2月10日(金)今朝の地元紙に噴気の記事があり、行ってみました。
鹿児島市皆与志町(みなよしちょう) 以下の画像は2月10日に撮影
川路利良大警視誕生の地石碑です。この辺りは道路が狭いところが多いため、道幅が広く確保されている誕生地前に車を止めて歩きました。
皆与志町 中組(なかぐみ)バス停近く
火事など緊急時に知らせるための「鉦」が塔の上に吊るされ、長い梯子もあります。現役でしょうか、昭和の雰囲気が残る風景です。
近くの方に詳しく電柱の場所など教えて頂きました。南日本新聞には「皆与志の農道脇電柱から噴気、地中温度90度原因不明」と書かれています。
鹿児島市は温泉が多く、近隣の郡山地区、伊敷団地にも温泉があり、ある程度掘れば温泉が出てきても不思議のない土地柄です。
かごしま健康の森公園に向かう道では、冬の朝にはいつも側溝から湯気が立ち上っていますと語り合いました。
小鷹神社
帰宅後にグーグルマップで見ると、境内には「中組の田の神様」がおられるようです。次回は立ち寄りたいものです。
南日本新聞記事にあった電柱 上流側から撮影
小鷹神社前の小さな流れを250mほどさかのぼると農道右側にありました。軽トラ道で離合できません。
湧き上がる感じはない
雨上がりでもあり湯気がかすかに立ち昇っていましたが、次々に湧きだす感じはなく泡も見えず、お湯を軽く指先ですくうとかなり熱めでした。
温泉特有の硫黄臭はないものの、かすかに臭気があり長時間留まるのは良くなさそうです。
周囲の草が枯れていると記事にありましたが、ごく一部だけでした。
あちこちで白梅が目立っていた
鹿児島は例年より早く今日「春一番」が吹きました。目的の電柱は新聞記事の通りでしたが、農道が続く山手側へ500m程度歩きました。
農地は耕作放棄地で荒れていましたが、ごく一部はまだ耕作されているようでグーグルマップで見ると所々に耕作地らしきものが見えます。
農道沿いには廃屋が点在し、山手側に石積みが続き、この地に居住した人々の深い労苦を物語っているようでした。
農道外れの山への細道 倒木に塞がれていた
かなり太い木が倒れ、相当な労力を掛けないと除去は無理な感じです。かつて人々が暮らしていたころは薪採取などに使われていたのでしょうか。
私は殆どの人が興味を向けない土地や自然景観に触れることが、昔から大好きです。
日差しは出ないものの朝から気温が高く、鹿児島市の最高気温は19.2度。帰り道は汗ばんで重ね着を後悔しました。
ここにも白梅が残る
おそらく人家が数軒あった名残の白梅と思われます。朽ち果てようとしている廃屋も数軒目にしました。
小川の先にも道は続いていた
山手への農道沿いに電柱は残っていますが生活感のある民家は一軒も残っておらず、噴気の当たる電柱が今後活用されることはなさそうです。
雨で作業通路に水があふれだしていましたが、航空写真を見るとこの先にも少し果樹園などがあるようです。
美しい散ツバキ
雨に濡れて一段と色鮮やかでした。あちこちイノシシが動き回ったような個所も多い中、今も農耕作業が続いているとすれば実に逞しいことです。
電柱の記事をきっかけに、懸命な暮らしの記憶が残る土地を訪れることができました。
日置の畑でアナグマが唐芋を食い荒らすことなど、大した苦労ではないと感じることでした。
<2月14日追記 漏電が原因か>
14日付の南日本新聞によると、電柱の根元からの噴気は電柱の絶縁設備損傷が原因で、地下にアース(接地)した電気が熱源となっていた可能性が高いことが判り、2月11日に九州電力送配電が設備を修理したところ同日中に噴気は消えたとのこと。
再調査で近くの樹木が電線に引っ掛かり、電柱の絶縁器具が損傷しているのを確認。漏電で電柱地下に伸びるアース線に電気が流れ、何らかの原因で雨水などが沸騰。2月11日に木を撤去し、絶縁器具を修理。温泉の期待は消えたものの、原因がわかり地元の方は安堵されたようです。
