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浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

「バッターボックスに立つ87歳」CM

2022年07月14日 06時17分37秒 | 人生

 

ACジャパンの「寛容ラップ」のCM「たたくよりたたえ合おう」を気に入ってよく見てたら、同じACジャパンがやっている「バッターボックスに立つ87歳」という全国キャンペーンのCMも目にとまった。80歳を超えてからゲームアプリを独学で開発、世界的企業からの会議への招待、国連でのスピーチなど、目を見張る活躍をされている若宮正子さん(87歳)に焦点をあてたCMで、「とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみようと思ったんです。そしたら、当たっちゃったんですよ。」さらに、「ほんとに人生はわかりませんね。だから、自分の未来にフタをしちゃいけないと思いますね。」という彼女の言葉が印象的であった。

このCMは、その年齢を飛び越えた、力みのない前向きな生き方を知ってもらうことで、あらゆる世代へのエールを送る。ナレーションは同じく80歳を超える俳優の石橋蓮司さん。どんな世代の方にも「まだまだ、これから」と思ってもらえるような、前向きな気持ちになれるキャンペーンであるという。「何歳からでも人は変われる」とナレーターが締めくくるが、本当にそう感じる。ACジャパンのCMはよくできているし、その素晴らしさを見直している今日この頃である。

 

テレビCM、ラジオCM, 新聞広告: https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/self_all_02.html

 

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「たたくよりたたえ合おう」CM

2022年07月13日 18時09分34秒 | 人生

 

最近、大変気に入っているテレビCMがある。初めて見た時、一体どこのCMかと思いきや、ACジャパン(旧公共広告機構)のキャンペーンCMであることがわかった。2022年度全国広告キャンペーンCM「寛容ラップ」で、ラッパーの呂布カルマさんが出演している。「不寛容な時代~現代社会の公共マナーとは~」というテーマでラップバトルを用いて「たたくより、たたえ合おう。」というコピーのもと、相手を尊重し、認め合う大切さ、そこから生まれる交流を伝えるストーリーとなっている。手話とオープンキャプションの字幕対応も取り入れているという。

CMではコンビニのレジでの会計に慌てる高齢者に対し、すぐ後ろに並んでいた呂布カルマさんが靴音を立て、苛立ちを見せている。と思いきや、アイスをマイク代わりに「誰も怒ってなんかない アンタのペースでいいんだ 何も気にすんな 自分らしく堂々と生きるんだ」と、トゲの一切ない優しいラップを披露。これを聞いた高齢者は、すぐさま「迷惑かけてしまってるなって 焦ったらまさかの優しい発言 アタシも反省 見た目で判断 もう要らないわ色眼鏡なんか」と、まさかのリスペクトのこもったアンサーを返している。見ていてほっこりする素敵なCMとなっている。

調べてみたら、品のいい高齢者のおばあさんは、小田原さちさんという女優だそうであるが、一目見て好きになった。7月1日からCMが始まっているようだが、安倍元総理の死去に伴い、テレビCMが一部自粛されていることもあって、頻繁にCMが流れるので、楽しみがひとつ増えた気がする。

 

寛容ラップCM: https://youtu.be/j4rRKb74-rg

 

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北海道の思い出~音楽による青春プレイバック

2022年07月01日 06時56分40秒 | 人生

 

この7月1日で、社会人になってから、52年が経つ。最初の勤務地が当時一度も行ったことがない北海道の千歳で、不安な気持ちで赴任したことを鮮明に覚えている。初めての北海道、初めての寮生活、初めての仕事と初めてづくしであったが、無事4年間を過ごすことができた。初めてテニスをやり、初めてドライブ旅行に出かけ、初めて札幌雪まつりを見て、初めて女性とつきあい、初めてづくし4年間であったが、札幌オリンピックというビッグイベントを現地で迎える等仕事上の充実もさることながら、楽しい独身生活を謳歌することができたのはラッキーであった。

