裏金のドン、二階氏による50億円もの裏金(政策活動費)問題を政界を引退するからとして、うやむやに不問とした岸田首相も無能さには呆れていたが、24日には、自分は引退するが、その地盤を三男に世襲させる旨のトンデモニュースがメディアに流れた。裏金問題の責任を回避するために、引退宣言し、息子に世襲させるという算段が明らかに見え隠れする。まさに、典型的自民党体質で、裏金と世襲を絵に書いたような出来事である。和歌山県の町村会から後継者として出馬を要請されたようだが、裏金問題で存亡の危機にある自民党の体質は全く変わっていないようである。
ご本人は、秘書をやっていたのだから、本来であれば一緒に責任を取る立場にあるはずであるが、断りもせず、のこのこと世襲で「選挙の三バン」と言われる地盤(組織力)、看板(知名度)、鞄(資金力)を引き受けるような人物を絶対当選させてはならない。大学卒業後、親父の威光でか10年ほどANAに勤務した後、親父の秘書を務めていたようである。親子関係は、岸田首相のところと同じ構図であり、そんな利権を独占させるようなことを許してはならない。ANAはJALと違って、その政界工作は定評があり、二階氏の三男を入社させていたこと自体、両者の利害一致で頷ける。和歌山では、今回の裏金問題で離党した世耕氏が衆議院議員に鞍替え出馬する情報もあるので、保守層の分裂に乗じて、ともに落選させ、クリーンな革新系の議員が当選することを願うものである。また、今、二階氏は永田町では重病説もとびかっているようなので、今後、その動向に注目する必要がありそうである。
このような裏金と世襲で腐り切った自民党の利権政治を早く終わらせないと日本はますます悪くなる。ここにきて明らかになってきた裏金問題解決のための自民党案も「なんちゃって連座」のザル状態で、話にならない。野党の力不足なのか、自民党政権を倒すところまでには程遠い感も強い。即ち、従来の利権にしがみつく腐り切った自民党を支持するという甘い汁を吸っている連中も少なくないということを意味する。日本も二大政党で切磋琢磨していかないと明るい未来はない。故安倍氏の独裁政権の大罪により日本が駄目になってしまったが、そこから脱却できない自民党政権の正体も明らかになってきたので、もはや有権者である国民の目覚めによる政権交代しかないと思える。28日の3補選では自民党の3敗はほぼ確定的なので、これを踏み台に、岸田政権を終わらせ、いい方向に政治改革が進むことを強く望むものである。ネット解説で評判の高い一月万冊でも、詳しく解説してくれているが、まさに解説通りである。
Yahooニュース(4/24): https://news.yahoo.co.jp/articles/6ce102f65dbb8143ed42884e4d0021e14c9a0f43
一月万冊(4/24): https://www.youtube.com/watch?v=EVjwuClDJO0
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