花浄土鹿児島

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2023 川辺町の中山田太鼓踊り 2023/10/21(鹿児島) 

2023-10-23 16:17:54 | 祭り・伝統行事
10月21日(土)肌寒い朝、南九州市川辺町の勝目地区に伝わる太鼓踊りです。

7時49分 竹屋神社 参道での踊り


勝目地区の太鼓踊りは上山田・中山田・下山田の3地区4団体で構成されています。4年に1度交代で,竹屋神社の豊祭(ホゼマツイ)に奉納されるため,「ホゼオドイ」とも言われます。

今年は中山田地区の奉納で、7時40分過ぎから鳥居前の農道で踊りが始まりました。技能実習生として働くインドネシアの青年二人も参加しています。

北西の風で雲が多く肌寒い朝


一般的な祭りよりも開始時刻が早く、夜までかけて川辺町内各地で踊ります。

20日の雨を境に寒気が流れ込みました。21日の最低気温は平年より5度ほど低く、加世田9.6度、鹿児島12.7度、東市来9.0度でした。

美しい着物姿の「中入り」4人


中入りは鉦、小太鼓を手に、花笠と振袖で女装した少年たちです。

7時59分 境内に踊り子が入って来た


踊り子が多く踊りの輪が境内一杯に広がり、後ろに下がる余地もなく私のレンズでは全体の様子をうまく捉えることはできず残念。

境内東側の一部に駐車場が新設され、新車お祓いにも便利だと喜ぶ声が聞かれました。

脇太鼓(ワッデコ)40人ほど


太鼓のバチは木製ではなくワラを加工した太い縄のようなものです。凱旋の様子を表す踊りで、踊り子の背中に武具はありません。

昨年の踊り 上山田太鼓踊り(出陣の様子)


出陣の様子を表すもので、踊り子は武具を背負って大きな動きで踊っています。

ワラを手にして踊る ワラ振り5人


藁の束を両手に持って踊ります。鹿児島県内各地に太鼓踊りが伝承されていますが、ワラを振りながら踊る姿は珍しいものです。

途中で新しいワラに取替


少し腰を落とした姿勢で踊り続けるので、かなり大変だろうと思います。

踊りは終盤へ


踊りは10種類ほどありますが、それぞれは2分以内程度です。

今年はカメラマンが少なめでしたが、雲が多くて境内が薄暗く踊りの前半は写しにくい状態でした。

小間切れではありますが、記録した動画を再生すると鉦と太鼓の音が心地良く、楽しい思い出が増えて感謝、感謝です。

踊りを終えて おにぎり食べませんか


次の会場に向かう前に、おにぎりが配られました。境内を箒で掃除する女性の姿もありました。

8時59分 次の会場へトラック3台に分乗して移動


だいぶ空が明るくなってきました。今年も元気一杯の踊りを見せて頂きありがとうございました。

昨年の上山田太鼓踊りはこちらからご覧ください。
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