TBSの「朝だ!生です旅サラダ」では7月6日、13日、20日の3回にわけて「海外の旅」としてウズベキスタンへの旅を紹介してくれた。6日はサマルカンド、13日は首都タシケント、20日は古都ブハラで、タレントで世界遺産マイスターの資格を持つ南圭介さんが旅レポートをやっていた。
6日は、ティムール王が愛した美しき青の都で世界遺産にも登録されている「サマルカンド」を巡り、街の中心にある「レギスタン広場」と一角にある「ティラカリ・メドレセ」やティムール王が1404年に建てた巨大モスクである「ビビハニム・モスク」とその隣にあるショブバザール(市場)それにちょっと離れたところにあるがティムール帝国ゆかりの人達が眠る全身が青に包まれるような美しい「シャーヒズィンダ廟群」が紹介されていたが、そのすべてに訪問したことがある。ウズベキスタン旅行に出かけたのは、今から10年前の2014年4月のことで、首都タシケントに4泊、ブハラに2泊、サマルカンドに2泊した。サマルカンドは、番組で紹介されたように、ブルーに満ちたモスクが異国情緒たっぷりで、観光の見どころが満載であった。番組では紹介されていなかったが、ティムール一族が眠る「グリ・アミール廟」も見逃せないスポットである。
13日は、首都のタシケントへの旅であったが、世界で最も美しい地下鉄といわれるタシケント地下鉄で街巡りということで、進化を続ける大都会の最新の街並みの紹介という趣旨であったので、自分の知るタシケントとは大分異なる印象であった。地下鉄は核シェルターになっており、撮影が解禁されたのは2018年ということなので、知るはずもないとことである。今回映像で初めて駅構内のアート、彫刻、シャンデリア等を目にすることができたが、やはり世界で最も美しい地下鉄かも知れない。観光地の紹介はなく、最新のホテルやレストランが紹介されていたが、我々庶民とは縁がないスイートルームや高級レストランなので、ちょっと違和感を感じた。
20日は、古都ブハラへの旅であった。ブハラは2500年以上の歴史を持ち、かつては中央アジアの文化の中心として栄えていた古都で、史跡が多数残る旧市街地は世界遺産に登録されている。紹介されたのは、
<カラーン・ミナレット>
1127年に建設された高さ46mの見張り台、ミナレット。カラーンとはタジク語で「大きい」を意味している。塔を14層の帯状に分けて、それぞれに異なるレンガの積み方をすることで模様を作り出している。
<アルク城>
最初に城が建設されたのはおよそ2500年以上も前のこと。13世紀頃に一度完全に破壊され、それ以降も外敵との攻防の中で破壊と再建が繰り返された。現在の城は18世紀に再建されたもの。
<ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ>
1622年に建設されたイスラムの神学校、メドレセ。偶像崇拝が禁じられているイスラムの教義に反する鳳凰のタイル画が描かれている珍しい建築物。
<タキ>
シルクロードを通ってきた商人たちの宿やバザールの建物を再利用したお土産屋さん街。ウズベキスタンの伝統的な刺繍“スザニ”を扱うお店や可愛い置物ウズベクおじさんを扱うお店など、工芸品を扱うお店が軒を連ねている。
<ラビハウズ>
池のほとりにあるレストランには入っていないが、ラビハウズという池自体には訪れた。
ウズベキスタンは、東西文化の交わる地点で、歴史情緒あふれる観光資源もいろいろある。観光資源の乏しい周辺のカザフスタンやキルギスとは大違いで、魅力ある国なので、異国情緒を求めて一度は訪れてみたいところである。
ウズベキスタン旅行(2014年): https://www.youtube.com/watch?v=teDAeM9r6fQ