浪漫飛行への誘(いざな)い

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ザ・ドキュメンタリー「永六輔 上を向いて歩こう」を見て

2019年03月02日 21時31分52秒 | TV番組

毎週土曜の19時~20時54分、BS朝日に「ザ・ドキュメンタリー」という番組があるが、いつもは何気なく見ていたが、今回、「永六輔 上を向いて歩こう」というタイトルに引かれてじっくり見た。永六輔の生涯を語るに及ばないが、懐かしの映像が次から次へと出てきて青春が一気にプレイバックした。

「夢であいましょう」というNHKのテレビ番組は当時必ず見ていた。1961年から1966年まで続いた土曜夜の30分のバラエティ番組であったが、コントや歌が繰り広げられ、司会の中嶋弘子の上半身を右に傾けてお辞儀する挨拶も鮮明に覚えている。坂本スミ子が歌うエンディングのテーマソングも懐かしい。「今月のうた」というコーナーがあって、「上を向いて歩こう」「遠くへ行きたい」「おさななじみ」「こんにちは赤ちゃん」等数多くのヒット曲も生まれた。六八九(永六輔、中村八大、坂本九)トリオのヒット曲はどれも懐かしい限りである。今のバラエティ番組の元祖のような番組で毎回楽しみにしていたが、今のバラエティ番組は見る気もしない。時代の流れなのかもしれないが、「夢あい」は本当に、青春の一コマであった気がする。

また、永六輔、いずみたくコンビの「見上げてごらん夜の星を」も心にしみる素晴らしい楽曲である。番組によると、中村八大は、曲を優先して、永六輔の詩をずたずたにしていたが、いずみたくは、永六輔の詞をそのまま生かし、曲を作っていたそうである。この二人のコンビといえば、デューク・エイセスが歌う「にほんのうた」シリーズがあるが、受験勉強をやっていた時期でもあったので、ラジオでよく聞いていた。日本各地のご当地ソングの草分けみたいなものだが、いい曲がいっぱいある。特に、好きなのは、秋田の「紺がすり」、京都の「女ひとり」、大阪の「銀杏並木」、和歌山の「岬にきました」、宮崎の「フェニックス・ハネムーン」。自分のHP上で全国のご当地ソングを集めているが、その原点ともなるシリーズである。

永六輔さんのラジオの旅番組「誰かとどこかで」もよく聞いたものだ。「遠くへ行きたい」のBGMも印象的であった。自分自身、旅が好きになったのもこの番組の影響もあったような気がする。家から最寄りの駅まで歩く道を変えるだけでも、それは「旅」であるという言葉を印象的に覚えている。自分にとって、「旅」とは、まさに「非日常」又は ”for a change of air“である。生の講演会も一度だけ聞いたことがあるが、話が本当に面白かった印象がある。早いもので、彼が亡くなってから、もう2年半も経つ。できるなら「夢であいましょう」の時代に戻りたい。

夢であいましょう  https://www.youtube.com/watch?v=PaeypqJVgtQ
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