車を持っていたので、利尻・礼文・天売・奥尻の4島をはじめ、北は稚内・宗谷岬、東は知床・根室、南は函館・松前と北海道の観光名所はほとんどすべて見て回ることもできた。北海道各地の空港、駅、山、峠、滝、湖、岬、半島、温泉、港、島と訪れたスポットをジャンル別に整理し、ユーチューブにもアップしている。

北海道の思い出は、羽田からジェット便に搭乗、機内では「シバの女王」のBGMを聴き、千歳空港に降り立ったところから始まり、「恋の町札幌」はじめ札幌を歌った音楽や千歳空港を歌った曲を聴き、札幌オリンピックの時は、「虹と雪のバラード」の曲に酔い、当時のテレビドラマ「北の家族」や「冬物語」に引き込まれ、当時流行っていた「チェリッシュ」や「あべ静江」の歌をカーステレオで聴きながらドライブ旅行を楽しむ等今振り返ると充実した4年間であった。最後は、「北国の青空にさよならを告げるのがつらいわ。。」(私は忘れない-岡崎友紀)、「過ぎた日の微笑をみんな君にあげる。。。胸に残る想い出とさよならをするために」(ビリーバンバン)との思いで北海道を去り、「今日の日はさようなら」(森山良子)で締め括られたのである。

最初の赴任地である北海道の印象は強烈であり、第2のにふるさとになっている。北海道を去ってから、北海道を歌った曲を集め始め、今では800曲を超えている。自分のHPで北海道を歌った曲をリストし、その内、約500曲は楽曲を聴くこともできるようになっている。今でも、時々ご当地ソングを聴いて当時を思い出している。また、北海道の思い出を当時の音楽で綴ったユーチューブを作成しているが、52年という年月の時計が逆回りして、当時の音楽を聴いているだけで、一気に青春がプレイバックする。“No Music No Life”(音楽のない人生なんて)を実感するが、音楽の魅力を痛感する今日この頃である。無料で音楽が楽しめるユーチューブに感謝したい。

 

歌で綴る札幌・千歳の思い出(33分): https://youtu.be/dpBghPdSuy8

北海道の鉄道駅めぐり(1970~1974): https://youtu.be/wMMeHVwZI5A

北海道を歌った曲(北海道シリーズ 1,2,3,4,5,6): http://romanflight.web.fc2.com/Hokkaido-song-series-rvsd.html

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「Plan75」の映画を鑑賞

2022年06月21日 21時37分15秒 | 人生

 

6月17日から全国で上映が公開された話題作「Plan75」という75歳以上の高齢者が自らの生死を選択できる制度を扱った映画を21日早速見に行ってきた。早川千絵さんという新人監督がメガフォンを取り、主役の高齢者は倍賞千恵子が演じている。先のカンヌ国際映画祭でカメラドール特別表彰を受けた作品だが、資金的な面もあり、日本、フランス、フィリピン、カタールの合作となっている。詳しいストーリーはネタばれになるので、触れないが、75歳を超えた高齢者にとって、老いと死は身近な問題であり、もし国の制度として、安楽死を選択できるとしたら、どうなるかという考えさせられる内容になっていた。

主役の倍賞千恵子さんは、「男はつらいよ」の寅さんの妹「さくら」役を長らくやっていて、土曜日に「男はつらいよ」シリーズで若かりし頃の彼女を毎週見ているので、80歳を超えた(役では78歳)彼女の今の姿を見ていると老いというか、何とも言えない時代の流れをひしと感じてしまった。

75歳を超えたら、国から財政的援助や精神的援助を受けて、自分の好きなことをやったあと、死も自由に選ぶことができるので、一見よさそうに見えるが、今の日本の制度では、安楽死は一切認められていない。日本の高齢者は増えるばかりで、高齢化社会を考えると一石を投じている気がする。自分もその年齢になろうとしているので、老いと死については、仏教の世界を学びつつ真剣に取り組みつつある。60歳以上の人は是非見てほしい話題性のある作品である。

 

