浪漫飛行への誘(いざな)い

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全音楽界による音楽会3.11チャリティコンサート

2019年03月11日 09時30分58秒 | 音楽

東日本大震災の悪夢から11日で8年になったが、今も約3100人がプレハブ仮設住宅で過ごし、約5万2千人が避難生活を続けているという。原発はじめ、まだまだ、後遺症が続いているが、当時、この未曽有の大震災の現状を見た大友直人(指揮者)、コシノジュンコ、三枝成彰、林真理子、湯川れい子さんなど様々な音楽ジャンルのメンバーが発起人となり、毎年チャリティコンサートを開催し、義援金を集め被害者への支援活動を続けている。

震災直後の4月20日にサントリーホールでチャリティコンサートを開催したのが始まりで、今年で7回目となる。入場料は無料であるが、一人1万円以上の義援金を寄付する仕組みとなっており、アーティストも皆、趣旨に賛同してボランティアでの出演である。コンサートのことは何となく知っていたが、今年初めて知り合いに声をかけていただき、9日にサントリーホールで行われたコンサートに行ってきました。

総合司会は、露木茂、永井美奈子さんで、全音楽祭というだけあって、クラシック、ポップス、演歌というジャンルを超えた有名な音楽家が集まって、3時間以上にわたって、熱演が繰り広げられた。指揮者は、大友直人、渡辺俊幸さんの二人が交代で務め、クラシックからは、一流ミュージシャンによる楽器演奏(バイオリン、チェロ、ピアノ、アコーディオン等)、オペラ、声楽、合唱団等、ポップス・演歌からは、大黒摩季、坂本冬美、氷川きよし、小林幸子さん等が出演した。オーケストラは、チャリティコンサート有志オーケストラとなっており、混成部隊となっているようである。演奏曲目も多かったので、さぞかし練習が大変であったものと容易に想像される。オーケストラの演奏をバックに聴く演歌もなかなか乙なもので、滅多に聴けるものではないので、会場も大変盛り上がっていた。

男性合唱団のメンバーの一人が知り合いであったので、今回の観覧が実現したものだが、合唱団のリーダーは、三枝成彰さんで、メンバーには、ケント・ギルバートさんもいた。また、二つの女性合唱団も出演したが、一つは、コシノジュンコさん、もう一つは、湯川れい子さんがリーダーを務めていた。公演中、休憩もないほど熱演が続いていたが、今回の義援金は、約1650万円だったとの発表も最後に行われた。あれからもう8年が経ってしまったが、早い復興を願うばかりである。
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