ユネスコが主催する世界遺産委員会がアゼルバイジャンのバクーで開催されており、6日に、「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産登録が正式に決定された。日本としては23件目とのことであるが、他に新たに30数件が追加で登録されるようである。新しく登録されるところは知られていないところがほとんどだが、仁徳天皇陵界隈には行ったことがあるので、訪問した世界遺産は193か所となった。
世界遺産登録は、いいことばかりではなく、いろいろ制約を受けて、問題になっているところもあるようである。富岡製糸場の場合、世界遺産に登録された2014年には年間133万人もの来場者がいたが、2016年には、4割減少し、2017年には半数以下に落ち込んでいるようである。世界遺産至上主義自体の見直しが必要かも知れない。
また、今委員会が開かれているアゼルバイジャンの首都、バクーという都市は、カスピ海のオイルマネー(バクー油田)でお金持ちになった金満都市で、第二のドバイともいわれる。城壁に囲まれた旧市街の一角と高台に建設されている近未来的な巨大建築物とのアンバランスが目を引く面白い都市である。今から6年前の2013年5月に訪れたが、夜になるとフレームタワーという3つの巨大ビルが揺らめく炎のようにライトアップされているところを見て、何とも言えない感情を持ったのを鮮明に覚えている。高台からの眺望は綺麗だが、正直、ここもヨーロッパ?という印象を持った。今はどうなっているであろうか?
写真は、仁徳天皇陵
アゼルバイジャン旅行アルバム: https://www.youtube.com/watch?v=QRRmruke5v0&feature=youtu.be