1月12日(金)桜島撮影のため、かごしま健康の森公園へ出かけました。
6時57分 雲の多い朝 鹿児島市の最低気温は8.0度
日の出は7時18分、雲が次第に増えて遠い団地の街灯などが瞬いて見える不思議な朝でした。
朝日が桜島の南側斜面に顔を出すのは7時33分頃、南岳山頂火口から緩やかに薄煙が出ています。
7時38分 朝日は雲の帯に隠されている
雲が次々にやって来て、朝日の位置がわからないほどで残念。
8時15分 雲の隙間から光が差し込む
雲がまばらになったので待つうちに、天使の梯子とも呼ばれる光の帯が差し込んできれいでした。
今日1月12日は桜島の日、大正3年(1914年)に大噴火が起こり、流れ出した溶岩が海峡を埋め尽くし桜島は大隅半島と陸続きになりました。
2023年10月12日 鴨池港の新造船と桜島
昨年10月の国体期間中に何度も噴煙を上げましたが、その後はおとなしく今年に入ってからの噴火は1回だけです。
最近の桜島の噴火回数について簡単なグラフを作りました。
2001年以降の年間噴火回数 噴火口は南岳山頂火口と昭和火口
2006年の昭和火口活動再開後は噴火回数が増加し1000回を超える年もあり、2011年には霧島連山の新燃岳でも大きな噴火が発生しました。
昭和火口の活動が低下した2016年からは噴火回数が減少しています。昨年は昭和火口でも40回の噴火が観測されたものの活動は一時的でした。
2010年12月5日 昭和火口夜間撮影
昭和火口の噴火規模は小さいものでしたが、周回道路から比較的近い山腹に火口があり、多くの人が夜間撮影に集まりました。
2013年12月 桜島の昭和火口
夜間撮影の一コマで、緩やかに白煙を上げていました。
1982~2000年の噴火回数
気象台から発表されている噴火回数記録です。判りやすい火山活動の指標ですが、火山灰や火山ガスなど噴出物のデータもあるようです。
今朝の地元紙には大正噴火レベルのマグマが溜まり、大規模噴火が起こると風向き次第で鹿児島市の降灰が1mを超えると書かれていました。
大規模噴火はかなり長い時間スケールで起きるものですが、近い内なのかだいぶ先なのか気になります。
昭和時代の桜島南岳山頂火口の噴火 撮影は二科会会員の住高秀氏
桜島の西側から撮影された夜の噴火です。太い火柱が上がり噴石が中腹にまで飛散する大きな噴火です。
昭和火口では桜島全体に噴石を飛散させるような大規模噴火は発生していないようです。
2024年初日の出
能登半島地震がまさか元日に起こるとは予想もつかないことでしたが、桜島は観測体制が整備されており大規模噴火の前兆は必ずつかめると思います。
これまでも噴火災害により桜島を離れ遠くの地へ移住した人々が多くありました。長期にわたる広域避難計画などが現実味を帯びる日もありそうです。
鹿児島のシンボルとして時々煙を上げる程度なら良いですが、想像を超える大噴火がないことを願うしかありません。
6時57分 雲の多い朝 鹿児島市の最低気温は8.0度
日の出は7時18分、雲が次第に増えて遠い団地の街灯などが瞬いて見える不思議な朝でした。
朝日が桜島の南側斜面に顔を出すのは7時33分頃、南岳山頂火口から緩やかに薄煙が出ています。
7時38分 朝日は雲の帯に隠されている
雲が次々にやって来て、朝日の位置がわからないほどで残念。
8時15分 雲の隙間から光が差し込む
雲がまばらになったので待つうちに、天使の梯子とも呼ばれる光の帯が差し込んできれいでした。
今日1月12日は桜島の日、大正3年(1914年)に大噴火が起こり、流れ出した溶岩が海峡を埋め尽くし桜島は大隅半島と陸続きになりました。
2023年10月12日 鴨池港の新造船と桜島
昨年10月の国体期間中に何度も噴煙を上げましたが、その後はおとなしく今年に入ってからの噴火は1回だけです。
最近の桜島の噴火回数について簡単なグラフを作りました。
2001年以降の年間噴火回数 噴火口は南岳山頂火口と昭和火口
2006年の昭和火口活動再開後は噴火回数が増加し1000回を超える年もあり、2011年には霧島連山の新燃岳でも大きな噴火が発生しました。
昭和火口の活動が低下した2016年からは噴火回数が減少しています。昨年は昭和火口でも40回の噴火が観測されたものの活動は一時的でした。
2010年12月5日 昭和火口夜間撮影
昭和火口の噴火規模は小さいものでしたが、周回道路から比較的近い山腹に火口があり、多くの人が夜間撮影に集まりました。
2013年12月 桜島の昭和火口
夜間撮影の一コマで、緩やかに白煙を上げていました。
1982~2000年の噴火回数
気象台から発表されている噴火回数記録です。判りやすい火山活動の指標ですが、火山灰や火山ガスなど噴出物のデータもあるようです。
今朝の地元紙には大正噴火レベルのマグマが溜まり、大規模噴火が起こると風向き次第で鹿児島市の降灰が1mを超えると書かれていました。
大規模噴火はかなり長い時間スケールで起きるものですが、近い内なのかだいぶ先なのか気になります。
昭和時代の桜島南岳山頂火口の噴火 撮影は二科会会員の住高秀氏
桜島の西側から撮影された夜の噴火です。太い火柱が上がり噴石が中腹にまで飛散する大きな噴火です。
昭和火口では桜島全体に噴石を飛散させるような大規模噴火は発生していないようです。
2024年初日の出
能登半島地震がまさか元日に起こるとは予想もつかないことでしたが、桜島は観測体制が整備されており大規模噴火の前兆は必ずつかめると思います。
これまでも噴火災害により桜島を離れ遠くの地へ移住した人々が多くありました。長期にわたる広域避難計画などが現実味を帯びる日もありそうです。
鹿児島のシンボルとして時々煙を上げる程度なら良いですが、想像を超える大噴火がないことを願うしかありません。