浪漫飛行への誘(いざな)い

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8月12日の悪夢から38年

2023年08月14日 18時31分14秒 | 飛行機

今年もまた、8月12日がやってきた。6日の広島原爆、9日の長崎原爆、12日の御巣鷹事故、15日の終戦と暑い夏の一連の行事が続く。昨年はタイに旅行中であまり目に触れなかったが、テレビでも嫌と言うほど一連の出来事を回想する番組が放映されるので、8月前半は気が重くなる時節である。御巣鷹の事故からもう38年が経つというから時の流れをひしと感じる。当時、フランクフルトに駐在していたが、近くの日本食レストランで昼食中にオフィスから緊急の電話が入り、急遽職場に戻ったことが鮮明によみがえる。

飛行機が消息不明となり、日本中が大騒ぎになっていたという地獄の沙汰の様相は容易に想像できる。ドイツ人が4人いるとの情報を得て、彼らのフォローアップをすることになったが、痛ましい事故であった。事故調査結果では、ボーイング社による圧力隔壁の修理ミスと金属疲労が原因となったと結論づけられたものの、事故当日、相模湾で軍事訓練をしていた海上自衛隊の船からの誤射説が飛び交い、それを隠すために組織的な証拠隠蔽工作が行われた可能性もあるということがまことしやかに語られている。青山透子氏はじめいくつかの真相を探る書籍も出版されているが、事実関係を知りたいものである。原因が不明であっても、520人もの命が奪われた事実には変わりない。生存した4人は今どうしているのであろうか?飛行機は、他の乗り物に比べると圧倒的に安全な乗り物であり、個人的には乗り続けているが、毎年、8月12日を迎えるたびに、胸が痛む思いである。
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