予告編:   https://youtu.be/lqHXV52C9gI

舞台挨拶(5/30): https://youtu.be/blPHxKrNAQk

監督インタビュー前編: https://youtu.be/IZF-zYEspOU

監督インタビュー後編: https://youtu.be/LVUlIa2-Ho0

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文化放送「日曜はがんばらない」で定年にまつわる投稿がオンエア

2022年06月20日 05時53分53秒 | 人生

 

毎週日曜の朝は、文化放送の鎌田實×村上信夫「 日曜はがんばらない」を必ず聴いている。6月19日の放送では、「定年」にまつわる投稿が呼びかけられていたが、何と気軽に応募した投稿が幸運にもオンエアされるという嬉しい出来事が起こった。定年にまつわる実体験といえば、カナダへの留学があったので、それをテーマに投稿してみたが、運よく採用されたようで、ビックリした。

事前の連絡などは勿論ないので、番組を聴いていて初めて知ったが、村上信夫さんが投稿文を読みあげてくれ、鎌田先生が相槌を打ってくれたので、嬉しい思いであった。番組では語学留学について二人に褒められて恐縮してしまった。折角、読みあげてくれたので、繰り返し聴くことができないか調べて見たら、radikoでは、「タイムフリー」機能があって、過去1週間の番組を検索して、無料で何度でも聴くことができることがわかった。タイムフリー機能は、パソコンでもスマホでも利用できるので、両方に登録して繰り返し聴くことができた。

折角、採用されたので、その音声をパソコンに記録し、YouTube にして保存することにした。YouTube にしておけば、いつでも知人に紹介することができるので、大変ありがたい機能である。ラジオに投稿して採用されたのは、大学時代以来であるが、大学の時は、オンエアする曲をリクエストして、かけてもらったものである。リクエスト曲は、ほとんどの人が知らないと思うが、裕圭子(名付け親は石原裕次郎)の「だから愛して」という当時好きだった曲で、やはり嬉しい思いをした記憶がある。55年振りにワクワク感を味わうことができたことに感謝したい。

 

   (卒業パーティ~クラスメートと)

 

番組で紹介された投稿の音声(約1分): https://youtu.be/612zpFcoBY4

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回答を得られない10の質問~アスクドットコム

2022年04月07日 08時43分14秒 | 人生

 

アメリカのインターネット検索会社「Ask.com(アスクドットコム)」は、サービス開始から10年間で10億件以上もの検索利用数を誇っているが、2010年にその検索内容を徹底的に洗い出して、「インターネット検索では、答えが得られない質問ベストテン」というのを発表した。「Ask.com」は、ヤフー知恵袋のような質問サイトの大規模な英語サイトで、一般の人がいろんな質問をして、それに一般の人が答えるというものである。

そのトップになったのは、「生きる意味はなんですか?」で、第2位は「神様は存在しますか?」だったそうである。これから2つのことがわかる。一つは、生きる意味はなにかと考えている人が非常にたくさんいるということ、即ち、ニーズが物凄くあるということである。もう一つは、何のために自分は生まれてきたのか、何でこんな苦しい人生を生きるのか、生きる意味って何なのか?考えて質問する人が多いのに、その答えがないということである。訊いた人が満足するような答えが得られなかったということである。

仏教では、この「なぜ生きる」が」大きなテーマとなっている。親鸞聖人の教えの現代の第一人者である高森顕徹氏は、「なぜ生きる」という本を書き、人生の目的(なぜ生きる)と生きる手段(どう生きる)とを明確に峻別し、アスクドットコムの最も答えが得られない質問の答えを示してくれている。この書籍をもとに、「なぜ生きる」というアニメ映画も作成されている。歎異抄には、はっきり簡潔に人生の目的は、「摂取不捨の利益(りやく)」であると説かれている。利益とは幸福のことをさす。また、親鸞聖人は「教行信証」の中で、人生の目的は、「難度の海を度する大船」に乗ることであると説いている。「なぜ生きる」かの人生の目的の答えを得るべく、親鸞聖人の教えをもっと勉強してみたいと思う。

