3月6日(火)午後、霧島連山の新燃岳で爆発的噴火が発生しました。
夕暮の噴煙を撮影するため16時前に出かけたものの、幅広い火山灰の帯に阻まれてうまく撮影できませんでした。
霧島に順次近づいて撮影した画像を以下に掲載します。
16時1分 鹿児島市緑ヶ丘町から 右に桜島 左は新燃岳の火山灰
風向きは北から北東、霧島連山は画面外左側方向です。鹿児島市にもわずかながら火山灰が飛んできました。桜島はおとなしく、殆ど煙が出ていません。
16時53分 鹿児島空港北側の茶畑から 霧島連山方向
16時55分 同じ場所から火山灰の流れていく南西方向
新燃岳から幅広い火山灰の帯が流れてきて、日差しを遮っています。霧島方向からジェット機のような連続音が聞こえました。
17時13分 霧島市牧園町から 中ほど奥は市役所牧園支所
火山灰の雲が広がっていますが、道路に火山灰は目立ちません。ジェット音も聞こえず、車も普通に走っていました。
17時29分 県道沿いの広場から霧島連山方向
近くの渓流音にかき消されているのか、ここでは新燃岳のジェット音は感じられませんでした。
17時41分 霧島市丸尾地区から見えた噴煙
噴煙が上がり新燃岳の位置が判りました。あまり勢いのない噴煙でやがて火山灰の帯に紛れてしまいました。道路には少し火山灰が付いていました。
新湯交差点 高千穂河原方向へは通行止め
えびの高原方向へは通行できますが、高千穂河原方向は通行止めになっていました。道路には粉状の火山灰が積もり、靴底にへばり付きました。近くの旧有料道路料金所跡の作業倉庫前に軽トラックが一台止まっていた以外は、15分間ほどで通過車両が3台。
18時ちょうど 新湯展望台から新燃岳方向 左下は獅子戸岳
この日の鹿児島市の日没は18時19分。夕日に照らされて噴煙が不気味に色付いていました。ここから新燃岳までおよそ3km、噴火に伴う轟音の合間には、ドドドーンという爆発音や、バリバリ、ガキッと大きな岩がぶつかるような音がします。噴煙に隠れて山体は見えず、今にも噴石が落ちてきそうな恐ろしさでした。2011年の大噴火ではすぐ近くに噴石が落下しています。
2011年1月26日の噴火 新湯から撮影 山麓に山火事発生
2011年1月26日に経験した噴火よりも今日の活動は弱いように感じました。噴煙の色が薄く、火口から噴石が飛び出しているような感じではなく、大きな焚火がくすぶっているようでした。薄暗くなっていく新燃岳方向に火は見えませんでした。
18時45分 日没後 霧島岩崎ホテル南側から南西方向の空
霧島神宮方向へ移動して高千穂牧場付近から夜間撮影の予定でしたが、周辺は火山灰が積もり通行止めとの情報もあり断念しました。
画面外左奥には鹿児島空港があります。今日は多くの便が欠航したとのこと。2011年の噴火では風向きが殆ど北西で、激しい噴火は1月26日から27日で実質収束しました。2月1日には大きな爆発で霧島市側のホテルで窓ガラスが破損する被害が出ています。
今回の噴火は3月1日から連続しており、3月6日に爆発的噴火が発生しました。長々とくすぶり続けるのか、ある程度で終息するのか、あるいはさらに活動が激化するのか気がかりです。
<追記>
3月7日 フジテレビめざましテレビニュースから引用
3月6日の爆発状況です。気象庁が韓国岳に設置している監視カメラ画像です。多量の噴煙が画面右側の鹿児島空港方向に流れています。噴火が継続していたので、風下側から近づいても火山灰に阻まれて様子が判らないのも当然でした。夜には火口のマグマが噴煙を照らし出す火映現象が出ているようでした。
夕暮の噴煙を撮影するため16時前に出かけたものの、幅広い火山灰の帯に阻まれてうまく撮影できませんでした。
霧島に順次近づいて撮影した画像を以下に掲載します。
16時1分 鹿児島市緑ヶ丘町から 右に桜島 左は新燃岳の火山灰
風向きは北から北東、霧島連山は画面外左側方向です。鹿児島市にもわずかながら火山灰が飛んできました。桜島はおとなしく、殆ど煙が出ていません。
16時53分 鹿児島空港北側の茶畑から 霧島連山方向
16時55分 同じ場所から火山灰の流れていく南西方向
新燃岳から幅広い火山灰の帯が流れてきて、日差しを遮っています。霧島方向からジェット機のような連続音が聞こえました。
17時13分 霧島市牧園町から 中ほど奥は市役所牧園支所
火山灰の雲が広がっていますが、道路に火山灰は目立ちません。ジェット音も聞こえず、車も普通に走っていました。
17時29分 県道沿いの広場から霧島連山方向
近くの渓流音にかき消されているのか、ここでは新燃岳のジェット音は感じられませんでした。
17時41分 霧島市丸尾地区から見えた噴煙
噴煙が上がり新燃岳の位置が判りました。あまり勢いのない噴煙でやがて火山灰の帯に紛れてしまいました。道路には少し火山灰が付いていました。
新湯交差点 高千穂河原方向へは通行止め
えびの高原方向へは通行できますが、高千穂河原方向は通行止めになっていました。道路には粉状の火山灰が積もり、靴底にへばり付きました。近くの旧有料道路料金所跡の作業倉庫前に軽トラックが一台止まっていた以外は、15分間ほどで通過車両が3台。
18時ちょうど 新湯展望台から新燃岳方向 左下は獅子戸岳
この日の鹿児島市の日没は18時19分。夕日に照らされて噴煙が不気味に色付いていました。ここから新燃岳までおよそ3km、噴火に伴う轟音の合間には、ドドドーンという爆発音や、バリバリ、ガキッと大きな岩がぶつかるような音がします。噴煙に隠れて山体は見えず、今にも噴石が落ちてきそうな恐ろしさでした。2011年の大噴火ではすぐ近くに噴石が落下しています。
2011年1月26日の噴火 新湯から撮影 山麓に山火事発生
2011年1月26日に経験した噴火よりも今日の活動は弱いように感じました。噴煙の色が薄く、火口から噴石が飛び出しているような感じではなく、大きな焚火がくすぶっているようでした。薄暗くなっていく新燃岳方向に火は見えませんでした。
18時45分 日没後 霧島岩崎ホテル南側から南西方向の空
霧島神宮方向へ移動して高千穂牧場付近から夜間撮影の予定でしたが、周辺は火山灰が積もり通行止めとの情報もあり断念しました。
画面外左奥には鹿児島空港があります。今日は多くの便が欠航したとのこと。2011年の噴火では風向きが殆ど北西で、激しい噴火は1月26日から27日で実質収束しました。2月1日には大きな爆発で霧島市側のホテルで窓ガラスが破損する被害が出ています。
今回の噴火は3月1日から連続しており、3月6日に爆発的噴火が発生しました。長々とくすぶり続けるのか、ある程度で終息するのか、あるいはさらに活動が激化するのか気がかりです。
<追記>
3月7日 フジテレビめざましテレビニュースから引用
3月6日の爆発状況です。気象庁が韓国岳に設置している監視カメラ画像です。多量の噴煙が画面右側の鹿児島空港方向に流れています。噴火が継続していたので、風下側から近づいても火山灰に阻まれて様子が判らないのも当然でした。夜には火口のマグマが噴煙を照らし出す火映現象が出ているようでした。