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スマホによるパスポートのオンライン申請に挑戦

2023年10月03日 20時34分50秒 | デジタル

 

パスポートの有効期限が1年を切ったので、更新の必要性が生じた。コロナ禍明けで、パスポートの申請者が窓口に殺到し、有楽町のパスポートセンターだと2~4時間待ちは常識となっているようなので、政府が推奨するスマホによるオンライン申請に挑戦してみた。政府はマイナンバーカードがあれば、パスポートの申請もスマホでできると宣伝しているので、申請手続きはどうやってやるのか体験したくトライしてみた。スマホの操作は苦手なので、自分独りでやることは諦め、3日に「スマホよろず相談」を利用して、相談員の助けを借りながら、オンライン申請に挑戦してみた。

事前学習をしようと「東京都パスポート電話案内センター」に電話したところ、オンライン申請方法については、外務省の旅券課に訊けとの説明があったので、電話したところ、マイナカードを使ってのスマホによる申請方法については、デジタル庁に問い合わせろとの回答。そこの電話番号は公開されていないので、スマホからオンラインで質問せよという説明があり、唖然とした思いであった。河野デジタル大臣の問題が取り沙汰されているが、デジタル庁の実体見たりの印象を持った。要するに、デジタル庁は、スマホ操作はじめデジタルに長けた人達しか見えておらず、高齢者等スマホの操作も苦手な人達を見捨てている姿勢が見え見えである。だから、デジタル弱者を見捨てて、マイナ保険証を強制しようとして、頓挫しているのもよくわかる。デジタル庁は、デジタル弱者に向き合い、どうデジタル化を推進していくかに取り組むべきであるが、大臣はじめ全く現実を理解していないようである。電話によるデジタル関連の相談窓口を作るくらいのサービスを実施すべきであり、相談はチャット等オンラインしか認めないという高飛車な姿勢が見え隠れする。

スマホの相談員といっしょにスマホとマイナカードを使って、操作の指示に従い、申請書類を作成したが、スマホにより、マイナカードと現在のパスポートを読み取る操作が何回も発生する手間と規定の写真と署名をスマホのカメラで撮る操作はよほど慣れていないと困難がつきまとい、一人で申請書類を作成できる人は、スマホの達人の域の人に限定されるような印象を持った。政府は、マイナンバーカードを持てば、パスポートの申請もオンラインで簡単にできるような宣伝をしているが、相当ハードルが高いのが現実である。そんな面倒なことをやる位なら、パスポートセンターの窓口に申請に行ったほうがはるかに楽であるといえる。特に厳しい規定のある写真の撮影はかなり大変であるといえる。自撮りの場合は、ますます大変である。

また、今回の操作でわかったことは、マイナカードから住所のデータを読み取る操作があるが、なんと郵便番号はカードに記載されていないので、申請書類上、自分で郵便番号を追加記載する必要があることがわかり、ビックリした。カードをよく見たら、住所は記載されているが、郵便番号は抜け落ちている。意図的に郵便番号を除外したのか、単にプログラムの作成者が郵便番号を入れ忘れたのか知らないが、今どき、住所と郵便番号はセットになっているので、マイナカード上に、住所の郵便番号を記載すべきである。違っている場合は、読み取った後に修正すればいいだけである。単純ミスで住所に郵便番号を付すことを失念したシステムを構築してしまった疑いもある。マイナカードのシステムレベルの信頼性に疑問符が付く。マイナ保険証のデータが3年分しか保存されないというのもいかにもレベルが低いといえる。こんな欠陥だらけのマイナカードは、個人情報の駄々洩れの危険性もあり、早期に廃止してもらいたいところである。申請完了まで、悪戦苦闘して、約1時間近くかかったしまった。パスポート更新がオンラインで可能という謳い文句であるが、スマホ操作に慣れていない高齢者にとっては何の意味もないことである。窓口に毎日数百人の人殺到しているということは、オンライン申請する人が少ないと言うことを示しているような気もする。

 


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