学校に入学せよとの通知を受け取ったことがある。それに対し、翌年の4月から日本人学校に入学予定であることを通知し、9月からの義務教育を免除してもらったことがある。ということは、4~8月生まれの子供は、翌年の4月からではなく、その年の9月から入学することになっており、ドイツに比べて、義務教育のスタートが1年遅れることを意味するのではないかと思う。「9月入学」案は、欧米と同様に、9月入学になるとしても、まるまる1年遅れとなる恐れがある。自分の勘違いかも知れないが、1年遅れとなるのであれば、到底容認することはできないので、欧米の実態を早急に調査する必要がある。

これって、サマータイム導入論争に似ている。オリンピックのマラソン論議からサマータイム導入案、新型コロナ論議から「9月入学」案は、まさに同じ拙速の議論である。早生まれと遅生まれで教育の受けるタイミングが変わるが、「9月入学」案は、社会の根本の仕組みを覆すことになるので、その影響ははかり知れない。とにかく「9月入学」案はいろいろな大きな問題が含まれているので、賛成などと簡単に口に出すのは極めて疑問である。




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