年に何回か地元の卓球協会が主催する卓球大会に参加している。クラブのメンバーにも声をかけて、通常何人かで参加しているが、初級者がほとんどなので、多くは初級の部への参加である。
12月20日には新人優勝卓球大会という年2回開催される大会が開催され、クラブから7名が参加した。初級の部に5名、50歳以上と一般の部に2名が参加し、ダブルスとシングルスの2種目の試合にのぞんだ。
結果、初級の部は参加者が少なかったものの、我がクラブのメンバーが混合ダブルスと女子シングルスの部で優勝を果たした。初級混合ダブルスの部では、女子ダブルスで参加しての優勝なので、素晴らしい結果であった。大会にはいつも何人かのクラブのメンバーが差し入れを持って応援に来てくれるので、参加者にとっては励みとなるばかりでなく、クラブとして一体感が醸成される瞬間でもある。
自分自身は、ダブルスは、ペア110歳以上の部に出たが、シングルスは年齢を顧みず、一般の部に参加した。ダブルスでは、惜しくもベスト4に残れなかったが、2勝1敗であった。シングルスはまず4人でリーグ戦を行い、上位の2人が上位トーナメントに出場できるという試合形式であったが、なんとリーグ戦では、予想に反し、3勝0敗で1位抜けとなった。相手は3人とも20代から30代であったので、年寄りの快挙ともいえる。その内1試合については、3ゲームでわずか失点が3点という経験のないスコア(11-2 11-1 11-0)となり、本人もビックリであった。
しかし、トーナメントの初戦では、格上の選手との対戦となり、あえなく敗退となったが、今までに一般の部に参加して一度も勝ったことがなかったので、3回勝っただけでも十分な成果といえる。普段の練習や試合の相手は60~70代の人達がほとんどなので、勝ち負け関係なく、試合ではなるべく若い人とプレイができるように年齢制限のない一般の部や年代別でも1カテゴリー若い年代で参加している。大学生や中高生とやる場合もあるが、とにかく若い人の打つボールはスピードがあるので、打ち抜かれることが多い。それでも、年寄りの老練さで若い連中に勝負を挑むことに楽しみを見出している。
ちなみに、自分の卓球スタイルは、丸型ペンホルダーでラバーはテナジーという裏ソフトラバーと1枚の粒ラバーの併用で試合中にラケットを反転させるという変則プレイである。この変則についていけないと11-0というスコアもありうるのである。相手が0点で終わりそうな時は、打ちやすいボールを返し、相手に得点を与えるのが、エチケットとも言われているので、最後の1球は打ちやすいボールを出したが、相手はボールの変化につい惑わされたのかあえなくミスして、完全試合が達成されてしまった。公式試合での11対0は初めての経験であった。