鹿児島市皆与志町(みなよしちょう) 以下の画像は2月10日に撮影
川路利良大警視誕生の地石碑です。この辺りは道路が狭いところが多いため、道幅が広く確保されている誕生地前に車を止めて歩きました。
皆与志町 中組(なかぐみ)バス停近く
火事など緊急時に知らせるための「鉦」が塔の上に吊るされ、長い梯子もあります。現役でしょうか、昭和の雰囲気が残る風景です。
近くの方に詳しく電柱の場所など教えて頂きました。南日本新聞には「皆与志の農道脇電柱から噴気、地中温度90度原因不明」と書かれています。
鹿児島市は温泉が多く、近隣の郡山地区、伊敷団地にも温泉があり、ある程度掘れば温泉が出てきても不思議のない土地柄です。
かごしま健康の森公園に向かう道では、冬の朝にはいつも側溝から湯気が立ち上っていますと語り合いました。
小鷹神社
帰宅後にグーグルマップで見ると、境内には「中組の田の神様」がおられるようです。次回は立ち寄りたいものです。
南日本新聞記事にあった電柱 上流側から撮影
小鷹神社前の小さな流れを250mほどさかのぼると農道右側にありました。軽トラ道で離合できません。
湧き上がる感じはない
雨上がりでもあり湯気がかすかに立ち昇っていましたが、次々に湧きだす感じはなく泡も見えず、お湯を軽く指先ですくうとかなり熱めでした。
温泉特有の硫黄臭はないものの、かすかに臭気があり長時間留まるのは良くなさそうです。
周囲の草が枯れていると記事にありましたが、ごく一部だけでした。
あちこちで白梅が目立っていた
鹿児島は例年より早く今日「春一番」が吹きました。目的の電柱は新聞記事の通りでしたが、農道が続く山手側へ500m程度歩きました。
農地は耕作放棄地で荒れていましたが、ごく一部はまだ耕作されているようでグーグルマップで見ると所々に耕作地らしきものが見えます。
農道沿いには廃屋が点在し、山手側に石積みが続き、この地に居住した人々の深い労苦を物語っているようでした。
農道外れの山への細道 倒木に塞がれていた
かなり太い木が倒れ、相当な労力を掛けないと除去は無理な感じです。かつて人々が暮らしていたころは薪採取などに使われていたのでしょうか。
私は殆どの人が興味を向けない土地や自然景観に触れることが、昔から大好きです。
日差しは出ないものの朝から気温が高く、鹿児島市の最高気温は19.2度。帰り道は汗ばんで重ね着を後悔しました。
ここにも白梅が残る
おそらく人家が数軒あった名残の白梅と思われます。朽ち果てようとしている廃屋も数軒目にしました。
小川の先にも道は続いていた
山手への農道沿いに電柱は残っていますが生活感のある民家は一軒も残っておらず、噴気の当たる電柱が今後活用されることはなさそうです。
雨で作業通路に水があふれだしていましたが、航空写真を見るとこの先にも少し果樹園などがあるようです。
美しい散ツバキ
雨に濡れて一段と色鮮やかでした。あちこちイノシシが動き回ったような個所も多い中、今も農耕作業が続いているとすれば実に逞しいことです。
電柱の記事をきっかけに、懸命な暮らしの記憶が残る土地を訪れることができました。
日置の畑でアナグマが唐芋を食い荒らすことなど、大した苦労ではないと感じることでした。
<2月14日追記 漏電が原因か>
14日付の南日本新聞によると、電柱の根元からの噴気は電柱の絶縁設備損傷が原因で、地下にアース(接地)した電気が熱源となっていた可能性が高いことが判り、2月11日に九州電力送配電が設備を修理したところ同日中に噴気は消えたとのこと。
再調査で近くの樹木が電線に引っ掛かり、電柱の絶縁器具が損傷しているのを確認。漏電で電柱地下に伸びるアース線に電気が流れ、何らかの原因で雨水などが沸騰。2月11日に木を撤去し、絶縁器具を修理。温泉の期待は消えたものの、原因がわかり地元の方は安堵されたようです。