 

アニメ映画「なぜ生きる」予告編: https://youtu.be/qK0Uali2yGQ

マンガでわかる親鸞聖人の教え「なぜ生きる」(6分): https://youtu.be/ffPw6IQwb2Q

歎異抄に説く人生の目的(23分):https://youtu.be/AbBZp6e59A4

 

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桜の季節になると「人生の扉」が開く

2022年03月20日 15時33分06秒 | 人生

 

20日に東京でもソメイヨシノの開花が宣言され、今年もまた桜の咲く季節がやってきた。毎年決まってこの時期に桜が咲き出すというのは、いつも不思議に思う。東京も暖かい日や寒い日がバラバラで、体調も崩し気味であるが、コロナ感染が始まってから3回目の桜の季節を迎えたことになる。桜の木の下で宴会という伝統的なお花見は3年連続で消えてしまった。地元の卓球クラブでのお花見行事も3年連続中止の憂き目にあっている。

3月生まれなので桜の季節になると必ず思い出す曲が、「春がまた来るたび、ひとつ年を重ね 目に映る景色も 少しずつ変わるよ。。。」で始まる竹内まりやの「人生の扉」である。桜を歌った曲はいっぱいがあるが、なぜか「人生の扉」が一番である。定期的に1年に1回桜が咲き、満開を迎える。毎年満開の桜は見るたびに心を癒してくれるが、歌詞にもあるように、いったいあと何度見ることができるのかという感傷的な気分がよぎるのである。満開の桜を見ていると気持ちも高揚するが、散りゆく桜の花びらを見ていると切ない気持ちになる。いつもこれが最後と思って見ているので、万感の思いである。

桜といえば、親鸞聖人が9才で比叡山に出家を申し入れた時、夜遅いので翌日に儀式を行うと言われ、その場で詠んだ「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌を思い出す。この歌の意味は、「今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」ということである。今、咲き誇っている桜も今晩嵐にあって散ってしまうかもしれないので、今すぐ出家の儀式をしてほしいという切なる願いを込めて歌った歌であり、明日どうなるかはわからないという人間の無常観が満ち溢れている。

毎年、お花見の場所を変えているので、東京の名所の多くは足を運んだ。満開時はどこもすごい人混みとなるので、コロナ禍では二の足を踏む。霊園が比較的すいているので、霊園巡りを行なったこともある。今年はどこに行くかまだ決めていないが、先に「しながわ百景」のスポット巡りをしたので、少なくとも、区内の桜の名所は訪れたいと思っている。いくつかの桜の名所が百景にも指定されており、この時期しか鑑賞できないからである。満開まであと10日近くあるので、どこに行くか楽しみながら計画を立ててみたい。

 

「人生の扉」(竹内まりや): https://youtu.be/smDCdceVtIc

 

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「無人島に一冊だけ持っていくとしたら歎異抄だ」(司馬遼太郎)

2022年03月05日 10時51分30秒 | 人生

 

「歎異抄」とは、鎌倉時代後期に書かれた仏教書で、作者は親鸞に師事した唯円とされている。親鸞の死後、教団内に沸き上がった親鸞の教えに反する意義・異端を嘆いたもので、その名がついている。歎異抄は世界で一番読まれている仏教書といえるが、「カミソリ聖教」と呼ばれるほど危険な読み物でもある。他力信心と親鸞聖人の教えをよく理解している人が読まないと、とんでもない読み違いをする恐れがあることから、15世紀の室町時代の僧であった蓮如上人が封印し、明治時代後期に解禁されるまで、約500年の間封印されていたので、世の中には知られていなかった。

歎異抄はまさに長い間封印されていた仏教書であるが、司馬遼太郎は、「無人島に一冊だけ持っていくとしたら歎異抄だ」と言い切って絶賛している。他にも、

「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる。」 (西田幾多郎 哲学者)

