浪漫飛行への誘(いざな)い

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区の胃がん検診の怪?

2024年02月03日 05時40分42秒 | 健康

 

区の胃がん検診の案内が来ていて、2年に1回、2000円の検査費用で、内視鏡検診が受けられるというものである。健康増進のためにも、この種のがん検診が安く受けられることはいいことだと思うが、その内容を見て疑問符が付いた。内視鏡検査は、近くのクリニックで毎年受けており、2年に1回は、区の検診制度を利用していた。今回、内視鏡検査対象の案内があったので、クリニックに行ったところ、血液を固まりにくくする薬を服用しているので、受診ができないと断られた。区の検診は利用できないが、一般の保険診療で検査を可能だといわれ、なんとなく釈然としなかったが、検査の予約も行った。家に戻って検診の案内書を読んでみたら、「受診できない方」として、13件の該当者がリストされており、その中に「血液を固まりにくくするお薬を服用中の方」があった。考えてみたら、不整脈の診断で血液サラサラの薬を飲み始めてから、初めての内視鏡検査である。高齢者の場合、脳梗塞や血栓防止のため、血液をさらさらする薬を服用している人も少なくない気がする。

同じ検査をするのに、区の検診では駄目だが、一般の保険適用では大丈夫というのも何か変なので、気になり本当はどうなのか少し調べてみた。1年前に大腸の内視鏡検査を受けた別のクリニックの担当医に訊いてみたら、区は、何か起こったら困るということで、危ない因子を持った人を受診者から排除しているようで、区の担当からも厳格に運用するよう言われているそうである。要するに、表向きがんの早期発見のためにがん検診の受診を薦めているが、危ない因子を持った人は排除するということで、実質的には健康増進というより、健康な人に限定して、高齢者等持病を持った人が検診を受けることを邪魔しているように見える。現場の担当医は、そのような薬を服用していても、問題なく検査できることを保証しているのに、何か変である。自分の理解では、血液をさらさらする薬が効いている期間は1日だけなので、毎日服用するよう言われている。言いかえれば、1回服用をやめれば、服用から24時間経った時点で検査する限り、元の状態に戻っているのだから、出血が止まらなくなる可能性はなくなるはずである。単に内視鏡による検査だけなら、出血の心配はないはずで、心配なら、区の検診では出血を招く恐れのある組織を切り取る生体検査をやめ、別途精密検査を勧告すればいいだけだと思う。区の検診による受診者排除は論理的根拠がなく、単に検診によるトラブルを回避したいという自己保全に過ぎないような気もする。担当医がそういう薬を服用していても、一般の保険診療は可能だというなら、区の検診も担当医の了解が得られることを条件として、門前払いとせず、できるだけ多くの人が安価な区の検診を受けられるように配慮してほしいものである。本当に危険があるなら、保険診療の場合もやめるべきであり、真実を知りたいところである。

 

 

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