カラスといちごとクロッカスと

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花むしろ

2024年04月03日 08時00分00秒 | キンポウゲ科
2024.03.17撮影

これは、キンポウゲ科のアネモネ・ブランダ(Anemonoides blanda)です。前回、取り上げました(アネモネ・ブランダ - カラスといちごとクロッカスと)。色は、白〜ピンク〜紫〜青と幅がありますが、この画像のような藤色(と言う?)が一般的です。

花むしろになって咲くと、次のように見えます。すべて、今年の3月17日の撮影です。



今年は、ピンク系・赤み系が見当たらないような気がする・・・ピンク系・赤み系、というのは、次のような色です。こういう色は、元々、多いわけではありませんけど

 
2006.03.27撮影               2023.04.04撮影

次の画像に写っているピンクの花は、アネモネ・ブランダではありません。ツルボ属(Scilla)の
ひとつで、通称はチオノドクサ、学名は Scilla forbesii「フォーブズのシラー」です。チオノドクサの花の色は、通常、青〜紫色ですが、これは、ピンクの園芸種で、通常のチオノドクサより大きいです。その名も「ピンク・ジャイアント」。

2024.03.17撮影

丈の低い花が畳のように広がって咲いているのを「花むしろ」といいますが、「むしろ」は漢字で「筵」です。でも、このような漢字を日常使うことはないので、「むしろ」とひらがなにしました。

でも、なぜ、「むしろ」になったのでしょう。わたしなら、「花ござ」と言いたいです。でも、「花ござ」というのは、模様を織り込んだござのことをいうので、避けられたのでしょうか。「花ござ」の方が、「花むしろ」より、美しく響きません?

 
2024.03.17撮影               2024.03.17撮影

うちには、アネモネ・ブランダの花むしろが2ヶ所にありました。でも、今年は1ヶ所だけのようです。例年よりずっと早く咲き出したし、今年は植物は不思議なことばかり。

去年(2023年)は、観測史上、世界的に見て最も気温が高かったそうです。今年(2024年)は、去年を上回ることが、もうすでに見越されているそうです。

アネモネ・ブランダは、明るい時には、上の画像のように、花びらを大きく広げます。でも、暗い時には、花を閉じ気味にして、「眠り」ます。明るくなると、また開きます。(中にはね〜〜、下の画像で見られるように眠りたがらない花もいるのよ、幼稚園のお昼寝の時間みたいだ。)

 
2024.03.20撮影               2024.03.20撮影

それでは、花の開いているところをもう一度ご覧ください。


2024.03.15撮影


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