「もし十年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったことを知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び聖者の話を聞いて、世界中にひろめることを生きがいにしたであろう。」 (ハイデッガー ドイツ哲学者)

「現代のアジアにあって、宗教芸術作品のうちでもこれ以上に純粋なものを私は知らない。」 (ロマン・ロラン フランス作家)

「親鸞聖人に初めから非常な思想があり、非常な力があり非常な強い根底のある思想を持たなければ、あれ程の大改革はできない。 (夏目漱石)

「トルストイの如きは日本の、法然や、親鸞の宗教を知ったら、誰よりも先きに随喜する人ではなかったかと思うのだ。 (倉田百三 評論家)

「人類が、今日ほど、親鸞聖人を必要としている秋はない。」 (井上靖 作家)

「ルーテル、ウェスレー、ムーディーに対するよりも、源信、法然、親鸞に対しより近く感ずるは止むを得ない。」 (内村鑑三 文学者)

「親鸞を語ることは私にとって、人生を語るに等しい。私のまず最初に言うべきことは、親鸞に出会ったという、その謝念でなければならぬ。」  (亀井勝一郎 評論家)

歎異抄は、1章~10章 親鸞の言葉 11章~18章 異議解説という構成になっている。歎異抄に関する書籍は過去に多数出版されているが、高森顕徹氏が2008年にわかりやすく解説した「歎異抄をひらく」を出版してからは、それにまさるものは書けないとして、ほとんど出版されていないようである。この本は2019年にアニメ映画化され、3回ほど鑑賞した。本の方は、図書館で借りて少しかじってみたが、わかりやすいといっても初心者にとってはむずかしい。2021年12月に、素人の初心者向けに「歎異抄ってなんだろう」という本も出版されたので、これは買って読んでみようと思っている。

 

仏教に学ぶ幸福論「無人島に一冊だけ持っていくとしたら歎異抄だ」(2/28): https://youtu.be/DbPyp6JebXc

 

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試験はトラウマ?

2022年01月16日 22時48分59秒 | 人生

 

1月15-16日と2日間にわたって大学入学共通テストが全国で実施され、約53万人が受験したようである。コロナの感染が急速に広がる中、東大で切りつけ事件が発生したり、トンガの海底火山の爆発の影響による津波が日本にも押し寄せたり、波乱含みのテスト実施であったようである。「大学共通テスト」は、従来の「大学入試センター試験」に代わって、昨年から始まり、今年は2回目ということらしいが、自分自身とは全く関係ないので、あまり関心もないが、その違いもよくわかっていない。

我々が大学を受験した頃は、共通テストのようなものはなく、各大学で一次試験、二次試験があっただけであった。年を重ねてからは、ありがたいことに試験なるものとは無縁となった。学生時代は試験が仕事のようなものだったので、やむを得ず取り組んでいたが、大学を卒業して社会人となってからは、通訳案内業の試験(ガイド試験)を一度だけ経験したが、あとは試験とは無縁という気楽な社会人生活であった。それが、何と定年を迎え、カナダの大学に語学留学した時、何十年振りにクラス決めの試験を受ける羽目となり、どぎまぎしたことを覚えている。留学中は、毎日、宿題、試験の連続であったので、ある意味では緊張状態にあったが、帰国後は、ありがたいことに、また、テストとは無縁となり、今日に至っている。

テストに向かい合う若者をみると気の毒になるが、今でもテストで問題が解けないという夢をよく見る。大体は、問題の途中で解答につまずき、手をつけられない問題について白紙の解答をたくさん残してしまうというパターンがほとんどである。まさに、時間切れというあせるばかりの悪夢である。学生時代、そういう体験の記憶はあまりないが、深層心理としてはいつもそのようなトラウマにあったようである。問題がやり終えないという悪夢の他に、授業をさぼって、まともに試験が受けられず、単位が取れないというか卒業が危ないという夢もよく見る。好きな授業には出るが、気が進まない授業はさぼりがちで、準備が十分できず試験でもまともに答ができないというあせりまくる夢で、夢が覚めてホッとすることも少なくない。よほど試験が嫌いであるということを証明しているようなものかもしれない。

