2月27日のNHK「あさイチ」で、「こんなにおもしろい!80年代シティ・ポップの世界」というタイトルで、80年代を中心に流行った懐かしい曲の数々が紹介されていた。竹内まりや・山下達郎・松任谷由実・大貫妙子…いま若い世代にも人気となったシティ・ポップ、視聴者からの投票でランキングも発表された。シティ・ポップとは、70年代の演歌、フォークソングに次いで出てきたお洒落で都会的な音楽ジャンルだが、今、アメリカでその人気が復活し、日本に逆輸入されているとのことでビックリした。但し、今どきの若者が好きな曲は当時流行っていた曲とはちょっと違っているようである。90年代は、ダンスミュージックやJ-Rockが流行っていたが、ここに来てシティ・ポップが人気を回復しているとのことである。
また、シティ・ポップは、ストレス軽減効果があるという。アメリカで、1500人を対象に11種類のジャンルの音楽を聴きながら計算問題を行うという実験を行ったところ、血圧と心拍数が一番下がったのは、クラシックではなく、80年代シティ・ポップであったという。また、歌に使われている歌詞をAIで分析したところ、シティ・ポップは、「君と僕」という言葉がよく使われた。80年代は、他に女性アイドルソングに出てくる「あなたと私」、演歌やフォークソングに出てくる「お前と俺」という歌詞も多かったが、現在では、減少傾向にある一方、「君と僕」という言葉は増え続けており、シティ・ポップは、その先駆けとなっているという。そのことから、若者に受け入れやすく、現代に人気が復活していると思われるとのなかなか面白い分析であった。
番組で視聴者から今聴きたい当時のシティ・ポップの募集を行ったが、7000通以上の投票があり、そのランキングは下記の通りであった。
1位 「君は天然色」 大滝詠一
2位 「ルビーの指輪」 寺尾聡
3位 「ドラマティック・レイン」 稲垣潤一
4位 「真夜中のドア~stay with me 」 松原みき
5位 「中央フリーウェイ」 荒井由実
我々団塊の世代からすると、70年代のフォーク音楽のインパクトが大きいが、シティ・ポップというかニュー・ミュージックの曲もよく聴いた記憶があり、その軽やかな音楽は今でも記憶に残っている。大滝詠一さんは65歳で急死してしまったが、「夢で逢えたら」とか「カナリア諸島にて」の曲も大好きである。彼の楽曲は、シティ・ポップという言葉がピッタリという印象があり、第1位獲得も頷ける。個人的には、竹内まりや・山下達郎夫妻の曲も大好きである。
「君は天然色」: https://youtu.be/bfLInNbbIRQ
(聴いていても軽やかな気分になる)
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