試験がないと勉強しないということもあるかも知れないが、この年になってみると、試験がなければ、ストレスフリーとなり、もっといろいろ勉強するのにという思いである。今、釈迦による仏教の教えや親鸞聖人の教えを勉強したいと思っているが、試験に拘束されないのは嬉しいかぎりである。年を重ねてくると学生時代に戻りたい気持ちも沸くが、試験に追われるような生活だったらもう勘弁というのが本音である。

 

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「ちょうどいい孤独」~60代からはソロで生きる

2021年12月12日 21時47分43秒 | 人生

 

日曜の朝は、ラジオ番組をパソコンのradikoで聴くことからで始まる。文化放送6時5分から「1万年堂出版の時間」という浄土真宗を学ぶ番組を、続いて、「日曜はがんばらない」という鎌田實・村上信夫両氏によるトーク番組を聴いている。ラジオを聴く機会はめっきり減っており、今や日曜の朝だけとなっている。

1万年堂出版は、「歎異抄をひらく」とか「なぜ生きる」という親鸞聖人の浄土真宗を扱った書籍で有名で、ともに映画化もされた。朝の番組では、書籍の一部を鈴木弘子さんが朗読してくれるが、心が洗われるひと時でもある。「日曜はがんばらない」は医師とアナウンサーの軽妙なトークで、まさに「いのち」の洗濯になる。12日は、最近鎌田医師が書かれた「ちょうどいい孤独」という本に関連し、そのポイントを紹介してくれた。

最近、テレビでも、「ソロキャンプ」とか「孤食」とか「一人カラオケ」とか「孤独のグルメ」とか一人で行うことを具象化した話題が取りあげられることが少なくない。ヒロシの「ヒロシのぼっちキャンプ」や松重豊の「孤食のグルメ」は好きなテレビ番組である。「ひとり」とか「孤独」とかいうとネガティブな印象があるが、今は、ポジティブな側面を強調することが流行っているようである。鎌田氏の「ちょうどいい孤独」とは、

本の概説によると、

【普段は誰かとつながっていながら、「ひとりでいたいときにはひとりでいよう」という具合に、「ちょうどいい孤独」を楽しみませんか? 孤独を味方につけて、人生の満足度を上げるカマタ流“個立有縁”のあり方を紹介する。家族や友人がいても、「孤独」だと感じる時間は必ずある。そこをどうやって自分自身の時間をポジティブなものに転換していくか。その方法次第で、人生が幸福なものか、不幸なまま終わってしまうかが決まっていくなら……。孤独を積極的に楽しんで、「人生の密度」を高めていきませんか。コロナ禍において提唱された新しい生活様式は、「個のすすめ」でした。買い物も散歩も外食も、原則としてひとり。人混みを避け、極力人に合わないことを強いられた日々。強烈に「ひとり」を実感されられた時間の中で、多くのひとはひとりで生まれて、ひとりで死ぬという「孤独」の本質を見たはずです。本書は、孤独を癒すのではなく、孤独を楽しむことを提案しています。孤独“に”生きるのではなく、孤独“を”生きる。つまり「望んで得る孤独」のすすめです。】とある。

まさに、鎌田氏の提言に同感の思いである。自分自身、ポジティブな孤独派である。「ちょうどいい孤独」とは言い得て妙である。彼は「孤立無援」に対し、「個立有縁」を薦める。普段は誰かとつながりながら。「ひとりでいたいときには、ひとりでいよう」と孤独を味方につけるこをと提案している。まさに、コロナ禍で加速された生き方でもある。サブタイトルにもあるように、60代からはソロで生きることが大事であることに同感であり、日頃「孤独を楽しむ」ことを実践しているので、後押しされる思いである。本は一部試読しただけだが、久々に同感する本に出合った印象である。

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